【鰤】ブリテン【典】at CLASSICAL
【鰤】ブリテン【典】 - 暇つぶし2ch300:298
06/01/06 00:02:47 kGvpgTnj
>>299

なーるほど。ではこの週末にCDを聴き比べてみるとしよう。

301:270  また…?
06/01/06 00:39:53 EONUC969
って言われると思うんだけど、日本側の資料じゃダメ?>>296
    
  昭和十四年三月二十四日  
                紀元二千六百年奉祝会長 公爵 徳川家達
外務大臣有田八郎殿
     紀元二千六百年奉祝楽曲ノ件
(略)友邦国民ノ心カラナル祝詞ヲ言葉ナラザル言葉タル音楽ニ依リテ受クル(略)祝典ニ寄セル
管弦楽曲ヲ本会ニ寄セラレ度キ(略)  
要綱
一、楽曲形式  管弦楽曲(合唱付ニテモ可)
 交響曲/交響詩曲/交響組曲/序曲/行進曲
一、演奏時間
 楽章ヲ分ツ場合ハ一楽章十五分乃至二十分程度、楽章ヲ分カタザル場合ハ
 三十分乃至四十分以内
一、楽曲数
 一ヶ国ニ付一曲(形式五種ノ内一種選択ノコト)
一、経費
 必要アル場合ニハ本会ニ於テ左ノ区分ニヨリ所要実費ヲ負担ス
 一 交響曲、交響組曲、交響詩曲  一万円以内
 一 序曲 五千円以内
 一 行進曲 二千円以内
   
読みにくくてごめん。上の文章に沿って依頼されたんだろうけど
具体的な指示は、これだけ。
テーマ、曲調に関する指示は無い…



          

302:270 しかもまだ続くし…
06/01/06 01:11:26 EONUC969
おまけに、具体的な依頼文も無い…>>296さん、やっぱこれじゃダメ?
鰤の場合NYに居た為、英外務省を通さず
「祝典ノ意義其他ニ関スル打合セハ直接本人トオコナワレタキ由ナリキ。」だって。
  
で、わたしがここまで長々書いてきたのはですねえ、
「昭和十五年八月十六日、外務省ヨリ、英国「ブリテン」作曲「交響曲」ヲ転送シ来タレリ。
然レドモ、本楽曲ノ到着遅延シタルヲ以テ、之ヲ演奏スル準備整ハザルト、
本楽曲ハ神武天皇ノ神霊ヲ讃フルノ意味ヲ有スルモノニシテ「奉祝楽曲」ノ内容ヲ有セザル
節モアリ~略~」
   
!!!神武天皇が出てきた~!ってことなんですよ。
ただ、どっから出てきたか、がわかんない。近衛首相の名で鰤に送られた拒絶の
手紙にはそれを理由に挙げてないし…(キリスト教色が強いのと曲が辛気臭いMelancholy
なのが、いかん、と。)
   
鰤は、あのとおりだし…

  

303:名無しの笛の踊り
06/01/06 01:36:51 twi5nBfM
いやー Op.20, 21ではさすがに議論噴出というところだナ~。
ミケランジェロへはいつ行けるのかな~。(とは言うものの週末に
Op.20の聴き比べをするので亀レスとなるのは避けたいが)

304:270ごめん、ミケランジェロ
06/01/06 03:11:34 EONUC969
ただね、気になるのは鰤が>>301を(Boosey&HawkesのHawkesを通して)知ると、
ほとんど即座に”Shinfonia da Requiem”ってタイトルを出して、which sounds
rather what they wold like"って言ってることなんだよ…
   
>>272さんのいうような鰤のくせ?かなぁ。
追悼曲ってのが、頭にあって、だから「追悼曲」プラス反戦曲なんじゃない?
       
つまり、なるべく目立たないように反ファシズムしようとしたんじゃないかと…
火の無いところに煙は立たない…って弱気になってきちゃった。
まぁ目立たないどころか鰤は新聞なんかにも「この曲は反戦争!」って言いま
くってるし、神武天皇なんて一言もいってないんだけどね。
    
日本側が気をまわしてとりつくろったのかも知れないし(言い忘れたけど、引用
は「紀元二千六百年祝典記録」、この大行事を後世に残すぜ!って本)、
British Counsilがヤバイと思って神武天皇を引き合いに出して言い訳したのかも
しんないし…
   
「記録」の編者も、演奏会は「単独の行事の中で最大のページ数を占めている」
のに「ブリテン事件関係の記述の部分は根拠となる史料が掲げられていない」
って言ってるように、もうわかんない……とりあえず曲でも聴くか…

  
    

305:名無しの笛の踊り
06/01/07 17:17:56 sizmDB3x
op.20&21は盛況でありがたい限りだが、その隙に地味な次の曲行ってみよう!
次のop.22は、ピアーズ*だけ*のために書かれた、最初の歌曲だ!

ミケランジェロの7つのソネット(Seven Sonnets of Michelangelo)Op.22[T,p]
(1940/初演1942.9.23ウィグモアホール、ロンドン)
1.あたかもペンとインクで記したように(Si come nella penna e nell'inchiostro)〔ソネット第16番〕
2.ああなぜ私は涙を流し(Ah chi piu dell'io mai)〔ソネット第31番〕
3.お前の美しい眼によってやさしい光を見る(Veggio co'bei vostri occhi un dolce lume)〔ソネット第30番〕
4.私が思うようにお前も(Tu sai ch' io so)〔ソネット第55番〕
5.私の眼に返して、おお流れのそばの泉よ、流れよ(Rendeto agl' occhi miei, o fonte a fiume)〔ソネット第38番〕
6.もし愛が純潔であるならば(S'un casto amor)〔ソネット第32番〕
7.美しい魂よ(Spirto ben nato)〔ソネット第24番〕

イリュミナシオンに続く英語以外の歌詞シリーズで、
イタリア語とあってか、何だかいつもの鰤とちょっと勝手が違うような出だしだ!
希望に満ちた、あこがれを感じさせるような最初の曲や、
ちょいイタオペアリアみたいな2曲目は、曲の成り立ちを思うとちょっと気色悪いといっては失礼だが、
その気のない俺は聴いてて複雑だ!
同じミケ詩ものでもタコ晩年の曲とはえらい違いだ。
3曲目以降は割にいつもの鰤な感じだが、タイトルを見ると何だかな~と思ってしまうぞ!
歌が主役の作りでピアノパートは全体的にやや抑え気味ではあるんだが、
7曲目などの凝った響きは聴き応えがあるぞ!

306:名無しの笛の踊り
06/01/07 17:19:36 sizmDB3x
しか~し、総じてこの曲は、上記のようなこともあってか、俺にはちょっとというかかな~り縁遠い曲だ!
さぞかしクラかっただろう時代背景もあって、鰤の愛もめらめらと燃え上がっていたのかも知らん。

Peter Pears, Benjamin Britten - DECCA - 425 996-2
Peter Pears, Benjamin Britten - NMC - NMCD030
Peter Pears, Benjamin Britten - Pearl - 9177
Justin Lavender, Julian Milford - Carlton Classics - 30366 0056-2
Robert Tear, Philip Ledger - EMI - CZS 5 73995 2
Anthony Rolfe Johnson, Graham Johnson - Hyperion - CDA 66209
Erna Berger, Michael Raucheisen - Koch Schwann - 310582
John Stewart, Martin Katz - Phoenix USA - 129
Philip Langridge, Steuart Bedford - Naxos - 8.557201

307:名無しの笛の踊り
06/01/08 01:42:44 aX90QmWW
>>305さん、いつもサンクス!
私の愛聴盤はDeccaなんだけど、「冬の言葉」とカップリングなせいか、地味というより
グラマラスに聴こえますです…
でもこうやって表にすると、録音が少ないよね。
だれかイタリア人に歌わせてみたい(←単純な考え?)。
     
Deversionsは、このスレが立たなかったら、まともに聴いてなかったと曲。
>>289の「オーケストレーションに難癖」ってあたり、もうちょっと詳しく
教えてくれたらうれしいな~。
だってArabesqueとか、「ムード音楽」っぽい…


308:300
06/01/08 17:56:28 axDT9Gmr
話題が戻ってスマソ

シンフォニア・ダ・レクイエムのCDを探し出して聴いてみた。残念ながらラトル,
ヒコックス,フリードマン(マイナー・・・)しか見つからなかった。
ブリテンとベドフォードのは持ってるはずなんだが・・・

で,第3楽章レクイエム・エテルナムの比較をしてみたが,フリードマン5分30秒,
ラトル6分27秒,ヒコックス7分29秒と,最大約2分の差があったが,
特に曲に変わったところはなく,単に全体のテンポ設定(ヒコックス盤は遅い)に
よる差のように思える。

残念ながら本人のが見つからなかったのでカットについてははっきりしたことは
言えない。あとバルビローリ盤(私は持っていないが)なんかはカットした
スコアを使っている可能性があるので,持っている人投稿よろ。

(しかし第3楽章だけ聴いても良い曲だ・・・)


309:名無しの笛の踊り
06/01/08 19:08:28 axDT9Gmr
引き続いてミケランジェロ

Wジョンソンのものを実に久しぶりに聴いた。それもこのスレのおかげ。
(探していたら同じCDが2枚あるのに気がついた。ショック! まあよくあることだが)

曲については,あまりパッとしない曲という感じ。でも「ソネット」がちゃんと
14行でできていて韻を踏んでいるのを再確認した。

310:名無しの笛の踊り
06/01/09 01:27:06 TR41P9tl
>>309
A.R.JohnsonはPPのようには高音が澄んでないので、地味に聞こえるのかな~?
でも第3曲などは、その分優しい感じがして好き。
    
鰤が来日したとき、これを演奏したんだよね?
NHKで見たとき、よく残ってたと嬉しかった。
でも、あんまり人気がないらしいのは残念…
だってこれ、注文されて作ったんじゃないから、鰤が作りたいように作ったわけで。
     
歌詞はさすがに当人も気にしてたみたい。
作曲してから2年もたって初演したときも、この曲が公衆の前で「冷たい光」に
さらされるのは「むごい事」だと言ってる。
結局は「誰がどう思おうが知ったことか」と、ほとんど自棄になってるとこが
面白いんだけど。
(鰤には度胸がいったと思う。面白いどころじゃないね。ごめん。)
   


311:名無しの笛の踊り
06/01/09 21:16:45 bM+Oulo1
>307
op.22は確かに歌手によってかなり感じが変わるでしょうね。
ディヴァージョンズのヴィトゲンシュタインがつけた難癖っていうのは、
これは誰にでもそういってたらしいですが、
オケ部分の響きが分厚すぎる、みたいなことのようです。
要は左手だけだと音量が足りないので埋もれてしまう、ということでしょうか。

312:307
06/01/10 00:14:53 MCPuJJbC
>>311
そっか、そういうことなら許す!
ヴィトゲンシュタインがわがままを言って、それで「オトナの事情」をにおわせる
改訂、出版になったのかな、なんて思ってた。
サンクス!

313:270:人生相談!
06/01/10 01:54:53 MCPuJJbC
え~と、私は最近激しく鰤天スレに書き込んでおります、当年とって?才の鰤好きで
ございます。どうぞ、よろしくお願いします。
   
あのねえ、実は私は、普段音楽を聴くときにあんまし作曲者の政治的信条だとか、
ましてゲイかどうかなんて意識しないんだけど…
(って、さんざん書き込んでるじゃんと、おっしゃるでしょうが、あれは特例で…)
       
なんだか正直、こうやって舞台裏を書いたことに複雑なもんがあるんすよ。
たとえばOP.20が日本政府に迎合した曲なのか、それともアンチなのかによって、
評価が変わるとしたら。
音楽は、ただ音楽として提示されてることに変わりはないのに、情報が入ってくることで
受けとめかたが変わっちゃわない?。
鰤の場合、社会と関わっていくことが彼のポリシーだったわけで、それが曲に表れるのは
当然のことだと思うけど、あからさまに文章にして皆様に読ましちゃうってのは、ど~よ?
と我ながら思ったわけ。
   
また鰤はオペラとか声楽曲とか、テキストがあるから彼の個人的事情と重ねやすいん
だよね。「戦争レクイエム」なんか特に文学的にとらえられがちで食傷気味でしょ。
最近の人だから資料もいっぱいあるし…
   
鰤天スレの皆様、いかがなもんでしょ?純粋に曲の構造のみ、ってのは鰤の場合難しい
だろうけど、なるべくそうしたほうが、うるさくなくていいのかなぁ…
それとも情報をさらけだしたほうがお役にたてるのかなぁ…
  

    
 
    


314:名無しの笛の踊り
06/01/10 02:12:02 8GPLaZZJ
無伴奏チェロ( ・∀・)イイ!!ね

315:名無しの笛の踊り
06/01/10 02:16:30 8GPLaZZJ
↑聴いたのはTruls Morkだよ

316:名無しの笛の踊り
06/01/10 03:27:22 ZMwmLP4v
>音楽は、ただ音楽として提示されてることに変わりはないのに、
>情報が入ってくることで 受けとめかたが変わっちゃわない?。
確かに器楽曲ではそう思う。オペラは演劇としてどう演出するかみたいな部分
があるから簡単でないけど、それでもピーターグライムズは舞台で上演して
劇的な効果がすごくある傑作と思う。ヴェルディや忠臣蔵と同じように
劇の進行と緊張感の作り方が舞台上にのせて真価が出るという意味。
でも、なぜか世間にはゲイのオペラだとか何とか言いたがる人がいるのだな。
自分は作曲家ゲイであろうがなかろうがどうでも良いと思うけどね。

317:名無しの笛の踊り
06/01/10 05:23:49 yC5r5qH1
堅苦しくなるとつまらないので書きたいことを書きたいように書けばいいんではなかろうか?
実際に作品の背景の情報などは面白いし!
というわけで鰤がピアノ独奏曲をほとんど残していないという意外な事実については、
op.5のところの話なわけだが、op.23は何と2台ピアノのための曲で、
同じ作品番号なのに2曲通してのタイトルがない。

序奏とブルレスク風ロンド(Introduction and Rondo alla burlesca)Op.23-1[2p]
(1940/初演1941,ニューヨーク)
マズルカ・エレジアカ(Mazurka elegiaca)Op.23-2[2p]
(1941/初演1941,ニューヨーク)

この曲の成り立ちが今イチ分からんのだが、曲はどちらもかなり鰤らしさがあって面白い。
ちょいバルトーク「夜の音楽」風味なOp.23-1、
確かにマズルカだが重量感満点のリズムが迫力のOp.23-2、
この2曲、とにかくピアノを鳴らせるような2人が弾いたらかなり面白いんじゃなかろうか?
しかし小曲な上に華やかさがないので、なかなかコンサートなんかではとりあげられないのかもしれない。
最近ソロをやらないアルゲリッチとかラベック姉妹とか、
そのあたりがやってくれないとこの分野ではメジャーにはなれんのだろうが...
ちなみにCDリストにあるGoldstoneさんは>188でも登場しているぞ!

Clifford Curzon, Benjamin Britten - Beulah - 1 PD 14
Op.23-1 only - Clifford Curzon, Benjamin Britten - Pearl - 9177
Stephen Hough, Ronan O'Hora - EMI Classics - CDM 567429 2
Joshua Pierce, Dorothy Jones - Koch International Classics - 7013
Anthony Goldstone, Caroline Clemmow - Olympia - OCD 648
Stephen Hough, Ronan O'Hora - Virgin Classics - VC 7 91203-2

318:名無しの笛の踊り
06/01/10 21:33:08 LnO2eeL4
作品20の「シンフォニア・ダ・レクイエム」は、
バルビローリがニューヨークフィルを振って初演しただけに、
彼のお気に入りのレパートリーでしたね。
録音も複数残っているけれど、自分が一番印象に残ってるのは、
>>250のリストにはない、アムステルダム・コンセルトヘボウに
唯一回1969年に客演した際のライヴかな(テスタメント)。
バルビローリという人は、客演した先のオケを心酔させて、
数々の名録音を残しているけど(BPOとのマーラーとか、
パリ管とのドビュッシーとか、ローマ歌劇場との「蝶々夫人」とか)、
ここでも、オランダのオケが慣れないブリテン作品に
熱演しているのが感動的な記録だと思う。
それにこの録音を聴くと、特にこの曲の
マーラーとの親近性を感じさせる。

作品21の「ディヴァージョンズ」は、
自作自演盤のジュリアス・カッチェンのソロがいいですね。
カッチェンは以前は専らブラームス弾きとして認知されていたみたいだけど、
最近ブラームス以外の録音がまとめて廉価国内盤で発売されて、
再評価されているのは嬉しい。
「ディヴァージョンズ」も、チャイコフスキーの協奏曲1番等との
カップリングで再発されている。

作品23の「序奏とブルレスク風ロンド」「マズルカ・エレジアカ」は、
>>317のリストにはないけど、リヒテルとヴァシリー・ロバノフによる
1985年トゥール音楽祭でのライヴ録音が出ていた(フィリップス)。
ストラヴィンスキーの「2台のピアノための協奏曲」と、
バルトークの「2台のピアノと打楽器のためのソナタ」とのカップリング。
演奏はライヴなので、ちょっとバタバタしたところもあるけど、
ブリテンらしい透明感のある抒情をうまく表現しているのは流石。

319:名無しの笛の踊り
06/01/10 22:50:30 ZMwmLP4v
Opus23-1は鰤天とリヒテルのライブもあります。
(ドビュッシーの白と黒、モーツアルト、シューマンなども併録)
1967年オードバラ音楽祭の演奏で1970年ごろNHKで放送された
ので聞いて長年求めていた失われた音。
何年か前にCD化されたのみて大感激でした。

320:名無しの笛の踊り
06/01/12 19:53:11 PZ1mNz0d
リヒテル盤があるのかあー
それは聴いてみたいな。
現役盤ですか?

321:名無しの笛の踊り
06/01/12 21:17:57 Ykd3cEoL
>>320
リヒテルのロバノフとのフィリップス盤は、
初出以降再発されていないようなので、入手困難かも。
>>319のブリテンとのライヴ(1のみ)は、
Music & Artsから出ているようだけど、
在庫があるのかどうか、ちょっとわからないなぁ。

322:名無しの笛の踊り
06/01/13 11:07:43 j/JiDzYy
今度出るカッチェンのセットで、ラヴェルの左手協奏曲がブリテン指揮
ロンドン響だとHMVのサイトには書いてるけど、そんな音源ないよね?
それとも>>318にあるOp.21と同時に録音されていたのかな?
ケルテスの間違いだと思うんだけど。
URLリンク(www.hmv.co.jp)



323:名無しの笛の踊り
06/01/13 21:12:00 Amg5jMUQ
>>322
HMVのサイトの表記ミスだと思う。
ラヴェルはケルテス盤以外は聞いたことない。

324:名無しの笛の踊り
06/01/14 02:48:54 4TkpIHeh
みなさまCDリストの補完サンクス!そもそも名も無き市井の一鰤好きであるこの俺が、
楽曲紹介なんて大それたことをしちまってもうしわけないんだが、
概して切り込み隊長ってのは勢いだけで必ずしも実力者ってわけじゃないからね!
そういうことで勘弁してくれ!
というわけでop.24は、op.9とは兄弟曲のようなもので、あちらはソワレだったがこちらはマチネだ。

マチネ・ミュージカル(Matinees musicales)Op.24(1941)[Orch][5曲]
(1936)
1.行進曲(March)
2.夜想曲(Nocturne)
3.ワルツ(Waltz)
4.パントマイム(Pantomime)
5.無窮動(Moto perpetuo)

ちなみにこの曲、日本では「音楽のマチネ」という曲名になっていることもあるらしい。
op.9と同じく元がロッシーニなんで、鰤っぽさはあんまり感じられない。
正直俺はあんまり面白くないんだがop.9よりはこっちの方が好きといえば言えるぞ!
コンサートのアンコールなんかでさらっとやったらいいのかもしらんが....

National Philharmonic Orchestra, Richard Bonynge - DECCA - 410 139-2
English Chamber Orchestra, Alexander Gibson - EMI Classics for Pleasure - 4598
Helsingborg Symphony Orchestra, Okko Kamu - Ondine - ODE825-2
New Flemish Symphony Orchestra, Patrick Peire - Rene Gailly - 87062


325:名無しの笛の踊り
06/01/14 02:53:01 f4zGhlUg
くどいようだが「ミュージカル」じゃなくて「ミュジカル」「ミュジカール」

326:名無しの笛の踊り
06/01/15 01:01:28 pG+szvRe
偉大な作曲家にとってマストアイテムと思われる弦四。
我らが鰤もこの分野で最晩年にop.94という重要な作品を残しているが、
op.25は記念すべきその1曲めだ(初期に作品番号なしの弦四が2曲あるが)!

弦楽四重奏曲第1番ニ長調(String quartet)Op.25[SQ][4楽章]
(1941/初演1941.9.21ロサンゼルス クーリッジ弦楽四重奏団)
1.Andante sostenuto: Allegro vivo
2.Allegretto con slancio
3.Andante calmo
4.Molto vivace

アメリカの大金持ちで音楽愛好家のクーリッジ夫人というひとの委嘱でできた曲だ。
このクーリッジさん、室内楽振興に力と財を注いだ方だそうで、
プーランクなどは、独奏楽器とピアノのためのソナタを全部クーリッジさんに捧げている。
鰤とピアーズが仲睦まじくアメリカ滞在中の曲だが、この時期に鰤は詩人ジョージ・クラッブを知り、
特に長編詩「自治町村(The Borough)」に強い感銘を受け、これが後のop.33につながるのだが、
音楽的にはop.33と近い時期に書かれたop.36(弦楽四重奏曲第2番)よりも、
こちらの作品の方により相似点が見いだせると、ナクソス版の解説に書いてある。
それは例えば、第1楽章の開始部分がop.33の「夜明け」の間奏曲に、
第3楽章が「月光」の間奏曲に似ている、といった具合だ。
なるほど言われればそうかという気もするが、
それはともかくこのop.25は繊細な美しさをもった佳曲だと思うんだが、俺は大好きだ!

Sorrel Quartet - Chandos - CHAN9469
Alberni Quartet - CRD - CRD 3351
Britten Quartet - EMI - CMC5
Belcea Quartet - EMI - 5579682 2
Maggini String Quartet - Naxos - 8.553883

327:270
06/01/17 01:20:31 1nSU9AYI
>>316さん、どもども。
サンクスレスが亀ですんません。
これからもどうぞよろしくお願いします。
    
>317この曲の成り立ちが今イチ分からんのだが、…ということなので
     
Mazurkaのほうには”In memoriam I.J.Paderewski"という献辞がついてまして、
つまりポーランドの高名なピアニストで首相も務めたパデレフスキ(ドイツの侵略
によりN.Y.に亡命していた)の死に際して書かれたもの。(だからMazurka)
        
41年6月に亡くなった彼の追悼のためピアノ曲集を出す企画があったんだけど、
なんと!
出版社の依頼は”two piano pieces"、これが電報に打たれたとき間違えられたらしく
受け取ったときには"two piano piece"…
    
鰤は2台のピアノのための曲を書いたのでした…!
   
このときにはバルトークやミヨーなんかも曲を書いているんでピアノがお好きな方、
調べてみてね。
で、鰤のも一緒に一冊にして出版されるはずだったんだけど、上のような事情で単独出版
ということになり、すでに作曲していた"Rondo alla burlesca"とまとめた…

Sinfonia da Requiemの誤解説もありえると思っちゃう話だ…
    


328:名無しの笛の踊り
06/01/19 21:41:23 miZ+CKQP
話の途中だけど鰤天だったら
vn協奏曲がいいなイダ・ヘンデルの
昔の東京の艶っぽい感じを連想する

329:名無しの笛の踊り
06/01/21 11:39:05 7/wyRe7k
>>328もちっと詳しく言っておくんなせい。神楽坂?赤坂、それとも新橋あたり?

今日は閉じこもって音楽を聴くのに最適な天気。
Op.25、終楽章なんかすごく格好イイ!
二番、三番が超傑作なもんで、積極的に聴く気がしなかったけど、
いかにも若くて(若書きって意味じゃないよ!)才気ある(小利口って意味じゃないよ!)
音楽家って曲。
実演を聴いたことがないんだけど、開始部分など演奏家によってずいぶん変わりそうだ。
  
それにしても金持ちっていいな。




330:名無しの笛の踊り
06/01/21 15:26:58 6GHahOmk
鋭いね!赤坂だよ昭和30年代はエキゾチックな
国の人々が歩いていたり町中で見かけたから
vn協奏曲は1楽章の途中からテンポが急に遅く
なるところが物凄いエキゾチックで痺れちゃう
ウォルトンのvnソナタも超おススメ!

331:名無しの笛の踊り
06/01/22 00:45:01 WPqYbaSE
Vn協奏曲も弦楽四重奏も聴いたことない…
Vnはやっぱ新しいところでヴェンゲーロフ?
    
四重奏のほうはタワーでベルチャを見つけて迷った。
国内盤のほうが輸入盤より安かったので。
英語力に自信ないし、3番まで入ってるしで魅力的なんだが、
解説が愚にもつかないものとか、ありきたりのブリテン紹介だったら悲しい。
解説が輸入版の英文訳だったら迷わず買うんだが。


332:名無しの笛の踊り
06/01/22 16:11:36 gl3jzjy9
今年はどんな鰤が聴けるんかな、と調べていると、MIDORIがVn協奏曲を…!
…アメリカで。
いつから彼女のレパートリーに?
ぜひ録音もして普及に努めてほしい。
   
>>331ベルチャは安心してお買い上げください。

333:名無しの笛の踊り
06/01/22 17:53:27 /MJ6F4uY
渡辺令子のベルクが良かったから鰤天もCD化して
ほしい。

334:名無しの笛の踊り
06/01/22 19:21:29 vhSEY8JD
>>333

前にも書いたが,以前彼女が大野/東フィルで演奏した録音(秘蔵音源)を
持っていて実に気に入っている。

335:名無しの笛の踊り
06/01/24 06:12:02 FK99ig9c
Bergがでてきたとこで…
    
この曲を初演したBrosaとBarbirolliはもともとBergをNY初演するつもりだった。
ところが既に先を越されていることがわかり、それなら、ってんで、ソ連のMiasakovskyの
協奏曲をアメリカ初演すべく準備していると、ソ連とフィンランドとの間に紛争が起こり、
米ソ関係が悪化。
    
BrosaはBridgeのサークルで鰤を紹介されていたので、それで思いついたらしい。
これなら世界初演だし。
曲自体は、それとは関係なく鰤がイギリスにいる頃から書き進められているんで、
備えあれば憂いなしってことか…?
    
音楽と政治ってものは、なかなか切り離せないもんですね。
ま、Carnegie Hallでの初演は鰤を喜ばせたようだけど。
   



336:名無しの笛の踊り
06/01/24 06:58:52 FK99ig9c
ついでに言うとBeethovenと同じ!と必ず書かれる冒頭のティンパニはスペイン風
リズムなんだとか。
フィナーレを「ラメント」としてスペイン市民戦争と結びつける解釈もある。
  
これが鰤の本来の意図かどうかは、Brosaがスペイン人だったり、先に書いた初演の
いきさつがあるんで、めんどくさくて、よく調べてないが。
すっかり作品番号が前に戻っちゃったけど、とりあえずVivaceがカッコ良くて難しそうで痺れてます…

337:名無しの笛の踊り
06/01/26 17:46:14 zZoSqkbi
作品が地味になってきたからか、
このスレ最近おとなしいね
次盛り上がるのはやっぱ31、33、34だよねきっと

338:名無しの笛の踊り
06/01/26 21:27:20 4LJIR+f1
そうすか~やっぱ地味ですか~
でも、んな事いってたら鰤典なんて、みんな地味…
   
しかし、人がいない!という現実を
「最近おとなしい」
と、美しく言い換えてくれたことには感謝する。
   


339:余談です!
06/01/26 21:50:43 4LJIR+f1
嘆いていても始まらん。
せめて斬り込み隊長さんが戻ってくるまで、なんとかがんばりましょ。
そんじゃ、余談を提供。
   
「鰤典はバーンスタインを殴ったことがある。」
…レナード・バーンスタインを。
…ニューヨークの五番街で。
…鰤が。
   
あんた、平和主義者なんだろ、とツッコミ入れたくなりますが、本人によると
暴力ふるったのは、これが最初で最後なんだそうなので、大目に見てあげて…

340:名無しの笛の踊り
06/01/26 21:57:59 TBx2RO/G
>>339
 出典と原因キボンヌ。
 若い男をめぐる諍いってのはやめてね。

 バーンスタイン最後の録音の1つが鰤というのも奇縁か。

341:名無しの笛の踊り
06/01/26 23:22:06 sWwooXcl
このスレの常連(のつもり。だが斬り込み隊長じゃない)なんだが今年に入ってから
コンサートやオペラに行くのに忙しくてこのスレに書き込む余裕がなかった。別のスレ
(ゲルギエフ)にはときどき書き込んでいたが。

久しぶりに弦楽四重奏曲第1番のCDを探し出して聴いた。Britten Quartetのもの。
私のCDはコリンズレーベルだが,今はEMIから出てるのか? このCDは演奏者名,
録音場所(スネープ・モールティングス)からして最高の組み合わせじゃないかと思う
(実は他のは持っていない。確かLPでアレグリSQなんてのを持っていた記憶があるが)。
まあ演奏も悪くないと思う。とくにこのCDには1931年に作曲された番号ナシの
弦楽四重奏曲や,弦楽四重奏版のシンプル・シンフォニーが入っているので興味がある。

この曲は第一楽章のアンダンテでいつも鳥肌が立つ(微妙にズレてハモらないところ)。
第3楽章がちょっと冗長のように思うが,第4楽章は素晴らしい音楽だと思う。

>>339
面白い話だ。ぜひ続けて欲しい。

バーンスタインの最後の録音はタングルウッドでの(だったと思うが)「4つの海の間奏曲」だった。
この年には日本公演の途中でキャンセルしたため彼の演奏(指揮)を聴けなかった残念な思い出がある・・・。

ちなみに彼はブリテンが亡くなった後に追悼盤としてNYフィルで「イギリス民謡組曲」を出している
(LPで持っている。実家に置いてあるが)。カップリングもブリテンの曲だったと思う
(これまた「4つの海の間奏曲」じゃなかったか?),私が知る限りではこの曲の最初の録音だったと思う。
これまた奇縁。

342:名無しの笛の踊り
06/01/27 02:24:07 3ypCki76
>>341
「バンスタは鰤のこと好きだった」ってことかな?

343:名無しの笛の踊り
06/01/27 08:33:31 VH8YpIEZ
ところでどこまでいったんだっけ?

Op.26 スコットランドのバラード(Scottish Ballad)
Op.27 聖チェチーチア讃歌(Hymn to St. Cecilia)

このへんは聴いたことないなぁ。
次のは大好きだけど。

Op.28 キャロルの祭典(A Ceremony of Carols)



344:名無しの笛の踊り
06/01/27 08:35:03 f1qHtEku
balladはバラードではなくバラッド

345:名無しの笛の踊り
06/01/27 16:14:09 y59rWi8C
やっと次のが出たか~。だが斬り込み隊長はまだ登場してないな。
風邪でもひいているのか?

Op. 27についてはぜひここで討論したい。

一般的には343にあるように「聖チェチーリア讃歌」となっているが,
実は「アメリカ序曲」(American Overture)もOp. 27となっている。

どこかのBiographyも涼しい顔で併記している。

URLリンク(www.classicalarchives.com)

特にラトルのCDでOp.26の「スコティッシュバラッド」とカップリングされている
こともあって何となくそうかな思っていた。

アメリカ序曲は初演が比較的最近(83年ラトル/CBSO)だから,それまで楽譜が
出版されずにいたということなのか?それで番号が重複しているのだろうか。
ちょうどかつてのシューベルトの「グレイト」が7番と言われたり9番と言われたりしていて,
最近になって「8番」となったというようなものか。いずれは誰かが番号を振り直すのか?

346:名無しの笛の踊り
06/01/27 16:27:41 y59rWi8C
>>345 自己レス

訂正 「アメリカ序曲」は "An American Overture" だった。
どうも日本人は冠詞が苦手。


347:399
06/01/28 00:11:23 bNcEGpjT
>>340さん、すんげえ事おっしゃいますねえ。
   
でも原因はね、書かなかったんじゃなくて、書けないんだよ。
だって、鰤さん、語らないんだもの。
「何が原因か、よく思い出せない」んだって…
肩すかしでゴメンね。 
    
しっかし、これは言うまでもないでしょうが、一生一度の、そこまでの怒りの訳を
人は簡単に忘れられるもんじゃな~い!
結局、「大人の判断」で水に流すことにしたんだろうな…
    
大人なのはバーンスタインも同じ。
こんなことがあっても鰤との友好関係は変わらなかったのは、バーンスタインが
寛容だったからじゃないか?  
「A time there was…」の世界初録音は、バーンスタインがやるって約束があって
行われたと記憶する。
実際録音されたときは鰤は死んじゃっていたけど…




348:399
06/01/28 00:59:10 bNcEGpjT
おっと、ソースはブリテン財団のドナルド・ミッチェル氏。
  
だいたい、鰤典とバンスタは距離があったほうが、いい関係なんだと思う。
鰤はバンスタの派手派手しい振る舞いが嫌い、バンスタにしてみりゃ、鰤はお固すぎる。
それでも、互いの仕事は尊敬することができたから良かったが。
    
喧嘩の原因はね、私なりの考え(っていうか妄想)だけど、音楽のことでは無いと思う。
鰤は自分の音楽を批判されたら、ぶん殴るなんて行動にはでないよ、きっと。
めちゃめちゃ傷ついて、殻に閉じこもってしまい、その人は以後シャットアウトだな。
    
バンスタが鰤をからかったんじゃないかね?
たとえば性的なことで。(340さんを嗤えないな、私も相当に下世話。でもバンスタ、やりそうじゃないかい?)
バンスタは軽い気持ちでも、鰤には自分自身を嗤うって感覚はなさそうだからね。
鰤の音楽ってそんな感じ。ユーモアはあっても自分を嗤うには真面目すぎ、真剣すぎ…
…そこが、かわいそうなところなんだよね。
    
ま、真相はわからんってことで。以上、妄想でござんした。   



349:名無しの笛の踊り
06/01/28 17:32:47 D/pIpPWP
鰤好きなみなさんのおかげでこのスレも落ちることなく順調に進んできた!
本当にみなさんには何と感謝していいか。ほんとうにありがとう!
ところでそろそろ、鰤が最も脂ののった時期にさしかかってきた。
たまたまこのスレを見て鰤を食ってみたい!と思ってくれた初心者の方もいらっしゃることだろう。
そうした方々が鰤をまとめ食いするためにどのような音源をそろえるのがいいか考えてみた。

・EMIの鰤箱3つ
・EMIの英国作曲家シリーズの鰤もの
・EMIのラトル2枚組
・ナクソスのコリンズ移籍もの

この辺が基本と思われるが、鰤箱はオケものなんかがあまり入っていないのがちと残念だ。
あと他にいいのがあったら誰か教えてくれ!
上記の他に、おすすめしたいのが本家ナクソスのSUBSCRIBEサービスだ!

URLリンク(www.naxos.com)

これ、19.95ドル(orポンド)払うと、
1年間ナクソス、マルコポーロ、BISの音源がウェブで聴き放題になるぞ!
しかもナクソス盤はライナーも読める。
音質はあまり良くないがどんな曲か聴いてみたいとかそんな程度には十分だ。


350:名無しの笛の踊り
06/01/28 18:07:50 4jpMLP7H
ラトル2枚組みは、鰤のアメリカ時代の曲がメインだから今ちょうど便利。
An American OvertureをOP.27にしてるけどね。
      
>>345
American…は最初は確かに作品番号をもらってた。
なんせCleveland OrchestraのArthur Rodzinskiの委嘱という由緒正しい生まれ
だもの。鰤は録音も期待してたらしいし。
    
ところがなぜか初演はされなかった…別に気に入らなかったってわけじゃないんだけど
どうもSinfonia da Requiemのスコアを手に入れて、そっちのほうが良くなっちゃったらしい。
(この辺推測。はっきりした証拠はないです。)
     
哀れ、宙に浮いた存在に…そのまま出版もされず仕舞い。
鰤がアメリカにスコアを置いたまま帰国してきた事もあって、結局72年まで、
誰からも、鰤自身からさえも忘れ去られていた…
    
Britten-Pears Foundationでは作品番号無しにしているんで、それが公式見解では?



351:名無しの笛の踊り
06/01/28 18:35:02 D/pIpPWP
op.23の2台のピアノのための2曲に関しては>327さんがコメントくださっているが、
op.26は2台ピアノのための協奏的作品だ。

スコットランドのバラード(バラッド)(Scottish Ballad)Op.26[2p,Orch]
(1941/初演1941.11.28 バートレット&ロバートソン(p)ユージン・グーセンス指揮シンシナティ響)

曲は3つの部分からなり、op.19と同じように聖歌や民謡などのメロディをベースにしている。
ラフマニノフみたいに劇的にピアノだけの強奏で始まり、
中間部はお得意の葬送行進曲、最後は技巧的なピアノが華やかに動いて締めくくられる。
正直、鰤のピアノによる協奏的作品は結構聴き応えあると思うんだが、
プロコみたいなメロディの分かりやすさがないのが損をしているような印象だ!
ちなみに初演のバートレットさんという女性はバルビのチェロの伴奏者で、
鰤は彼女にバルビを紹介してもらったらしい。
そのお礼で鰤は2台ピアノの曲をバートレットさん夫妻に書いたとラトル盤の解説にある。
彼女の夫ロバートソンさんはスコットランド人であるため、
この曲でスコットランド民謡を使っているようだ。

Joshua Pierce, Dorothy Jonas, Luxembourg Radio Symphony Orchestra, Ettore Stratta - Carlton Classics - 6701732
Joan Yarbrough, Robert Cowan, Berliner Rundfunk-Sinfonie-Orchester, Paul Freeman - Centaur - 2095
Peter Donohoe, Philip Fowke, City of Birmingham Symphony Orchestra, Simon Rattle - EMI Classics - 73983
Joshua Pierce, Dorothy Jonas, Luxembourg Radio Symphony Orchestra, Ettore Stratta - Phoenix USA - PHCD104

352:名無しの笛の踊り
06/01/28 18:36:33 4bncOiTZ
また、ブリリアントのスレか?
joan儲かっているなw

353:名無しの笛の踊り
06/01/28 21:14:34 D/pIpPWP
2月の鰤コンサート

2006/02/11 浜離宮朝日ホール 14:00 アンサンブル・ナフェア & ブルーノ・パスキエ(ヴィオラ)
ベートーヴェン:弦楽五重奏曲op.29
ブリテン:ラクリメ~ダウランドの歌曲の投影op.48(ナゼ編:ヴィオラと弦楽五重奏版)
ブラームス:弦楽五重奏曲op.111 他
料金/¥5000~4000 問/ソナーレ・アートオフィス03-5754-3102

2006/02/11,12 びわ湖ホール(中) 14:00 青少年オペラ劇場
ブリテン 歌劇「オペラを作ろう!小さな煙突そうじ屋さん」
演/中村敬一 指/児玉宏 管/青少年オペラ劇場室内楽団 出/びわ湖ホール声楽アンサンブル
料金/¥3000 25歳未満¥1500 問/びわ湖ホール077-523-7136

2006/02/14 津田ホール 19:00 悲歌集
林美智子Ms 望月哲也T 福田進一g 佐久間由美子fl
ブリテン:テノールとギターのための「中国の歌」
武満徹:ギターのための12の歌より
ファリャ:7つのスペイン民謡
野平一郎:演劇的組歌曲「悲歌集」(林望:原作・作詩/初演) 他
料金/¥4500 ペア¥8000 問/津田ホール03-3402-1851

354:名無しの笛の踊り
06/01/28 21:15:07 D/pIpPWP
2006/02/18 ティアラこうとう 18:00 オーケストラ・エレティール 第33回定期
指/新通英洋
ブリテン:青少年の為の管弦楽入門
エルガー:交響曲第1番
料金/¥1000 問/エレティール事務局URLリンク(www.eltl.org) manager@eltl.org

2006/02/19 日本大学カザルスホール 14:00 ハギモトハルヒコ 夢 コンサート
松原勝也vn 今井信子va 原田禎夫vc 古部賢一ob カレン・ヴィエルズバS 他
司/マリ・クリスティーヌ
武満徹:アントゥル=タン
ブラームス:弦楽六重奏曲第1番
ブリテン:エレジー
バルカウスカス:夏の暁月(日本初演) 他
料金/¥5000 問/「ハギモトハルヒコ夢コンサート」実行委員会運営事務局03-5478-7924

2006/02/19 札幌コンサートホール(小) 17:00 ミクローシュ・ペレーニ チェロ・リサイタル
J.S.バッハ:無伴奏組曲より
ブリテン:無伴奏組曲第2番 他
料金/¥3500 学¥1000 小中高生¥500 問/札幌コンサートホール011-520-1234

355:名無しの笛の踊り
06/01/28 22:42:15 Z4ZdAOrg
>>353

情報サンクス

エルガーの1番は好きな曲なのでエレティールに行ってみようと思う。
HPを見てみたら招待があったので応募した。ラッキー!鰤ファン終結しないかな。

しかしアマオケで青少年は管が頑張らないと悲惨なものになる恐れがあるが。

煙突掃除は観たことがないので観たいのだが行けないなぁ。その他も1曲聴くためだけに
行くのはちょっと・・・という感じだ。他のコンサートとの兼ね合いもあるし。

356:名無しの笛の踊り
06/01/28 22:57:51 Z4ZdAOrg
>>355 自己レス

「終結」じゃあマズいよな~。「集結」

357:名無しの笛の踊り
06/01/29 02:17:58 t81yc5Lq
O.P26のイギリス初演は、ピアノがClifford Carzonと鰤。(Basil Cameron cond.LPO 1943年7月)
聴いてた人が羨ましい。

358:名無しの笛の踊り
06/01/29 17:38:24 Pn1hNSyJ
カーゾンと鰤なら、モーツァルトでしょう!。
   
と言いつつ、今アメリング&鰤を聴いてるところ。
エ~クスルタ~テ、ユ~ビラ~テ!やっぱイイ!
でももう、こういう演奏って、時代遅れなの?


359:名無しの笛の踊り
06/01/29 20:35:30 ac13BLyw
>>358

>>でももう、こういう演奏って、時代遅れなの?

って、そんなことはない!!、と信じたい。
私は大好き。
鰤指揮のモツは素晴らしいと思う。

360:名無しの笛の踊り
06/01/30 01:39:45 JQml17DI
>鰤のモツは素晴らしい
んだんだ。
40番の第2楽章、あそこまで入り込めるのは鰤大根


361:名無しの笛の踊り
06/01/30 21:52:36 MUWOOufZ
うん、でも他人には勧めにくいよ…
オールドバラのライブが、もう少し音がよけりゃ…
こっそり楽しむ鰤大根…

362:名無しの笛の踊り
06/01/31 08:20:11 K/gzOkca
>>351聖歌や民謡などのメロディーをベースにしている。
  
冒頭はDundee、葬送行進曲にはいってTurn ye to me、Flowers of Forest。
最後はReel、スコットランドの舞曲ですね。Reelはアイルランドかと思ってたが
元はスコットランドだったのか。
   
ネットで元歌が聴けるところが結構あるよ。歌詞もみられるし。
あ、Dundeeだけは分かりにくいかも…歌詞がいろいろだから。
The Cyber Hymnalあたりで探してみてください。(DundeeはTuneの名前です。念のため。)
Dundee,Psalmでも検索できるし。
   
鰤典は、このアメリカ時代からFolk Songs Arrangementをはじめてたけど、
そこには入ってないみたいだ。
とにかくスコットランド風味にあふれたこの曲、実演栄えしそうなんだけどな。
というより、まさにショー・ピース。
ほんとにカーゾンが弾いたんですか、って感じ。


363:名無しの笛の踊り
06/01/31 08:29:51 K/gzOkca
>>351いまさらだが
斬り込み隊長、お帰りなさい&いつもサンクス!

364:名無しの笛の踊り
06/01/31 22:40:15 Izj/u11O
次回の読響の深夜の音楽会(文京シビックホール)の公開録画でシンフォニア・
ダ・レクイエムを演奏する!

URLリンク(www.ntv.co.jp)

確か前々回はヴァイオリン協奏曲(Vn:デヴィッド・ノーラン)を演奏したし,
テレビ番組にしては結構意欲的だな。関東在住の鰤ファンはぜひハガキを出して
集結しよう!


365:名無しの笛の踊り
06/02/02 09:38:27 IaQ2eUCB
情報ありがと~!
風邪に苦しむ私には、なによりのお知らせ。
これの実演、聴いたことないんです。
終結はヤダけど、集結なら、ぜひしたいと思ってます。

366:名無しの笛の踊り
06/02/03 00:14:07 NMqcexRU
>>318さんのお勧め、バルビとコンセルトヘボウのシンフォニア・ダ・レクイエムを
聴きました~。
冒頭から、ただならぬ緊張感があって大満足。良い買い物でした…
でも、これに限らずいつも思うんだけど、プログラムが変。このCDは69年1月22日の
記録だけど、サティと鰤とドボルジャークって、どういう関係が?
三題噺みたいだよ…
   
読響もベートーヴェンとだとか。
鰤はベトが嫌いなんだぞ。


367:名無しの笛の踊り
06/02/04 11:54:56 V/+LhOTG
>自己レス
サティと鰤の間にプーランクを入れ(お友達つながり)、
鰤とドボの間は「鉄ちゃん」(鉄道オタ)でつなぐ。
    
   サティ = 鰤 =ドヴォルジャーク
       ↑   ↑
     プーランク 鉄ちゃん
     
ワーイ!これですっきりした。バルビ先生の意図もよくわかるってもんだ。
鰤の鉄ちゃん度は子供の頃が最高と思われるんで、ドボ教授と並べていいのかが
ちよっと気になるけど。

368:名無しの笛の踊り
06/02/04 11:57:22 F7hynTQ0
ブリテン自身のフランス趣味と渡米でもつながるが。

369:名無しの笛の踊り
06/02/04 14:02:50 V/+LhOTG
おお!「新世界」つながりだね。
全然、思いつかなかったよ…
ん?アメリカというキイワードを持ってくると、三人が簡単につながっちゃうぞ?
サティは「パラード」、鰤は「ポール・バンヤン」「キャバレーソング」を書いてる
もの。
あれれ?バルビ先生ごめんなさ~い!

370:名無しの笛の踊り
06/02/04 17:39:23 p9PDtgWl
バルビローリとアムステルダムコンセルトヘボウの
CDの解説書によると、実際の演奏会ではもう1曲、
冒頭にヴェルディの「運命の力」序曲が演奏されたらしい。
この前半のプロはバルビローリがバランスを考えて組み立てた
もので、前年のベルリンフィルでも同じ組み合わせで振ったらしい。
ただ、ベルリンフィルでは後半はドヴォ7でなく「運命」だったらしい。

371:名無しの笛の踊り
06/02/05 10:34:15 3jwf4RUY
え~!今度はヴェルディとサティ?
じゃ、女の名前でつなぐ。
ジュゼッピーナはクレリア・マリア・ジョセファ。
シュザンヌ・ヴァラドンはマリ・クレマンティーヌだけど、皆はマリアと呼んでた。
 
ヴェルディ = サティ = 鰤 = ドヴォルジャーク
      ↑      ↑    ↑
   *1マリア  *2プーランク *3鉄ちゃん
   
*1マリアが共通項ってのはかなり苦しいが苦情は受け付けません。
*2アメリカを入れるとなんでもつながるんで、それは禁じ手。
 鰤をフランス趣味と呼ぶのは抵抗がある。どっちかっていえばドイツ趣味でしょう。
*3こっちのほうが、おもしろい。
   
ベトについては、鰤がきらいだと言ってるんで仲間に入れてやらん。
これ以上バルビローリのバランス感覚を追求したらスレ違い!

372:名無しの笛の踊り
06/02/05 11:40:08 3jwf4RUY
このスレの方々は、鰤典に限らず英国音楽ファンでしょうか?
鰤の民謡の編曲についてですが、ヴォーン=ウィリアムズが自分達の世代の民謡の扱いを、
鰤たち若い作曲家のやり方とは違うところがある、と述べていたと思います。
鰤と比較するのにちょうどいいCDありませんか?
ヴォーン=ウィリアムズはともかくマイナーな作曲家になると、よくわからなくて。



373:名無しの笛の踊り
06/02/05 15:23:39 u2a5bfbi
鰤典以外はスレ違いかもしれないけど許して。

>>372
マルコム・アーノルドに「スコットランド舞曲集」「コーンウォール舞曲集」などがあるよ。

↓試聴ドゾー(自分は9~12の「スコットランド舞曲」が好き)
URLリンク(www.amazon.com)

374:名無しの笛の踊り
06/02/05 16:44:18 uSEw04gF
戦争レクイエムのスコアゲット。
終わりの方ってこんなに細かいのか、知らなかった。
でもとても美しいスコアだ。

375:名無しの笛の踊り
06/02/05 21:14:09 mFRS4DdS
>>374

かなり前になるが合唱に参加した。イン・パラディズムの旋律は美しいと思う。ソロ,合唱,
児童合唱はそれぞれ拍が違っていてスコアの縦線が微妙にズレていたという記憶がある
(スコアが今手元にないので間違っていたらスマソ)。

376:名無しの笛の踊り
06/02/06 02:29:54 X+JBLzCC
ブリテン指揮の名演は何でしょうか?自作は除いて。

377:名無しの笛の踊り
06/02/06 07:09:20 wNdz2c9T
>>376
そんなにいっぱい聴いているわけではないが、リヒテルとのモーツァルトピアノ協奏曲第27番、同じくカーゾンとの27番、20番は良いと思う。音楽の自然な呼吸、肩肘張らない緊張感とでもいうベ物がある。

378:名無しの笛の踊り
06/02/06 07:13:16 6soS95b8
大曲でエルガーのオラトリオ「ゲロンティアスの夢」の録音がある。

379:名無しの笛の踊り
06/02/06 08:26:22 zM6iGJkF
>>373レスありがとうございます。
ヴォーン・ウィリアムズの言葉はN響のPhilharmony(99年)で岸波由希子氏が紹介
していたものです。
「我々、民謡編曲運動の旧弊家は轍(わだち)にはまってしまったのか。もしそうなら、
ベンジャミン・ブリテンやハーバート・ムリルのような血気盛んな若駒に引っ張り
出して貰うのもよいだろう。我々は民謡の一面を、彼らは別の面を見ている。…」
    
岸波氏は、鰤典の編曲について「素朴な旋律に施された伴奏は、海外の新しい音楽の
流れを敏感に感じ取った独特の和声感に支えられていた。伝統的な枠の中で民謡を
とらえていたヴォーン・ウィリアムズなどには衝撃的だったのだろう。」と述べています。
   
当方は鰤典の編曲を聴いて、やたら洗練されてるな、やっぱりリサイタル用だから?
「伝統的な枠」って、これと反対に民謡の野趣を重んじて、原型を壊さないように
するってこと?程度の感想しか持ち得ないんで、なにか実際に聴いてみたいと
思いまして…。
英国音楽ファンの方は鰤典の編曲を聴かれて、どう思われますか?
長文すみません。

380:名無しの笛の踊り
06/02/06 23:05:51 cbf+eZLd
>>376
エルガー「序奏とアレグロ」

381:名無しの笛の踊り
06/02/09 19:50:04 zuU3dMB3
>>14
聴きました。
いい曲でした。

382:名無しの笛の踊り
06/02/10 00:02:08 ESTEvAL5
リヒテルのインタビューを元に資料映像と演奏を配した「エニグマ」ってDVDに、
オールドバラでリヒテルと鰤がモーツァルトの「2台ピアノ」を弾いてる映像が入ってた。
ほとんどブッツケ本番だったってナレーションだったけど、なかなか楽しそう。

383:ブリテン初心者
06/02/10 11:40:54 HoWBSu+M
デッカの鰤箱第1巻ゲット!!
って、ブックレットには対訳どころか歌詞すら載ってないんですかorz
ビリー・バッドから聴いてるけど何が何だか……

384:ブリテンファン歴30年
06/02/10 18:27:52 GhUXRwKp
>>384

そうなんですよね~。Boxは安い代わり何も付いてない。

あらすじなら

URLリンク(www.classic99.com)

URLリンク(www.losangelesopera.com)

にあるけどね。

しかし切り込み隊長が不在でなかなか進まないな~。このあたりはあまり得意な
分野じゃないので私にも進めにくい。次は Op.27 Hymn to St Cecilia
なんだけど誰か進めてくれないかなぁ

385:名無しの笛の踊り
06/02/10 20:33:41 QxA5nrIk
op.27 聖チェチーリア讃歌
op.28 キャロルの祭典
op.29 前奏曲とフーガ(18声の弦楽オーケストラのための)
op.30 祝祭カンタータ「キリストによりて喜べ」
op.31 セレナード(テナー、ホルンと弦楽のための)
op.32 祝祭テ・デウム
op.33 歌劇「ピーター・グライムズ」
op.33a 四つの海の間奏曲(「ピーター・グライムズ」から)
op.33b パッサカリア(「ピーター・グライムズ」から)
op.34 青少年のための管弦楽入門

ここまで範囲を広げれば、山ほど語れるだろう。

386:名無しの笛の踊り
06/02/10 22:21:27 e8beUU++
明日は切り込み隊長来る予感

387:名無しの笛の踊り
06/02/11 15:05:04 iNilnEh0
こんな俺でも待ってくれてるひとがいるなんて感謝感激だ!ありがとうみなさん!
>345、>350さんの指摘の通り、鰤のop.27は2曲あるように見える場合がある。
それは次の曲にもop.27の番号を振っている場合があるからなのだが
(公式?にはop.27は「聖チェチーリア讃歌 」)、

アメリカ序曲(An American Overture)Op.27(?)[Orch]
(1941/初演1983.11.8 バーミンガム、タウンホール ラトル指揮バーミンガム市響)

>350さんの通り、この曲はロジンスキー&クリーヴランド管の委嘱で、
最初「Occasional Overture」として作曲されたが、なぜかお蔵入りしてしまい、
鰤が1942年に米国から英国へ戻る際に、スコアも置いてきてしまった。
1976年にスコアが出てきて、自筆譜を見せられた鰤は、
よくわからんが自分の曲であるらしいということは認めた。
83年になってラトルが初演する際に、
後に書かれたOccasional Overture op.38と混乱するのを避けるために、
「An American Overture」にリネームされた、とラトル盤の解説にある。
曲はちょっとラヴェルのボレロを思わせるところがあって、結構というかかなり面白いぞ!

BBC Philharmonic Orchestra, Richard Hickox - Chandos - CHAN9487
City of Birmingham Symphony Orchestra, Simon Rattle - EMI Classics - 73983
New Zealand Symphony Orchestra, Myer Fredman - Naxos - 8.553107

388:名無しの笛の踊り
06/02/11 15:46:10 iNilnEh0
>385さんの書き込みの通り、ここから先が鰤のかなーりオイシイ時期だ!
先を急ぎたい気持ちも分かるが、ここはじっくりみなさんと共に楽しみたいと思うぞ!
というわけでモノホンのop.27は、次のop.28と並ぶ屈指の人気曲だ。
この2曲は鰤とピアーズが米国から英国へ戻る船旅の途中に完成したらしいが、
この戦時中の船旅、途中船火事にあったりして大変だったらしい。
もしここで万一鰤が...と思うと後の傑作の数々が大西洋の海中に沈んでしまったことになるわけであるから、
無事に英国へ戻れて本当に良かったと今更ながらに俺は思うんだ!

聖チェチーチア讃歌(Hymn to St. Cecilia)Op.27[混声cho(2S,A,T,Bs)]W.H.オーデン詞
(1942/初演1942.11.22 レスリー・ウッドゲート指揮BBCシンガーズ)

1. 庭の木陰で(In a garden shady)
2. 私は成長できません(I cannot grow)
3. ああ 耳よ そこから生まれ出るものは(O ear whose creatures)

一応3つの部分からなるがアタッカで演奏される。
10分程度の曲でしかも無伴奏合唱だが、かなりメリハリあって聴き応えがあるぞ!
特に3曲目で突然始まるソプラノソロが絶美じゃないか??

389:名無しの笛の踊り
06/02/11 15:47:58 iNilnEh0
ちなみに聖チェチリアとはキリスト教迫害の時代(2-3世紀頃)に殉教した女性で、
初期キリスト教会の殉教者のうち一番有名な人。
音楽の守護聖人とされ、しばしばオルガンを弾く姿で表される、のだそうだ。

Christ Church Cathedral Choir, Oxford, Frances Kelly, Francis Grier - ASV Quicksilva - CDQS 6030
Finzi Singers, Paul Spicer - Chandos - CHAN9511
Cambridge Singers, John Rutter - Collegium - 119
The Sixteen, Harry Christophers - Collins Classics - 1286
Trinity College Choir, Cambridge, Richard Marlow - Conifer Classics - 75605 51287-2
Monteverdi Choir, John Eliot Gardiner - Deutsche Grammophon - 453 433-2GH
Quink Vocal Ensemble - Etcetera - 1017
Schola Cantorum Oxford, Mark Shepherd - Guild - 7139
Corydon Singers, Matthew Best - Hyperion - CDA 66333
St. Thomas Men and Boys' Choir, Gerre Hancock - Koch International Classics - 7030
St. John's College Choir, Robinson - Naxos - 8.554791
Robert Shaw Festival Singers, Robert Shaw - Telarc - CD80408
St. Paul's Cathedral Choristers, Terry Edwards - Virgin Classics - VC 7 90728-2

390:名無しの笛の踊り
06/02/11 16:28:06 iNilnEh0
次のop.28、これについてはいまさら俺が書けることなんて、な曲なんだが、

キャロルの祭典(A Ceremony of Carols)Op.28[B-S,児童cho,hp][11曲]詞=グレゴリオ聖歌,16-17世紀のキャロル
(1942/初演1942.12.5ノーリッジ・キャッスル T.Bローレンス指揮フリート・ストリート合唱団)

1.入場(Procession)
2.来たれ喜びよ!(Wolcum Yole!)
3.比ぶるバラもなし(There is no rose)
4a.かの幼児(That yonge child)
4b.こもり歌(Balulalow)
5.四月の朝露のように(As dew in Aprile)
6.この小さな嬰児(This little Babe)
7.間奏曲(Interlude)
8.凍てつく冬の夜に(In freezing winter night)
9.春のキャロル(Spring Carol)
10.神よ感謝します(Deo Gracias)
11.退場(Recession)

ちょっと俺のしょうもない思い出を聞いてくれ!
かつて俺は惚れた女をクリスマスイヴにデートに誘った。そろそろ勝負したい頃だった。
女は青山にある大学(wに通っていた。俺は夕方車で迎えに行き彼女を乗せると、
青山通りを表参道に向った。そこで俺はop.28をかけた。女はイヴっぽいねと言った。
表参道交差点を左折するとイルミが別世界のようだった。そこでop.28は2曲目になった。
あの美しいハープに伴われて天上から声が降ってきた。俺は背筋が震えた。
隣の女を見ると頬に涙が流れているのが見えた。俺はやったと思った。
やれる、今夜はやれると確信した。だができなかった。それだけのことなんだが。
それ以来op.28は俺の中で、「だができなかった」という言葉と共に思い出される曲になった。

391:名無しの笛の踊り
06/02/11 16:28:46 iNilnEh0
この曲、もとはハーピストのカルロス・サルツェードにハープ協奏曲を書いてくれと頼まれて、
鰤が船にハープのマニュアルを持ち込んだのがきっかけでできた、
と俺の愛聴盤マーロウ盤の解説に書いてある。
ハープ協奏曲も聴いてみたかった気もするが...

King's College, Cambridge, Stephen Cleobury - ARGO - 433 215
Christ Church Cathedral Choir, Oxford, Frances Kelly, Francis Grier - ASV Quicksilva - CDQS 6030
Morriston Boys' Choir, Maria Korchinska, Ivor Sims - Beulah - 1 PD 14
Philadelphia Singers, Michael Korn - BMG/RCA Victor - 9027 7787 2?
Finzi Singers, Susan Drake, Paul Spicer - Chandos - CHAN9598
The Sixteen, Harry Christophers - Collins Classics - 1370
Trinity College Choir, Cambridge, Frances Kelly, Richard Marlow - Conifer Classics - 75605 51287-2
King's College, Cambridge, Osian Ellis, David Willcocks - EMI - CDC7 47709
Christ Church Cathedral Choir, Oxford, Pitz, Burgomaster - Four Winds - 3011
Westminster Cathedral Choir, David Hill - Hyperion - CDA 66220
Toronto Children's Choir, Jean Ashworth Bartle - Marquis Records - 133
Toronto Children's Chorus, Judy Loman, Jean Ashworth Bartle - Marquis Records - 133
New London Children's Choir, Ronald Corp - Naxos - 8.553183
Boston Cecilia, Donald Teeters - Newport Classics - 85619
Morriston Boys' Choir, Maria Korchinska, Ivor Sims - Pearl - 10002
Rochester Cathedral Choir, Jane Lister, Roger Sayer - Priory Records - 584
San Francisco Choral Artists, Ralph Hooper - Reference Classics - 21
Finchley Children's Music Group, Wilks - SOMM Recordings - SOMMCD212
Westminster Abbey Choir, Martin Neary - SONY Classical - SK62615
Indianapolis Children's Choir, Beverly Westner-Hoehn - VAI Audio - 1130

392:名無しの笛の踊り
06/02/11 21:52:14 XUfby8lf
>>390
それが「彼女」じゃなくて「彼氏」だったらイケただろうに・・・

393:名無しの笛の踊り
06/02/12 03:45:56 /7R4RCr+
この航海の間、JazzのBenny Goodmannのための曲も書いていた。
働き者ですね。
すごく面白そうなのに未完に終わったのは残念。
swingしてたかな?

394:名無しの笛の踊り
06/02/16 16:30:12 AZxIMXaU
保守

395:名無しの笛の踊り
06/02/16 20:46:08 h80aPcLp
言われるほどブリテンは保守的ではない。

396:名無しの笛の踊り
06/02/16 20:50:30 OO3Ggah5 BE:455064858-
ブリーデン ブリーデン ブリーデンデンデデンデン では?

397:名無しの笛の踊り
06/02/16 22:10:26 pqa402un
カーリューリバーとかは前衛的ですね。

398:名無しの笛の踊り
06/02/16 23:43:12 nZqcqsIk
キャロルの祭典盛り上がらんね!
合唱曲はあんま人気ないのかな??

399:名無しの笛の踊り
06/02/17 08:45:49 OIdP+uNg
キャロル好きですよ。
でもあれこれ議論したくなるような曲じゃないかも。
教会で聴きたいね。

400:名無しの笛の踊り
06/02/18 16:57:15 T+FyE2YM
キャロルの祭典をセックスのムード作りに使うとは。
日本のクリスマスイブは性夜だとよく言われるが、あんな純粋な曲を
セックスのBGM並みに扱うなんてのは度が過ぎると思う。
葬式で結婚行進曲を、病院の待ち合いでレクイエムを流すほどの節操の無さ。
「できなかった」のも当然の帰結だろう。

401:名無しの笛の踊り
06/02/18 18:43:56 RRG7IwnM
なんかすごいひとが来たぞ

402:名無しの笛の踊り
06/02/18 19:23:06 /c2Ehm5E
というわけで純粋な音楽をセックスのBGM並みに聴いてはいけないという教訓を胸に、
お次のop.29いってみよう!

前奏曲とフーガ(Prelude and fugue)Op.29[弦楽]〔18声の弦楽オーケストラのための〕
(1943/初演1943.6.23ロンドン)

1. 前奏曲(Prelude) Grave
2. フーガ(Fugue) Allegro energico
3. 終曲(Coda) Grave come prima

鰤好きにはおなじみボイド・ニールオーケストラ創立10周年の記念にできた曲で、
18あるフーガのパートは団員それぞれに割り当てられているらしい。
鰤にはありがちな、極めて厳格な和声進行で書かれているようだが、
その辺に詳しい方にどう厳格なのか解説してもらえるとうれしいぞ!
曲は10分ちょっとで3つの部分からなり、
いかにも鰤らしい深々した内向的な表現の前奏曲で始り、
複雑だが流麗な美しい旋律が途中顔を出し大いに盛り上がるフーガを経て、
前奏曲の変奏による終曲が全体を引き締めて終わる。
この曲も分かりやすい旋律がないので地味な印象だが、
op.10あたりからすると確かな進化が感じられる出来で、フーガはさすがに聴き応え満点だ!

Northern Sinfonia, Richard Hickox - ASV Quicksilva - 6214
Bournemouth Sinfonietta, Ronald Thomas - Chandos - CHAN6592
Camerata Bern, Thomas Furi - Denon - 77409
English Sinfonia, John Farrer - IMP Classics - 6600542
English Chamber Orchestra, Steuart Bedford - NAXOS - 8.557200
English String Orchestra, William Boughton - Nimbus - NIM 1751
London Chamber Orchestra, Christopher Warren-Green - Virgin Classics - VC 7 91080-2

403:名無しの笛の踊り
06/02/18 21:34:49 /c2Ehm5E
3月の鰤コンサート

2006/03/01 東京文化会館(小) 19:00 吉野直子 ハープ・リサイタル・シリーズ第3回 ハープのための名曲
シュポア:幻想曲/ブリテン:組曲/タイユフェール:ソナタ/フォーレ:塔の中の王妃/トゥルニエ:ソナチネ 他
料金/¥5000 学¥2500 問/カジモト・イープラス03-5749-9960

2006/03/04 びわ湖ホール(小) 14:00 びわ湖ホール声楽アンサンブル 第30回定期
若杉弘(指揮) アンサンブルの午後VI
共/多田恵美子p 中村たかしg 村松泰治bs 中嶋俊夫ds 岡本佐紀子p 左成洋子p
ブラームス:愛の歌I・II/ブリテン:5つの花の歌/三善晃:子どもの詩による「子どもの季節」 他
料金/¥3000 25歳未満¥2000 問/びわ湖ホール077-523-7136

2006/03/12 NHKホール 16:00 ウラディーミル・アシュケナージ(指揮) N響 木嶋真優vn
未来へのコンサート<子どものためのスペシャルプログラム>
デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」/ワックスマン:カルメン幻想曲/ブリテン:青少年のための管弦楽入門
料金/¥3500 学¥2000 小中学生¥1500 問/N響ガイド03-3465-1780 Sony Music Foundation 03-3261-9933

2006/03/14 東京オペラシティリサイタルホール 19:00
B→C バッハからコンテンポラリーへ 大萩康司 ギター・リサイタル
J.S.バッハ:プレリュード、フーガとアレグロBWV998/武満徹:フィリオス/ブリテン:ダウランドによるノクターナル 他
料金/¥3000 問/東京オペラシティ03-5353-9999

404:名無しの笛の踊り
06/02/18 21:35:40 /c2Ehm5E
2006/03/15 大阪ザ・フェニックスホール 19:00辻本玲 無伴奏チェロ・リサイタル
Violoncelloの一人旅 バッハから現代まで<フェニックス・エヴォリューション・シリーズVol.41>
J.S.バッハ:無伴奏組曲第3番/ブリテン:無伴奏組曲第2番/コダーイ:無伴奏ソナタop.8
料金/¥2500 学¥1500 問/ザ・フェニックスホール06-6363-7999

2006/03/18 NHK大阪ホール 16:00 春休みファミリーコンサート in NHK大阪ホール
宮川彬良(ピアノ・お話) & アンサンブル・ベガ
デーレ=宮川彬良:すみれの花咲く部屋/宮川彬良:マツケン・サンバII/モーツァルト:ディヴェルティメントK.136/
ブリテン:良い大人と良い子のための室内楽入門 他
料金/¥4000 小中学生¥2000 問/大阪アーティスト協会06-6135-0503

2006/03/26 千葉かずさアカデミアホール 14:00 かずさジュニアオーケストラ 特別演奏会
<「かずさ弦楽セミナー」発表会共演>
指/野口芳久 出/レオン・シュピーラーvn ランソン・ウィルソンfl 百武由紀va 藤村俊介vc 井戸田善之bs 矢野正浩fl
(以上かずさ弦楽セミナーメンバー) かずさ弦楽セミナー受講生
曲/シベリウス:フィンランディア/ブリテン:シンプル・シンフォニー 他
料金/¥無料 問/KJO事務局0438-20-5555

405:名無しの笛の踊り
06/02/18 23:31:24 RRG7IwnM
コンサート情報サンクス
こうしてみると鰤の大曲ってレアレパートリーだな

406:名無しの笛の踊り
06/02/19 10:10:40 8jkmfw4x
そういえば一週間前にびわ湖ホールで「オペラを作ろう」が上演されたんだよね。
行きたかったな。
URLリンク(www.biwako-hall.or.jp)

407:名無しの笛の踊り
06/02/22 01:52:46 RLS4k5zu
レコ芸に鰤の記事見っけ~。
アニバーサリー作曲家のとこ。
あの写真、よくないと思う。(立ち読みだけど)

408:名無しの笛の踊り
06/02/24 22:28:33 w+5nmHr7
保守

409:名無しの笛の踊り
06/02/25 17:04:29 +E0MLQ58
op.30は美しいがどろどろ屈折した内容を持つ合唱曲だ。

祝祭カンタータ「キリストと共にいて喜べ(Rejoice in the Lamb)」Op.30
[高声,A,T,Bs,cho(S,A,T,Bs),org]C.スマート詞
(1943/初演1943.9.21 ノーザンプトン、聖マタイ教会 鰤指揮聖マタイ教会合唱団)

これはキャノン・ワルター・ハッセー師の委嘱で書かれたとのことだが、
このひとは教会の牧師さん?だったようだが、
当時の英国では芸術に関して有力なパトロンであったらしく、
ヘンリー・ムーアの彫刻作品の委嘱なんかも熱心にした人らしい。
詩のクロストファー・スマートさんというひとはちょっと頭のいかれたひとだったらしく、
コトバもヘンだが曲にも屈折した感情が盛り込まれているように聴こえる。
平和を愛する鰤の戦時中の思いが込められているということだろか。
とはいえ最初の合唱はメリハリもあるし、終曲の盛り上がりはなかなか感動的だ!

410:名無しの笛の踊り
06/02/25 17:05:25 +E0MLQ58
またこの曲にはもうひとつ興味深いことがあって、
For I am under the same accusation...で始まる合唱に、
「For Silly Fellow!Silly Fellow!(バカヤロー!)」と呼びかけるところがあるのだが、
ここがDSCHになっていて、これがタコを気の毒に思った鰤のメッセージだという説を、
どこかで見かけたことがある。

Britten Choir, Alfred Calabrese - ACA Digital - 20039
Dale Warland Singers, Dale Warland - American Choral - 123
King's College, Cambridge, Stephen Cleobury - ARGO - 433 215
Finzi Singers, Paul Spicer - Chandos - CHAN9511
The Sixteen, Margaret Philips, Harry Christophers - Collins Classics - 23721 1343 2
Trinity College Choir, Cambridge, Christopher Allsop, Richard Marlow - Conifer Classics - 75605 51287-2
King's College, Cambridge, David Willcocks - EMI - CDC7 47709
The Purcel Singers, Benjamin Britten - EMI - 475 6040
Corydon Singers, Westminster Cathedral Choir, David Hill - Hyperion - CDA 66126
Maria Keohane, Susanna Levonen, Jonas Olofsson, Jonas Holst, Torbjorn Widfeldt - Jem Music - 9167
Saint Thomas Choir of Men and Boys, Gerre Hancock - Koch International Classics - 7030
St. John's College, Cambridge - LONDON - 430 097
St. John's College Choir, Robinson - Naxos - 8.554791
Westminster Abbey choir, Martin Neary - SONY Classical - SK62615

411:名無しの笛の踊り
06/02/26 04:15:41 YpN5nwff
これはPPのお気に入りの曲だったとか。
最初んとこ、かわいいよね。
アルファベットにまで神をみいだす、いかれた歌詞もおもしろいし。
…マジメな話でいけば、これって一種の理想。キリスト教には、こういう事を
勉強してる人もいる。
  
>>410
タコの件は寡聞にして知らんかった。
どこで見たか、思い出したら教えて下さい。
でも、この場合、タコさんを罵倒することにならんのか?








412:名無しの笛の踊り
06/02/26 13:29:24 /3pOkzJh
>>402
鰤の自作自演盤しか持ってないけど、聴き返したらカッコいい曲じゃないか。
Bridge…よりも気に入ったけど、知名度は全然比べ物にならないのが、かわいそう。
   
フーガの基は…とかミソクリディアが…とか、いろいろあるらしい。
でもめんどくさいのでパス!
鰤の自演盤(もちろんDECCA)は、ほかの収録曲もいいので、おすすめですよ。

413:名無しの笛の踊り
06/03/01 15:42:10 6tZbf9q+
もちろんBridge…も名曲なのだが

414:名無しの笛の踊り
06/03/01 23:57:17 bADZrXi1
>>409このひとは教会の牧師さん?だったようだが
  
英国国教会なので「牧師」でいいと思う。
John Walter Atherton Hussey(1909-1985)
オリヴィア・ハッセーと同じ姓ですね。(我ながら古い!)

415:名無しの笛の踊り
06/03/05 12:41:44 2WKV5Tli
保守ついでに鰤漁の報告を…
こんなとこで鰤発見。
エルンスト・ロート著(Ernst Roth 1896~1971)
「プラハからロンドンまで ある音楽出版者の足跡」山田ゆり訳 勁草社1975年
  
ロートさんは、鰤の楽譜を出版してたBoosey&Hawkes社の社長を務めた人。
そして鰤に逃げられちゃった(移籍されちゃった)人。
どうも鰤とは合わなかったみたいである。
と言うか、誰がやっても前任者のRalph Hawkes(22歳の鰤の才能を認めて契約してくれた人。1898~1950)と
Erwin Stein(鰤とPPは父親のように思っていたらしい。1885~1958)の二人に比べれば、献身ぶりが足らん、
と鰤は感じただろうから、しょうがない。
   
鰤には一章を割いてて、さすがに「社長になった翌年に逃げられちゃったよ…。」みたいな愚痴は書いてない
ものの、なんか行間ににじみでるもんが怖い…。
「戦争レクイエム」で大当たりした後だけに、期待してたんだろうと思うと気の毒である。
  
古い本なので図書館でしか読めないと思うけど、シュトラウスやストラヴィンスキーとの交遊もあった人なので
未読の方は、ぜひ。



416:名無しの笛の踊り
06/03/05 13:49:48 y8dMlIVv
op.31は当時まだ21歳だった名ホルン奏者ブレインのために書かれたもので、
俺にとっては鰤ベスト5に入る大名曲だ!

セレナード(Serenade)Op.31[T,hrn,弦楽]C.コットン,A.テニソン,W.ブレイク,B.ジョンソン,J.キーツ詞
(1943/初演1943.10.15 ロンドン、ウィグモアホール ピアーズ(t)ブレイン(hr)ゲール指揮ボイド・ニール管)

1.プロローグ(Prologue)
2.牧歌(Pastoral)
3.夜想曲(Nocturne)
4.悲歌(Elegy)
5.通夜の夜(Dirge)
6.賛美の歌(Hymn)
7.ソネット(Sonnet)
8.エピローグ(Epilogue)

ディスコグラフィには名ホルン奏者の録音がずらっと並んでいて、
どちらかといえばホルン関係の方にとってより有名曲であると思われるが、
曲そのものがすばらしく、特に3曲め「ノクターン」は、
最初の弦が鳴った瞬間にグッとくるほど、俺にはたまらん曲だ!

417:名無しの笛の踊り
06/03/05 13:56:27 y8dMlIVv
この曲は6つの歌曲から成っているが、実は当初7曲用意されていて、
1986年に「さぁ深紅の花びらを閉じて(Now sleeps the crimson petal)」という残りの1曲が発見された。
これがなぜop.31から外れたかは不明だが、単独で聴いてもとても美しい。
以下リストの*のついた盤に収録されているぞ。


418:名無しの笛の踊り
06/03/05 13:57:38 y8dMlIVv
Peter Pears, Dennis Brain, Boyd Neel String Orchestra, Benjamin Britten - DECCA - 425 996-2
Peter Pears, Barry Tuckwell, Strings of the London Symphony Orchestra, Benjamin Britten - LONDON - 436 395-2 (417 153)
Peter Pears, Dennis Brain, Boyd Neel String Orchestra, Benjamin Britten - Pearl - 9177
Peter Schreier, Gunther Opitz, Leipzig Radio Orchestra, Herbert Kegel - Berlin Classics - 9035
Christoph Pregardien, Ib Lanzky-Otto, Tapiola Sinfonietta, Osmo Vanska - BIS - 540
Benjamin Butterfield, James Sommerville, Manitoba Chamber Orchestra, Simon Streatfeild - CBC Records - 5187
Anthony Rolfe Johnson, Michael Thompson, Scottish National Orchestra, Bryden Thomson - Chandos - CHAN7112
Anthony Rolfe Johnson, Michael Thompson, Scottish National Orchestra, Bryden Thomson - Chandos - CHAN8657
Robert Tear, Dale Clevenger, Chicago Symphony Orchestra, Carlo Maria Giulini - Deutsche Grammophon - 74 07 227
*Neil Mackie, Barry Tuckwell, Scottish Chamber Orchestra, Steuart Bedford - EMI - CDC7 49480-2
Robert Tear, Alan Civil, Welsh National Orchestra, Armstrong - EMI - 69522

419:名無しの笛の踊り
06/03/05 13:58:10 y8dMlIVv
Ian Bostridge, Marie Luise Neunecker, Bamberg Symphony Orchestra, Ingo Metzmacher - EMI Classics - CDC 5 56871 2
Ian Bostridge, Berliner Philharmoniker, Simon Rattle - EMI - 7243 5 58049 2 1
John Mark Ainsley, David Pyatt, Britten Sinfonia, Nicholas Cleobury - EMI Eminence - 5 65899 2
*Anthony Rolfe Johnson,David Pyatt,Peter Donohoe - ERATO - 8573-80217-2
Adrian Thompson, Michael Thompson, Bornemouth Sinfonia, David Lloyd-Jones - Naxos - 8.553834
Philip Langridge, Frank Lloyd, English Chamber Orchestra, Steuart Bedford - Naxos - 8.557199
Jerry Hadley, Anthony Halstead, English String Orchestra, Boughton - Nimbus - NIM 1751
Peter Schreier, Slovak Chamber Orchestra, Warchal Bohdan - Opus - 2595
Peter Schreier, Peter Damm, Slovak Chamber Orchestra, Bohdan Warchal - Point Classics - 267242
Martyn Hill, Royal Philharmonic Orchestra, Vladimir Ashkenazy - RPO - 7015
Martyn Hill, Frank Lloyd, City of London Sinfonia - Virgin Classics/ultraviolet - 7 24356 11222 3

420:名無しの笛の踊り
06/03/05 17:03:18 YnwHkw4r
この作品ではホルンに、ヴァルヴを用いない自然倍音を奏することが
要求されている。平均律からも純正律からも音程が外れて聞こえるが、
そのまま修正せずに吹く。

第5曲「通夜」(「通夜の夜」はないと思う)の詩は作者不明だが、
15世紀のボーダー〔(イングランドとスコットランドの)国境地方〕のバラッドである。
この詩による歌曲を、1908年に当時24歳だったアーノルド・バックスが作曲している。
これがバックスの生前に発表されたかは不明で、出版もされなかった。
また、1934年にオーケストラ伴奏に編曲されたが演奏されなかった。

421:名無しの笛の踊り
06/03/05 19:26:56 pybOJEYy
ラトルの国内盤買うと通夜が通夜の夜になるんだよ
演奏はいいんだがな

422:名無しの笛の踊り
06/03/05 23:40:40 NBZ9glxF
DECCAだと「追悼の夜」。角倉一朗訳。(三浦氏かと思ったら違った。)
「通夜」だと日本式の葬式のイメージが重なるので、
この辺が日本語として、妥当なところじゃないでしょうか。
    
>>420
この詩には作曲家を刺激するものがあるのか、Fergusonも。
こっちはバリトンとオケのためのTwo Ballads。(1930)
HikoxがChandosにいれてたはず。


423:名無しの笛の踊り
06/03/10 21:12:27 LMA2BiE9
寂れてきたな

424:名無しの笛の踊り
06/03/10 22:57:23 NQAgIg9e
寂れたのではない。
小休止だ。
また賑わうよ。

425:名無しの笛の踊り
06/03/10 23:39:24 Cb0FWEGV
Op.33まであと少しだ。

426:名無しの笛の踊り
06/03/11 23:58:35 nnZGGNQN
斬り込み隊長さんの言うように、ベスト5に入る名曲なんで、この曲が鰤入門だった
方も多いと思うんだけど、私にとっては鰤というより、PP入門だった~。
    
初めてきいたのは新録音のタックウェル盤だったけど
「どっからこんな、ぴったしのを連れてきたんだ?」って思ったもんです。
連れてきたんじゃなくて、PPの方に合わせて作ったって後から知って、
「なるほど、現代音楽…」
クラシックって、ずっと昔の人が作った曲を、演奏家が、がんばって解釈って
イメージがあったから、作曲家と演奏家が連動して曲を作り出すのを、
みせつけられた感じで結構、衝撃だった。
よく考えりゃ当たり前のこと、ベトだって、誰だって、そうしてきたんだけど、
録音が残ってるってのは、やっぱ違うよ。
あれからだいぶ経って、やっとPPの刷り込みも薄れて他の演奏に手をだすようになった
けど、Dirgeだけは、あの声が好きだな~。


427:名無しの笛の踊り
06/03/12 14:55:07 3ARVlzN0
すんません自分でも鰤ベスト5ってどの5曲かよく考えてなかったんですけど
(そうなの意味ないよって声が聞こえてきそうですが)、
今後の宿題ということで次行ってみよー!

op.32はちょっと箸休め?的な愛すべき小品だ。

祝祭テ・デウム(Festival Te Deum)Op.32[混声4部cho,org]
(1944/初演1945.4.24 スウィンドン)

鰤がop.33の作曲に取りかかっていたまさにその最中に、
スウィンドン(ロンドンから西に200kmほどの所にある村)の教会のために作曲されたそうだ。
曲は短いが曲名の通り明るく親しみやすい雰囲気に満ちていて幸せな気分だ!
全体としては緩-急-緩の3つの部分に分かれているが、
混声合唱のユニゾンで進行してきた曲の最後に、ふっと高声による美しいソロが入ってくる。
こういう場面はop.27とか他の曲でも見られるのだが、
演出として効果的だし、ソロの部分の歌詞には鰤の思いが込められているのかもしれん。

Finzi Singers, Andrew Lumsden, Paul Spicer - Chandos - CHAN9598
The Sixteen, Harry Christophers - CORO - COR 16006
All Saints Episcopal Church Choir, Foster - Gothic - 49097
Corydon Singers, Westminster Cathedral Choir, David Hill - Hyperion - CDA 66126
St. Paul's Cathedral Choir - Hyperion - 66439
St. John's College Choir, Robinson - Naxos - 8.554791
Choir of Clare College Cambridge, Timothy Brown - Regis - RRC 1040


428:名無しの笛の踊り
06/03/16 12:57:00 0LdEdSD1
age

429:名無しの笛の踊り
06/03/19 00:33:49 YShPggSt
あらら~?ちょっと寂しくなってきたんでageとくよ。
   
この前の日曜日、アシュケナージ&N響の「青少年のための管弦楽入門」を
聴いてきた。
春休み子供コンサートだったんで、ちょっとお洒落したお子様が、いっぱい。
うー、騒ぎ出されたらやだ、とまるで時限爆弾が仕掛けてあるのを、みてる
ような気持ちでいたんだけど、意外や意外!
前の席に、まだ幼稚園らしき女の子がいたんだけど、すごい集中力でしたよ。
楽器習ってるらしかったけど子供を馬鹿にしちゃ、いけないね。
  
好きなもんには、正直なんだな~と、ちょっと羨ましくさえなった…


430:名無しの笛の踊り
06/03/19 01:19:19 YShPggSt
「セレナーデ」の話でしたね。
>>420 平均律からも純正律からも音程が外れて聞こえるが、
  
ピアーズ&ブレインの録音が出たとき、プロローグのここを指して、「ブレインが
ミスってる!」という批評が出た…
確かに予備知識がないと、ホルンに無実の罪をきせちゃう人も多いかもね。
実はホルニストさん達は、この曲が嫌いだったりして…。
鰤典は「いんや、楽譜どうりです。ブレイン氏は間違ってません。」って反論して
あげてたけど。
  
CDはさすがに多い、のか、ベスト5にしちゃ少ない、と言うべきか、迷うけど
Pregardien盤なんか聴いてみたいですね。


431:名無しの笛の踊り
06/03/23 13:14:26 01E7qYtu
age

432:名無しの笛の踊り
06/03/24 00:44:38 mISq0279 BE:439539269-#
>>429
結構前だけど俺東京都交響楽団のジョイントコンサートに行ってきたんだよ。









消厨学生騒ぎまくってたぞ~
騒がしい事この上ない。こんなに騒がしいコンサート初めてだ

433:名無しの笛の踊り
06/03/24 00:49:51 mISq0279 BE:284886757-#
因みにこれね
URLリンク(www.tekona.net)

434:名無しの笛の踊り
06/03/24 01:12:05 SwQTlvW0
時代がだいぶ違うよ。
躾がなっていない親や子が今は多いからね。

435:名無しの笛の踊り
06/03/25 12:19:10 f8+fmBZL
>>390
遅レスだが最高だw

436:名無しの笛の踊り
06/03/25 16:36:28 55sRiUA/
このスレにはいないと思うんだが、もしまだ聴いたことがないというひとがいたら、
もう今すぐにでもCD屋で買ってきて聴いてみてくれ!と言いたくなるような作品がop.33だ!

歌劇「ピーター・グライムズ(Peter Grimes)」Op.33[プロローグと3幕6場]M.スレイター台本
(1944~45/初演1945.6.7 サドラーズ・ウェルズ・オペラ)

漁村で疎外され集団の中で孤独に追いつめられていく男を描く、という物語の流れは、
鰤が強い影響を受け師事を願っていたベルクの「ヴォツェック」を思いださせる。
しかしこの作品は物語の各場面を見事に音にして描き出していて、
オペラチックに美しいアリアもちりばめながら圧倒的なクライマックスに至る様は感動的だ!
6つある「間奏曲」には、タコ「マクベス夫人」の影響が見られると言われているようだが、
そうした同時代の傑作の数々の中でも確固とした位置を占める名作だ!
そしてこれ以降、鰤のオペラ時代が本格的に始まることになるのだが、
正直俺はやっぱりこれが一番好きだ!
音楽だけでも聴きごたえ十分だが、DVDで観るとよりグッとくるぞ!
DVDはC.デイヴィスによるロイヤルオペラ公演と、アサートンによるENO公演の2種類出ているが、
デイヴィスのは日本語字幕がついているんだろうか?
サイトウキネン公演や昨年のザルツイースター公演もDVDにして欲しいものだが...

437:名無しの笛の踊り
06/03/25 16:46:12 55sRiUA/
Peter Pears, Claire Watson, James Pease, Jean Watson, Royal Opera House Covent Garden, Benjamin Britten - LONDON - 414 577-2
Excerpts - Peter Pears, Joan Cross, Tom Culbert, BBC Theatre Chorus, Royal Opera House, Covent Garden, Reginald Goodall - EMI - CMS 7 64727 2
Anthony Rolfe Johnson, Felicity Lott, Thomas Allen, Royal Opera House Covent Garden, Bernard Haitink - EMI - CDS754832-2
Philip Langridge, Janice Watson, Alan Opie,London Symphony Chorus, City of London Sinfonia, Richard Hickox - Chandos - CHAN9447/8
Glenn Winslade, Janice Watson, Anthony Michaels-Moore, London Symphony Orchestra & Chorus, Colin Davis - LSO live - LSO0054
Jon Vickers, Heather Harper, Richard van Allan,Royal Opera House Covent Garden, Colin Davis - PHILIPS - 462 847
DVD - Jon Vickers, Heather Harper, Elizabeth Bainbridge, Royal Opera House Covent Garden, Colin Davis - Warner Classics - 0630169132
DVD - Philip Langridge, Janice Cairns, Alan Opie, English National Opera, David Atherton - Arthaus Musik - 100383

438:名無しの笛の踊り
06/03/25 16:47:09 55sRiUA/
4つの海の間奏曲(Four Sea Interludes)Op.33a〔※「ピーター・グライムズ」より〕
(1944/初演1945.6.13 チェルトナム)

1.夜明け(Dawn)
2.日曜の朝(Sunday Morning)
3.月の光(Moonlight)
4.嵐(Storm)

Royal Opera House, Covent Garden, Benjamin Britten - DECCA - 425 659-2
London Symphony Orchestra, Andr? Previn - Allegro - 64736
Bergen Philharmonic Orchestra, Neemi J較vi - BIS - 420
Royal Philharmonic Orchestra, Leonard Slatkin - BMG/RCA Victor - 61226
Bournemouth Symphony Orchestra, Richard Hickox - Chandos - CHAN9221
Ulster Orchestra, Vernon Handley - Chandos - CHAN2402
Ulster Orchestra, Vernon Handley - Chandos - CHAN8473
London Symphony Orchestra, Steuart Bedford - Collins Classics - 1019-2
Concertgebouw Orchestra, Amsterdam, Eduard van Beinum - DECCA - 440 063-2DM
Boston Symphony Orchestra, Leonard Bernstein - Deutsche Grammophon - 2894 31768 2
Minnesota Orchestra, Neville Marriner - EMI - CDC7 49300-2
London Symphony Orchestra, Andr? Previn - EMI Classics - 72658
Royal Liverpool Philharmonic Orchestra, Takuo Yuasa - EMI Eminence - CD-EMX2231
New Zealand Symphony Orchestra, Myer Fredman - Naxos - 8.553107
English Symphony Orchestra, William Boughton - Nimbus - 5450
English Symphony Orchestra, William Boughton - Nimbus - NI 7017
New York Philharmonic Orchestra, Leonard Bernstein - SONY Classical - 7464 47541 2
BBC Symphony Orchestra, Andrew Davis - TelDec - 9031-73126-2
Royal Liverpool Philharmonic Orchestra, Libor Pesek - Virgin Classics - 61195

439:名無しの笛の踊り
06/03/25 16:47:57 55sRiUA/
パッサカリア(Passacaglia)Op.33b[Orch]〔※「ピーター・グライムズ」より〕
(1944/初演1945.6.13 チェルトナム)

Royal Philharmonic Orchestra, Leonard Slatkin - BMG/RCA Victor - 61226
Ulster Orchestra, Vernon Handley - Chandos - CHAN2402
Ulster Orchestra, Vernon Handley - Chandos - CHAN8473
London Symphony Orchestra, Steuart Bedford - Collins Classics - 1019-2
London Symphony Orchestra, Andr? Previn - EMI Classics - 72658
BBC Northern Symphony - IMP Classics - 9129
New Zealand Symphony Orchestra, Myer Fredman - Naxos - 8.553107
New York Philharmonic Orchestra, Leonard Bernstein - SONY Classical - 7464 47541 2
BBC Symphony Orchestra, Andrew Davis - TelDec - 9031-73126-2
Royal Liverpool Philharmonic Orchestra, Libor Pesek - Virgin Classics - 61195

440:名無しの笛の踊り
06/03/25 17:08:05 55sRiUA/
4月の鰤コンサート(国内)

2006/04/30 行徳文化センター 14:00 早稲田室内管弦楽団プロムナード・コンサート  
曲/ブラームス/セレナード第2番、ブリテン/シンプル・シンフォニー、ハイドン/交響曲第99番  
料金/¥1,000 問/広報・遠藤090-7848-3129

441:名無しの笛の踊り
06/03/25 17:12:38 YI0Mjn/q
四つの海の間奏曲 Op.33a (「ピーター・グライムズ」より)
「夜明け」 … 第1幕第1場への間奏曲
「日曜の朝」 … 第2幕第1場への間奏曲
「月の光」 … 第3幕第1場への間奏曲
「嵐」 … 第1幕第2場への間奏曲

パッサカリア Op.33b (「ピーター・グライムズ」より)
    … 第2幕第2場への間奏曲

なのだが、それだけではない。

442:名無しの笛の踊り
06/03/25 17:15:51 YI0Mjn/q
第3幕第2場への間奏曲がオミットされているが、そのことが言いたいわけではない。


【エルガー・ウォルトン】英國音楽スレ op.4【ブリテン・バックス】
スレリンク(classical板:532-537番)

532 :名無しの笛の踊り:2005/05/22(日) 13:06:38 ID:TxIOaIN+
余談
ブリッジは作品よりブリテンが師事していたことで有名だった作曲家でw
ブリテンは「フランク・ブリッジの主題による変奏曲」なる弦楽合奏作品を書いている。

ブリッジとブリテンの対比ということだと、組曲「海」がブリテンの「四つの海の間奏曲」の
下敷きになっているので、聴き比べると面白い。それから、ポール・コレッティや
今井信子のヴィオラ曲集で師弟のヴィオラ作品を聴き比べるとか。

「柳が小川のほとりに斜めに立ち」など、ブリテンがヴィオラ&ピアノ用に編曲している。
今井信子、既出のウィリアムズのCDで聴ける。
オリジナルの小編成オケ版はテイト&イギリス室内管のをおすすめしたいところだが、
どうも手に入りにくそうだ。


533 :名無しの笛の踊り:2005/05/22(日) 21:51:24 ID:OuSsQrZF
ブリッジの最高傑作は、ブリテン


534 :名無しの笛の踊り:2005/05/22(日) 21:55:55 ID:RkiltyKy
>>532
>ブリッジとブリテンの対比ということだと、組曲「海」がブリテンの「四つの海の間奏曲」の
>下敷きになっているので

オペラ(ピーター・グライムズ)の間奏曲を寄せ集めただけで、あつらえたように構成された組曲に
なってしまうというのはちょっとすごい。それとも最初からそれも織り込みずみだったのか?

443:名無しの笛の踊り
06/03/25 17:16:31 YI0Mjn/q
535 :名無しの笛の踊り:2005/05/23(月) 00:04:40 ID:9lx9lNJ9
CHAN 8473


536 :名無しの笛の踊り:2005/05/23(月) 00:09:23 ID:G7YbJC5x
>>535
これか。ブリッジの「海」とブリテンの「四つの海の間奏曲」(とパッサカリア)(とバックスの「海岸で」)
をカップリングしたハンドリー&アルスター管盤
URLリンク(www.chandos.net)


537 :名無しの笛の踊り:2005/05/23(月) 00:14:48 ID:G7YbJC5x
ブリッジ作品が "Seascape","Sea-foam","Moonlight","Storm" の4曲
ブリテン作品が "Dawn","Sunday Morning","Moonlight","Storm" の4曲
構成だけじゃなくて後半2曲は標題までそのままとは。

444:名無しの笛の踊り
06/03/25 17:20:29 YI0Mjn/q
余談
チェルトナムはグスターヴ・ホルストが生まれた街。
ホルスト家はスウェーデン=バルト系の一族だが、祖父の代にこの街へ移り住んだ。

445:名無しの笛の踊り
06/03/25 21:19:31 E/Iwr9nP
NAXOS「日本作曲家選輯」拾五舞目はヤブ久々の快演
スレリンク(classical板:556-564番)

556 :名無しの笛の踊り :2006/03/25(土) 17:46:36 ID:FwkQV/0u
>>555
まぁそれはそれで・・・・
本当は現在進行形の活動も、遺産を守るのも両方支援するのが筋ってもんだから、
そこのところしっかりしてほしい。

ところでブリテンが鎮魂交響曲を紀元2600年に書いたのは
委嘱の際の手紙の英語がヘンだったために、天皇の死を悼む曲
を作ってしまった、なんて話を聞いたのだが、それってホント?


562 :名無しの笛の踊り :2006/03/25(土) 20:27:13 ID:QnscjxiI
>>556
ブリテンの件、俺が覚えている限りでは、最初「ある外国の王朝のため」
に祝典曲を書かないかと言われてOKした後で日本のことと分かったので
わざとめでたくない曲にしたとか・・・(ガセかも知れません)

>>560
妄想でしょう


564 :名無しの笛の踊り :2006/03/25(土) 20:37:56 ID:mA345YXh
>>556
推理してみると
よく日本人がやる間違いが「記念」の意味でmemorialを使ってしまうこと
英語だと「死者の記念」になってしまうわけで、カンチガイ説はあり得る話

446:名無しの笛の踊り
06/03/26 01:54:04 UiwOpUJW
他で話題になってたんだね。
ここじゃ、閑古鳥が鳴いてるというに…
このスレじゃ、食傷気味でしょうが、来てくれる事を期待して。
   
>562
British Councilからの内々の依頼は39年9月。このときに日本からの依頼であること
はわかってた。(No jingoism!)
正式な依頼は日英関係の悪化からか、年を越して4月!
この間、作曲に取り掛かることもできず、待たされている事に苛つきながら、
キャンセルしなかったんだから、嫌々引き受けた…それが原因で…とは思えないなぁ。
   
>564
鰤典はIn memory of my parentsに曲を捧げてるけど、memorialという言葉が
依頼の際に使われたかどうか、は不明。
とにかく、この件は資料が少ないんで。
ちなみに、仲介をしたHawkesは、
the Anniversary celebration of Japanese Empireと。

447:名無しの笛の踊り
06/03/26 02:18:47 UiwOpUJW
おおっと、the 2,600Anniversaryだ。ここが肝心なのにすいません。
   
グライムズは合唱が大活躍ということもあって、生の迫力に勝るもんはないんだけど、
しかし鰤の大曲はレア物…
村のみんなが、ピーターの名を呼びながら追い詰めるところ、怖…。
   
サイトウキネン、舞台が近いホールなんで嬉しかったけど、あれもかなり前の事。
そろそろ、どこかが掛けてもいいのに。
  
  

448:名無しの笛の踊り
06/03/26 14:38:45 nhXdEvHE
>>437
ヴィッカースのグライムズが、DVDになってたとは。
誰か観た人、というより、来日公演観た人、いないか?
   
サー・ディヴィスの新しい盤は一応購入したけど、あんまり聴いてないなあ。
ハイティンクが、一番聴くかな。

449:名無しの笛の踊り
06/03/26 18:32:36 MEtmz/E2
やっとOp. 33かぁ!やっぱり切り込み隊長がお出ましにならないと進まないな。

>>448

来日公演は記録によると79年のロイヤルオペラ(初来日公演?)。
ヴィッカース,ハーパー 他(ディヴィス指揮) 公演は25年以上前で
そのころに既に外来オペラに行けたような人は今はそれなりのトシだろうから
2ちゃんねらーにはあまりいないだろうな。

私もコンサートに行き始めたのはその5年後なのでロイヤルオペラの公演のことは
全く知らない。オペラ仲間には行った人もいてうらやましい限り。

その後は関東地方では演奏会形式のみ(大野指揮東フィル&尾高指揮読響)
前者はオペラコンチェルタンテシリーズの一環。確か3幕への間奏曲の途中が
カットされていて,あら?となったのを記憶している。後者は出張のため行けなかった。

愛知県芸術劇場の開館時に外山指揮でオペラのチクルスが行われたと聞いているが
詳細は不明(知っている人教えて)。

2002年のサイトウキネンには行った(サイトウキネン自体初めて)。主役が歴代の
歌手の歌唱と比べるともう一息だったが,初めての「ピーターグライムズ」実演に感動した。
装置等もイメージにかなり近いものだったのでかなり満足した。

URLリンク(www.saito-kinen.com)


450:名無しの笛の踊り
06/03/26 21:06:47 S8FnoT52
ヴィッカースのグライムズ、観たいなぁ。
俺のイメージするグライムズ像に一番近いのが、
ヴィッカースなんだよなぁ。
ピアーズとかラングリッジは、
どーもインテリ臭さが残っているような気がして、
俺のイメージとちょっと違う。

451:名無しの笛の踊り
06/03/28 11:08:37 E2kLecoI
2006年11月14日のボストリッジのオペラシティリサイタル、
第一部がブリテンの「冬の言葉」だそうです。
<因みに二部は冬の旅の前半12曲から>

452:名無しの笛の踊り
06/03/28 13:37:52 gYUHnQUf
>>451

ヤッター!!

プログラムを知らずにとりあえず予約したが,良かった~!

453:名無しの笛の踊り
06/03/28 23:19:58 ehUFS+ba
さすがにいろいろあって羨ましい4月の鰤コンサート(海外)


01/04/2006 Staatstheater, Groァes Haus, Mainz, Germany
Peter Grimes(Premiere of new production)
Gottfried Pilz, director / Catherine R歡kwardt

06,23/04/2006 Theater, Groァes Haus, Augsburg, Germany
Peter Grimes
Thomas W殤sch, director / Theater Augsburg / Rudolf Piehlmayer
Decor & Costumes: Heiko M嗜nich sung in English

08,12,15,18,20/04/2006 Staatsoper, Hamburg, Germany
A Midsummer Night's Dream
Simon Phillips, director / Hamburgische Staatsoper / Simone Young

10/04/2006 Opernhaus -Opernahus - Foyer, Bonn, Germany
Canticle I "My Beloved is Mine", II "Abraham and Isaac" ,III "Still Falls the Rain"
Mark Rosenthal, tenor / Mitglieder des Beethoven Orchesters Bonn

12/04/2006 Stadthaus, Winterthur, Switzerland
Cantata Misericordium
Orchester Musikkollegium Winterthur / J殲g R殳hi

16/04/2006 Teatro Maestro Padilla de Almeria, Almeria, Spain
Four Sea Interludes
Young Orchestra of Andalucia / Pablo Gonzales

17,18/04/2006 Mariinsky Theatre, St Petersburg, Russia
The Turn of the Screw(Premiere of new production)
David McVicar, director / Mariinsky Theatre / Valery Gergiev

454:名無しの笛の踊り
06/03/28 23:23:26 ehUFS+ba
20,26/04/2006 Opernhaus,Zurich, Switzerland
Peter Grimes
Producer/production David Pountney Conductor Franz Welser-M嘖t GMD

20.27/04/2006 Theater , Groァes Haus, Mainz, Germany
Four Sea Interludes
Philharmonisches Orchester des Staatstheaters / Catherine R歡kwardt

21/04/2006 Theater, Bremen, Germany
A Midsummer Night's Dream
Barrie Kosky, director / Theater Bremen / Florian Ludwig

22/04/2006 Aalto Theater, Essen, Germany
Four Sea Interludes
Philharmonisches Orchester Essen / Pietro Rizzo

22/04/2006 Holy Trinity Church, Guildford, United Kingdom
Saint Nicolas
Ghosts supported by Tormead School Choir & Orchestra

455:名無しの笛の踊り
06/03/28 23:24:00 ehUFS+ba
22,23/04/2006 Musikverein, Groァer Saal, Wien, Austria
Violin Concerto
Benjamin Schmid / Wiener Symphoniker / Wolfgang Sawallisch (cancelled?)

25/04/2006 Stadthalle, Hagen, Germany
Serenade
Dominik Wortig (ten); Stefan Henke (hn) / Philharmonisches Orchester Hagen / Antony Hermus

27/04/2006 City Hall, Glasgow, United Kingdom
Serenade
BBC Scottish Symphony Orchestra / Stefan Solyom

27,28/04/2006 Alte Oper, Frankfurt, Germany
War Requiem
Melanie Diener; Mark Padmore; Stephen Salters
HR Sinfonieorchester; Limburger Domsingknaben; EuropaChor Akademie / Hugh Wolff

456:名無しの笛の踊り
06/03/29 09:41:07 6SxqSKxp
4/4 読響 深夜の演奏会(於:文京シビックホール,指揮:藤岡幸夫)

入場券当たったー! シンフォニア・ダ・レクイエムが聴ける。

この公開録音は前々回にはヴァイオリン協奏曲をやったし,非常に意欲的。
ちなみに今回の前プロはショスタコの室内交響曲Op.110(バルシャイ編)で
メインプロはベートーヴェンのトリプルコンチェルト


457:名無しの笛の踊り
06/03/29 09:42:02 6SxqSKxp
>>456自己レス

「深夜の音楽会」だった。スマソ。

458:名無しの笛の踊り
06/03/29 20:04:20 qvXcsX9y
音楽の夜会?

459:名無しの笛の踊り
06/03/30 22:36:45 7kpBHi8l
作品34マダー!チンチン(AAry


460:名無しの笛の踊り
06/03/31 00:06:16 19TD7Vfp
>>450
もしも、DVDはリージョンが…というなら!
Mad sceneだけなら「JON VICKERS:Four Operatic Portraits」ってのがあるよ~。
84年収録のカナダのテレビ番組(60分)なんだけど、一晩で彼の4役を楽しむという趣向で、
合間に司会が簡単に場面の説明をすんの。

ヘンデルのサムソン、オテロ、フィデリオと歌って、最後がグライムズ。
エレンに呼びかけつつ、右手を虚空に伸ばすヴィッカース…うう…
スタジオではなく舞台収録で、拍手に応える表情も良い。
ヴィッカースはカナダの人だもんねえ。
錦を飾ったってとこでしょうか。
  
余白には、白黒だけど69年のワルキューレ1幕もはいってまーす。(コンサート形式)
  





461:名無しの笛の踊り
06/03/31 00:28:36 19TD7Vfp
ん?全曲DVD、今調べてたら大丈夫そうじゃん?
嬉しい…
買っちゃおうっと!

462:名無しの笛の踊り
06/03/31 00:45:01 XMMsret9
>>461
ヴィッカースのDVD、大丈夫そうなんだ。検討します。

ところで、俺がまだガキの頃、コヴェントガーデンが来日して、
デイヴィス=ヴィッカースで「グライムズ」やったとき、
確か、NHKで放映されたような記憶があるんだけど、
記憶違いかな? 「トスカ」とごっちゃになってんのかな?

463:名無しの笛の踊り
06/03/31 01:02:34 2knoTWQ2
俺の元カノは鰤といえばこれしか知らんと言ったが、
元々カノは曲名は知らなかったが聴いたら分かったというほどの有名曲がop.34だ!

青少年のための管弦楽入門
(Variations and Fugue on a Theme of Henry Purcell -The Young Person's Guide to the Orchestra)Op.34
〔※映画音楽より〕E.クロージャー台本(1946/初演1946.10.15 リバプール)

これの曲目解説はバッチリwikipediaにあるんでそっちを見てくれ!

URLリンク(ja.wikipedia.org)青少年のための管弦楽入門

これって元は『オーケストラの楽器(Instruments of the Orchestra)』(1945)という映画のOST?で、
サージェント指揮ロンドン響が演奏・出演する教育音楽映画のなかの曲だったらしい。
しかしこの曲は最初っから最後まで聴かせどころの連続で、実際演奏も簡単ではないらしいのだが、
最後に主題がフーガで戻ってくるところは何度聴いても鳥肌ものだ!
op.33で「パーセルの再来」と騒がれた鰤、
続くこの曲の主題にパーセルを選びそれでこんな曲を書いちゃうところがすげえよ鰤!

464:名無しの笛の踊り
06/03/31 01:03:27 2knoTWQ2
なんかもっとCD出てそうな気がするんだが...

London Symphony Orchestra, Benjamin Britten - DECCA - 425 659-2
London Symphony Orchestra, Benjamin Britten - LONDON - 417 509-2
BBC Symphony Orchestra, John Barbirolli - BBC Legends - 4013
BBC Symphony Orchestra, John Barbirolli - BBC Legends - 4401
BBC Symphony Orchestra, Leopold Stokowski - BBC Legends - 4402
Bergen Philharmonic Orchestra, Neemi J較vi - BIS - 420
Royal Philharmonic Orchestra, Leonard Slatkin - BMG/RCA Victor - 61226
Bournemouth Symphony Orchestra, Richard Hickox - Chandos - CHAN9221
Concertgebouw Orchestra, Amsterdam, Eduard van Beinum - DECCA - 440 063-2DM
French National Radio Orchestra, Lorin Maazel - Deutsche Grammophon - 15921
French National Radio Orchestra, Lorin Maazel - Deutsche Grammophon - 423 239-2
City of Birmingham Symphony Orchestra, Simon Rattle - EMI - 55394
Minnesota Orchestra, Neville Marriner - EMI - CDC7 49300-2 or CDM7 64300-2
Czecho-Slovak Radio Symphony Orchestra, Ondrej Len?d - Naxos - 8.550335 or 8.550499
London Symphony Orchestra, Steuart Bedford - Naxos - 8.557200
Royal Liverpool Philharmonic Orchestra, Malcolm Sargent - Pearl - 10002
Sean Connery, Royal Philharmonic Orchestra, Antal Dorati - Pickwick - IMPX 9002
BBC Symphony Orchestra, Malcolm Sargent - SERAPHIM - 4XG-60173
Henry Chapin, New York Philharmonic Orchestra, Leonard Bernstein - SONY Classical - 60175
New York Philharmonic Orchestra, Leonard Bernstein - SONY Classical - 7464 46712 2
Royal Philharmonic Orchestra, Andr? Previn - Telarc - 80460
BBC Symphony Orchestra, Andrew Davis - TelDec - 9031-73126-2
Royal Liverpool Philharmonic Orchestra, Libor Pesek - Virgin Classics - 61195

465:名無しの笛の踊り
06/03/31 01:12:25 d7egHGJc
URLリンク(ja.wikipedia.org)

466:名無しの笛の踊り
06/03/31 01:20:01 d7egHGJc

この解説でパーセルの「アブデラザール」が歌劇となっているのは誤りで、正しくは劇音楽。


この曲のオーケストラ編成についてはかねてから気になっていた点がある。

・典型的といえる2管編成だが、ピッコロが加わっている。
 コーラングレ、バス・クラリネット、コントラファゴットは省かれるべきだったのだろうか?

・打楽器群は多彩で、中にはわざわざ「入門」で紹介する必要があるのか?という楽器も
 含まれている。

467:名無しの笛の踊り
06/03/31 01:51:24 19TD7Vfp
>>462
ん~、わかんない。
でも、このときの公演は良かったらしいから、撮ってた事を祈る。
「英国の実力誇示のためにも、これを初日に持ってくるべきだった。」って評を
読んだよ。
>>449さんのお友達も、そんな話が聞ける>>449さんも、いいな。
    
ヴィッカースのグライムズの成功は、こうやって作品が作曲家の手を離れていくんだねえ、
と思うと、感慨深いもんがある…
オテロも歌うヴィッカースの声は、鰤が想定したPPの細身の声とは大分違うもの。
  
それにしても、鰤とPPのグライムズも映像があるはずなんだけどな~。
出てこないな~。
2013年まで待たせるつもりなのかな~。

468:名無しの笛の踊り
06/03/31 03:32:53 s65FxTCu
>>463

数年前に東京の夏音楽祭の一環で,草月ホールで彼の作曲した映画が上演された。
確か誰かの解説があった。

そのときに「オーケストラの楽器」も上演された。もちろんサージェント指揮の
もの。何かピッチが違って聴こえた(古い映画録音のせいか・・・)

あと上演されたのは Night Mail(郵便汽車について)と,Coal Face
(石炭の顔:炭鉱夫の生活について)だった。何かもう1つぐらい上演されたかも
しれないが忘れた。


469:名無しの笛の踊り
06/03/31 07:58:26 +ppR/tW7
>>464
たしかにたくさん抜けてるね。ダブってるのもあるし。
メジャーオケだと小澤とCSO、ハイティンクとACO、プレヴィンとLSO、
オーマンディとフィラ管、ジュリーニとフィルハーモニアなど。

デッカの倉庫にはショルティとCSOの録音も眠っているらしい・・・

470:名無しの笛の踊り
06/03/32 00:14:47 zITUpZD7
ヴィッカースのグライムズ見てますよ。かなり前なので記憶は
やや不鮮明、要は頑固者の漁師という感じ。
NHKでは放映されてないと思う。
ブリテンはヴィッカースのはかなり嫌っていたのですよね。


471:名無しの笛の踊り
06/03/32 00:50:28 hwR69H0p
ブリテン、長いこといろいろ聴いてきたけど、
去年、ジュリーニ/POの「青少年のための管弦楽入門」を
初めて聴いて、感動してしまった。

472:名無しの笛の踊り
06/03/32 10:30:39 qGDOT6hS
>>467

2013年って何だ? 著作隣接権切れのことを言っているのか?

そもそもブリテンの作品は著作権が2026年まで生きてるぞ。
だから海賊盤は2027年以降しか出せない。



473:名無しの笛の踊り
06/03/32 11:09:46 Ggm7Wa0p
この人の曲で、Obと弦を使ったアンサンブル曲でファンタジー?もしくはロマンス?みたいな曲ありますか?
以前に何かで聴いて良い曲だな、と思ったのですが詳しい事を忘れてしまったのです。
編成も確かなものではないかもしれませんが、よろしくお願いします。

474:名無しの笛の踊り
06/03/32 11:13:03 jIWjYZMV
>>473
>>10のリンク先参照


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