【鰤】ブリテン【典】at CLASSICAL
【鰤】ブリテン【典】 - 暇つぶし2ch2:名無しの笛の踊り
05/10/17 15:29:54 rn575C2y
2


3:名無しの笛の踊り
05/10/17 16:02:11 HvPR5ZUQ
無伴奏チェロの人?

4:名無しの笛の踊り
05/10/17 18:46:50 L5y6H96Q
それはハゲ天

5:名無しの笛の踊り
05/10/17 20:34:44 svDeeWFw
【エルガー・ウォルトン】英國音楽スレ op.4【ブリテン・バックス】
スレリンク(classical板)

6:名無しの笛の踊り
05/10/18 01:12:02 LIwstXol
BBとPPの私信を読むとあまりのおぞましさに鳥肌が立ちます。

「早く会いたい・・・会ったらすぐに脱がして、くわえてあげて・・・」

7:名無しの笛の踊り
05/10/18 01:48:05 gKSlgyJC
即死回避あげ

ボスとリッジの新譜は良かったお。

8:名無しの笛の踊り
05/10/18 08:27:18 P8Hmjd8e
「ウホッ、イイ作曲家・・・」
「演らないか」

9:名無しの笛の踊り
05/10/18 16:47:50 kYCd6JDY
>>6
それを微笑ましいと感じられなきゃ、鰤天は聴けないね

10:名無しの笛の踊り
05/10/19 00:24:40 GYB736g+
おーしop.1から行くか
シンフォニエッタ(Sinfonietta)Op.1(1932/1933初演/1936=小Orch拡大)[10奏者/CO]
この曲どうだ!

参照 URLリンク(www.interq.or.jp)

11:名無しの笛の踊り
05/10/19 00:56:47 GYB736g+
ナガノ指揮ハレ管で聴いた。ん~op.1からおしゃれだな!鰤天!
他におすすめの演奏があったら教えてくれ!頼むぜ!


12:名無しの笛の踊り
05/10/21 20:58:31 CPcknCHW
保守

13:名無しの笛の踊り
05/10/21 21:01:12 5Hrq0IC+
何ていうんだっけ?セレナーデ?ホルンとテノールと弦楽のための?
あれは、いい。何て言うか、雰囲気がいいのね。ブリテンてそれだけよ。
悪いけど。

14:名無しの笛の踊り
05/10/21 23:56:08 JtFqIJWK
>13
そういう君にはまだまだお楽しみがいっぱいあるってことさ!
というわけでシンフォニエッタのコメントが全くつかなくて寂しいが、
次はop.2行くぜ!
幻想四重奏曲(Phantasy Quartet)Op.2(1932/1933初演)[ob,vn,va,vc][単一楽章]
こいつはマイナーだ!ところがいい曲なんだこれが。
冒頭、弦がリズムを刻む上に、流れるようにオーボエの旋律が入ってくるところの透明感はすばらしい!
セレナードが好きな君にもぜひ聴いてほしい逸品だ!
意外にCD出てるが店ではみつかりにくいかもしれんからないからアマゾンとかで買ってくれ!
ちなみに俺の愛聴盤はカタログにないぜ!

Gordon Hunt, members of the Tale Quartet - BIS - CD763
Hansjorg Schellenberger, Rainer Kussmaul, Wolfram Christ, Georg Faust - Campanella Musica
Robin Canter, members of the Medici String Quartet
Francois Leleux, Guillaume Sutre, Miguel da Silva, Marc Coppey - harmonia mundi - HMN 911556
Sarah Francis, members of the Delme String Quartet - Hyperion - CDA 66776
Pamela Pecha, members of the Audobon Quartet - IMP Classics - 6701032
Gernot Schmalfuss, members of the Mannheim String Quartet - MDG - MDG 301 0925-2
Heinz Holliger - PHILIPS - 434 076-2PH
Gregor Zubicky - SIMAX - PSC 1022
Pamela Woods, members of the Audobon Quartet - Telarc - CD80205

もっと楽曲解説ちゃんとできる君!鰤天好きならコメントつけてくれ!

15:名無しの笛の踊り
05/10/22 23:22:09 B2bF+1tw
op.2は確かにマイナーだけど、本当に良い曲だと思う。というかob吹きの漏れにとっては憧れの曲です…。

16:名無しの笛の踊り
05/10/23 09:31:29 VFzQXE7W
ファンタジー 作品2・・・
本当にいい曲ですよね。
すぐそばにあるのに決して手の届かない世界からの息吹のような音楽。
どうしても思い出すことのできない夢についての音楽。
ハーメルンの笛吹き男が子どもたちを連れ去る時に吹いたのは
こんな曲だったのかもしれない。

17:名無しの笛の踊り
05/10/23 16:32:12 ptZDOtgR
小学校の合唱部で「ミサ・ブレヴィス in D」のグロリアを
原語で歌ってコンクールに出た。(伴奏はピアノ)
定番の「キャロルの祭典」とか
「ピーターグライムズ」の間奏曲も好き。

能の「隅田川」に触発されたと言われる
「カーリューリヴァー」も聴いてみたいな。

18:名無しの笛の踊り
05/10/23 17:29:43 sgpiYc4a
作品1の「シンフォニエッタ」のCDは、
2枚持っているので久しぶりに聴いてみた。
ナガノ/ハレ管(エラート)と、
ハーディング/ブリテン・シンフォニア(EMI)だが、
指揮者の音楽の方向性は、作品の新古典主義的志向を
スッキリと表現していて、似ていると思った。
ただ、ハレ管がフル・オーケストラなのに対して、
ブリテン・シンフォニアは室内オケなので、
ハレ管の方が響きが豊かでスケール感があり、
ブリテン・シンフォニアの方が機動的で鋭いように思う。
漏れはナガノ/ハレ管の方が好きかな。

19:名無しの笛の踊り
05/10/23 17:37:16 sgpiYc4a
ついでに作品2の「ファンタジー」のCDも、
2種持っているので聴いてみた。
シュレンベルガー、クスマウル、クリスト、ファウスト盤
(カンパネッラ・ムジカ)は、ドイツ的な堅固な演奏。
それに対して、エンデリオン弦楽四重奏団の3枚組の室内楽作品集に
収録されているダグラス・ボイドがオーボエを吹いている盤
(EMI)は、やはりイギリスを強く感じさせる。
自国の音楽を自在にファンタジー豊かに演奏している。
こっちの方が好みっつーか、優れていると思う。
ホリガー盤を買い損ねていたので、探してみようかな。

20:名無しの笛の踊り
05/10/23 23:22:53 qqJDCWD0
【ブリス・ランバート】英國音楽スレ op.5【アイアランド・ハウエルズ】
スレリンク(classical板)

21:名無しの笛の踊り
05/10/23 23:40:59 ra3ZSa7X
青少年の為の管弦楽入門を愛好する私は馬鹿にされるのでしょうか?

22:名無しの笛の踊り
05/10/24 14:40:35 CDVjMvwq
保守

23:名無しの笛の踊り
05/10/24 15:22:54 sF6+KSlA
ブリテンは単に保守的だったわけではない。

24:名無しの笛の踊り
05/10/25 01:27:30 kySkxHOI
作品番号順にレスしているようだが横レススマソ

>18,19
かなりの猛者とみたが,ブリテンの作品のCDの所有枚数はどのくらい?
小生もかなり持っているつもりだが・・・(小生の場合はリストを
作っていないししまいこんでいるので正確には何枚持っているのかは
わからないが)

例えば「戦争レクイエム」はいくつ持ってる?リストアップしてもらえると
比べられるが・・・

25:名無しの笛の踊り
05/10/25 02:34:23 Oo4Or/US
デッカの鰤箱3つ安かったから衝動で買っちゃった.....。もうオペラはばっちり。

26:名無しの笛の踊り
05/10/25 13:22:45 c1YrIPBF
>>25
と思うだろ?
ところが鰤箱3つに収録されていないオペラもあるのよ。ふふ。

27:名無しの笛の踊り
05/10/25 14:02:26 Oo4Or/US
>>26
.....そうか.....つうか、何気に作品数多いよね。めったにお目にかかれないものも多いし。

28:名無しの笛の踊り
05/10/25 14:39:38 c1YrIPBF
>>27
いや、ごめん。
偉そうに書き込んだがオレも鰤箱で初めて聴いた曲が多いクチ。

29:名無しの笛の踊り
05/10/25 23:51:19 ZQNA+9NZ
おお!すばらしい!鰤好きなみんな、ガンガン鰤聴いてくれ!そして語ってくれ!
というわけで作品番号順シリーズ続けてみよう。うざかったらいつでも止めるぜ!

みどり児はお生まれになった(A Boy was Born)Op.3(1933/1934放送初演/1955改訂)[少年cho,男声cho,女声cho,(改訂版=org任意)]

鰤天得意の合唱曲、キャロルシリーズだ。
鰤天の合唱曲をまだ聴いたことがないというあなた、マジでおすすめだ!
聴きやすく美しく透明感あふれたモダンな響きを楽しめるぞ!ボキャ貧ですまん!
この曲も短い曲だが、この後連発される合唱曲の名作の数々を予感させる出来だ。
CDは一流どころが出しているが、
オムニバスものに紛れ込んでることが多いからアマゾンとかで検索してくれ!

Purcell Singers, Benjamin Britten - LONDON - 436 394-2LM
King's College, Cambridge, Stephen Cleobury - ARGO - 433 215
Finzi Singers, Paul Spicer - Chandos - CHAN9701
The Sixteen, Harry Christophers - Collins Classics - 1286-2
Lausanne Vocal Ensemble, Christophe Gesseney - GALL - 766
Westminster Choir, Joseph Flummerfelt - Gothic - 49047
Corydon Singers, Westminster Cathedral Choir, Matthew Best, Trotter - Hyperion - CDA 66126
St. Paul's Cathedral Choristers, Holst Singers, Stephen Layton - Hyperion - CDA 66825
Westminster Cathedral Choir - IMP Classics - 5691482
St. Paul's Cathedral Choristers, Terry Edwards - Virgin Classics - VC 7 90728-2

30:名無しの笛の踊り
05/10/26 00:05:39 d7BwHIdq
前にコリンズから3枚出ていた合唱曲シリーズが、どうやら他のところから一枚ずつ再販されるらしい。(され”た”かな?)こないだ一枚目だけ見かけた。

31:名無しの笛の踊り
05/10/26 00:16:57 7d2SCMdu
>>26
ブリテンが振ったもので?(「ベニスに死す」は違うが) 何が収録されてない?

やっぱり鰤ファンとしては3箱買うしかないかぁ・・・。ほとんどが既に
持っているものばかりなんだがなあ・・・


32:名無しの笛の踊り
05/10/26 22:16:24 2UsJyFMt
>24
いえ、全然猛者じゃないっす。
「戦争レクイエム」だって、ブリテン、ラトル、
ガーディナー、ジュリーニの4種しか持っていない。
ただ、同曲異演より、聴いたことない曲を集める傾向なので、
マイナー曲もたまたま持っているだけっす。

そんなわけで、作品3の A Boy was Born も、
ブリテン/パーセル・シンガーズ(デッカ)しか持っていない。
それにしても、作品1と2と同じ1932年の作曲だが、
未成年の作品とは思えない成熟ぶりだ。
勿論、この曲の場合、1955年にパーセル・シンガーズのために
改訂しているわけだけど(CDは1957年録音)、
これほど凝った無伴奏合唱変奏曲を若くして作曲したブリテン恐るべし。
演奏もイイ。1957年の録音だけどステレオで音も非常にいいし、
パーセル・シンガーズはピッチも正確、作曲者の意図を
表現し尽くしていて、余すところがない。

33:名無しの笛の踊り
05/10/27 02:31:15 t5laeODf
>>32
そーかー,戦争レクイエムでは勝ったかな。この4つの他にはヒコックス
(やっぱブリテンファンはこの指揮者のは持ってないと),ケーゲル
(テオアダムだが,ブー),マズア,大野和士(合唱で参加しようと思った),
ブラビンス を持っていて,ブリテン指揮のものはLP(トシがばれる。
でも高校生のころなけなしのこづかいで買った記憶があり懐かしい・・・),
CDは前に出たものと,リハーサル付きのもの(つい買ってしまったが
ブリテンの肉声がしっかりと聴けて感動!)。

作品リストをチェックしつつ持っていない曲のCDを見つけるたびに
買ってもいるので,リスト中で持っていないのは数曲じゃないかと思う。
同曲異演はなるべく避けているが,オペラなんかは珍しいのでつい買ってしまう。

考えてみると,約100曲のリストに載っている作品がほとんど録音されている
わけで,そういう作曲家はそんなにいないんじゃないかと思うがどうだろうか?

合唱単独のものはあまり聴かないな~。The Sixteenは一通り持ってはいるが・・・。
やっぱりオーケストラが好きなのでオーケストラ付きのものはよく聴く。

鰤典ファンはマイナーだったけど,ラトル/ボストリッジ/BSOのCDがけっこう
売れているようだし,ラトルが有名になったので,CBSOとのCDも日の目を
見始めるかな?

34:名無しの笛の踊り
05/10/27 03:10:17 GLFD8hqa
ナクソスから出てる戦争レクイエムどうなんだろ。

35:名無しの笛の踊り
05/10/27 05:18:19 Ivpr6h3l
ブリテンとくれば、文豪ヘンリー・ジェームズ原作によるオペラねじの回転。
映画や原作と比較して楽しむもあり、このオペラの室内楽としての音楽を
楽しむもよし。これから冬の季節、家でじっくり暖炉(電気ストーブ)の前で
聴くにはもってこいの曲。できればグらインドボーン歌劇場での公演ビデオを
見るのがいいかも。

36:名無しの笛の踊り
05/10/27 13:42:22 zsA7lelS
>>35
ねじの回転、オレも大好きだが、一人で聴くには怖すぎる。

37:名無しの笛の踊り
05/10/27 14:32:51 KkQgYESb
「ピーターグライムズ」って、「ムツェンスク郡のマクベス夫人」に似てるよね?
「ピーター」はテラコワかつセンシュアルな「ムツェンスク」を
英国風にややマイルドに仕立て直したような感じがしなくもないんだな。

インスパイアされちゃったのw?とか言ってるんじゃなくて、
十年のラグタイムの間に影響を受けたのかどうか?って話ね。
オレはどっちも大好きだから。

38:名無しの笛の踊り
05/10/27 20:18:03 wVBK8Yp1
>37
似ているかな?
若いショスタコービッチはベルクの歌劇も知っていただろうし、
ブリテンはマクベス夫人を知っていたと思うけど、
時代を共有したという以上に作品に深いつながりがあるのか
聞いただけでは自分には分からない。

39:名無しの笛の踊り
05/10/27 20:31:59 ktJqO+XG
初めて聴く歌劇はやっぱり高くても対訳がほしい。
デッカ鰤箱の国内盤が出る日は来るのだろうか・・・来ないだろうな。グスン。

40:名無しの笛の踊り
05/10/27 22:47:12 t5laeODf
>>38
ロストロポーヴィチを通じて親交はあったし,ショスタコの交響曲第14番
「死者の歌」はブリテンに献呈され,彼が西側初演をしている。この作品は
形式的にみて マーラー「大地の歌」~ツェムリンスキー「叙情交響曲」~
ブリテン「春の交響曲」(合唱が入ってはいるが)につながっていることは
確か(どの作曲家も小生の好きな作曲家だ)。

>>39
以前は結構日本語盤が出ていたと思う(LP)。CDは有名なものしか出ていない
ように思うが。音楽資料室にでも行くと色あせた歌詞対訳があるかも・・・

HMVのネットでとうとう鰤箱3箱とも予約してしまった~。みな単品で持っては
いるのだが。昔は輸入盤を1つずつ集めたんだがな~。



41:名無しの笛の踊り
05/10/28 00:03:07 5TWCwe7C
なんでか「ラクリメ」と比べて「ノクターナル」の録音が極端に少ない気がする。

42:名無しの笛の踊り
05/10/28 01:06:22 jkzf52mc
ブリテンがショスタコービッチと個人的な親交を持つのは
ピーターグライムズの作曲よりずっと後の事だし、
マクベス夫人時代と全く違う作品を作るようになった時代の
ことです。もう少し、スコアに即して類似点を述べないと
言っていることが伝わらないよ。


43:名無しの笛の踊り
05/10/28 11:00:32 3kz1TJte
で作品4を語ってもよいでしょうか?


44:名無しの笛の踊り
05/10/28 23:48:48 Dza1yPoz
op.4、こいつは鰤天としてはややメジャーな曲だ!
だが俺が最初にこれを聴いたのは映画なんだ。レオス・カラックス監督「汚れた血」。
いまこの監督&作品がどう評価されてるかわからんが、まだガキのときにこれを観て俺は感動した。
ここで使われていたのが、鰤天のop.4とプロコのロメジュリその他だ。
だが俺にとってはこの映画と鰤天op.4はもう一心同体なんだ。
浅いかもしれん!すまん!!しかし俺はこの曲と「汚れた血」とあのなかのビノシュが大好きだ!
そういうこともあるってことだ!鰤天をよくしらないあなた!op.4聴いてくれ!

シンプル・シンフォニー(Simple Symphony)Op.4(1933~1934/1934初演)[Orch][4曲]
第1曲「騒がしいブレー(Boisterous bourree*)」
第2曲「おどけたピチカート(Playfyl pizzicato)」
第3曲「感傷的なサラバンド(Sentimental saraband)」
第4曲「浮かれた終曲(Frolicsome finale)」

45:名無しの笛の踊り
05/10/29 08:16:17 Ad5YljON
いれこみにちょと感心したから、ひっぱりだして聴いてるよ。


46:名無しの笛の踊り
05/10/29 23:36:48 9WCjJlrg
>>44
これを演奏会で2回演奏した私が来ましたよ。
弦楽合奏の定番曲ですね。
自作自演盤がベスト。


47:名無しの笛の踊り
05/10/30 03:56:28 kWzr4VUq
>>44
一見勢い任せの暑苦しい文章ようでいて妙な味わいのある売り口上だねw

48:名無しの笛の踊り
05/10/31 16:42:29 WNCzjSJu
「汚れた血」のビノシュといえば、息で前髪をフッと吹き上げる仕草がかわいかったな。

それとは関係なく好きだよ。単純交響曲。

49:名無しの笛の踊り
05/10/31 19:05:26 VIJoykfA
Sinfonia da Requiemが素晴らしい。第二楽章なんてヴェルディのレクイエム
顔負けの迫力。それでいて全体は20世紀音楽。

50:名無しの笛の踊り
05/10/31 21:55:50 Gq7FkD+u
>>49
しかし日本に対してケチ付けた曲だからなあ、素直には評価できないよ・・・

51:49
05/10/31 22:07:22 VIJoykfA
>>50
今日、不肖改めて学んだ諺、知らぬが仏。

52:名無しの笛の踊り
05/11/01 00:27:43 QuY8P15c
>>46
同意。特に第3曲は素晴らしい。

53:名無しの笛の踊り
05/11/01 16:05:12 X4oSFi8l
単純交響曲、鰤自演以外におすすめないですか?
なんかとんでもないようなやつとか。

54:名無しの笛の踊り
05/11/01 23:13:00 dSwd/U5r
弦楽四重奏曲版ならある。

55:名無しの笛の踊り
05/11/02 00:00:48 BYhpB/V+
他の人が指揮した単純交響曲も
聞いてみたい。
で作品5ってなに?


56:名無しの笛の踊り
05/11/03 00:43:26 WmYnYkbn
鰤天ほどの作曲家ならそれなりの数のピアノ曲を書いてそうなものだが、
これが意外なほど少ないんだ!というわけでop.5はピアノ曲だ!

組曲「休日の日記(Holiday Diary)」Op.5(1934)[p][4曲]
早朝の海水浴(Early Morning Bathe)Op.5-1
帆走(Sailing)Op.5-2
遊園地(Fun-Fair)Op.5-3
夜(Night)Op.5-4

作品番号付きはこれともう1曲しかない!なんだがこの曲、なかなかこじゃれた雰囲気でいい感じだ!
特に2曲目と4曲目が俺はお気に入りだ。
どっちも少ない音数で雰囲気出しているところなんか鰤っぽいんじゃないだろか?

なんで鰤天はピアノ独奏曲をあまり書かなかったんだろう??誰か教えてくれ!
ちなみに視聴はここでできるぞ!
URLリンク(www.amazon.co.jp)

57:名無しの笛の踊り
05/11/03 00:59:48 mAtZF/71
ブリテン指揮の「ねじの回転」で、オランダかどこかの音楽祭のときの録音って
全曲盤は販売されなかったのでしょうか? 1幕最後の部分だけ持っているのですが、
欲求不満です。

鰤天のオペラは可能な限り見ました。
「ピーター・グライムズ」と「ねじの回転」が最高です。


58:名無しの笛の踊り
05/11/03 01:35:10 EweT5ch6
>>57
お薦め盤、はげしく希望。


59:名無しの笛の踊り
05/11/03 21:05:24 eeT6H4dl
作品4の「シンプル・シンフォニー」、
3種のCDを持っているので聴き比べてみた。
ブリテン/イギリス室内管(デッカ)は、自在な表現で見事。
ベッドフォード/ノーザン・シンフォニア(コリンズ→ナクソス)
も、柔軟な良い演奏。こちらの方がよりリラックスした感じ。
マリナー/アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ(EMI)
は、マリナー初期の録音だが、語り口が多少生硬。
漏れ的には、やはり自演盤がベストで、
弟子筋のベッドフォードが次かな。

作品5の「休日の日記」は、全曲では
スティーブン・ハフ(ヴァージン→EMI)しか持っていない。
達者な演奏だが、もう一息イマジネーションが欲しい感じ。
アンドレイ・ガブリーロフ(DG)は、SailingとNightの2曲だけだが、
こちらはハフ盤に欠けている想像力に溢れた演奏。
どーせなら、全曲録れてくれたらよかったのに。


60:名無しの笛の踊り
05/11/04 16:56:00 0lFPrpco
[私のプチ自慢]

数年前にスチューアート・ベッドフォードがセントルイス・オペラに同行して
来日し,日生劇場で「じょうるり」を指揮したとき,彼の録音したCDを多数
持っていって非常に感心されたこと。

彼の来日やその公演はほとんどニュースにもならなかったので
終演後サインを求める人は皆無だった(楽屋口もわかりにくかった)。

(今はどうかは知らないが)持っていたCDに彼の写真が載っていたのは
ほとんどなく(あっても古いもの),本人を見つけても話をするまで本当に
彼かどうかがわからなかった,という記憶がある。


61:名無しの笛の踊り
05/11/04 17:09:37 3PzsMVKh
良かったですね。
ベドフォードのCDなんてものを多数持ってるだけで尊敬。

62:名無しの笛の踊り
05/11/05 14:01:47 dZ9+ex1v
ピーター・ピアーズとベンジャミンって本当にゲイだったんですか?

63:名無しの笛の踊り
05/11/05 14:57:25 I9j0rN1O
そんなん周知の事実ですやん。

64:名無しの笛の踊り
05/11/05 21:13:07 mO6vrW9S
42
ショスタコには学生時代から関心を持ってたはず。
マクベス夫人の英初演にも行ってます。PPは小さい役ですが参加してました。
もちろん知り合う以前の事ですが。


65:名無しの笛の踊り
05/11/05 22:16:23 rIJxarWy
マクベト夫人の英初演っていつだったの?

66:名無しの笛の踊り
05/11/06 19:16:42 YvPUOMh+
>64
ブリテンがショスタコービッチの作品を知っていたというだけでは
ピーターグライムズとマクベス夫人の音楽的関係については
何の説明にもなりませんよ。その程度の論拠ならベルクとの関連の方が
大きいはずです。

67:名無しの笛の踊り
05/11/07 08:47:33 Ni0GeIsI
>65
1936年。ただし「カテリーナ…」ですが。
>66
間奏曲に影響がみられるそうです。Kennedyは明白なプロトタイプと言ってます。


68:名無しの笛の踊り
05/11/09 00:09:50 SKJBCcxG
作品6ってなんじゃらほい。


69:名無しの笛の踊り
05/11/09 11:04:37 xitDI0EB
ヴァイオリンとピアノのための組曲。
聴いたことないけどね。

70:名無しの笛の踊り
05/11/12 00:12:37 Gk9yw90X
ブリテンが亡くなった頃ですので1976年頃だと思います。三浦淳史さんが「ブリテン協会」
を設立した、又は設立を呼びかけていた記憶があるのですが。確かレコ芸に小さく記事が載り
ブリテン財団のミッチェル氏の名前もありました。この件ご存知の方はおられませんか?

71:名無しの笛の踊り
05/11/13 09:57:55 uABVxKcH
そういえば何年か前、音楽年鑑にブリテン協会ってのが載ってるのを見た覚えが

72:名無しの笛の踊り
05/11/13 15:13:54 kHhV63Gl
鰤天にはヴァイオリンとピアノによる曲はこれともう1曲しかないし、
ソナタとつく曲は1曲しかない。
というわけでop.6、こいつはop.5に引き続きかなりマイナーだ!
これがもしヴァイオリン・ソナタだったらもう少し違ってたんだろか?
でも鰤天好きのあなたにはぜひ聴いてもらいたい珠玉の一品なんだ!
2曲目の行進曲や5曲目のワルツなんか、鰤天らしいへんてこな感じが面白いぞ!

ヴァイオリンとピアノのための組曲(Suite for violin and piano)Op.6(1934~35/1936初演)[vn,p]
1.序奏
2.行進曲
3.無窮動
4.子守歌
5.ワルツ

CDは数少ないがEMIのは安いからぜひ聴いてみてくれ!

Carole Presland, Rafal Zambrzycki-Payne - EMI - CDZ 5 72825 2
Toshiya Kudo,Haruo Kometani - Pony Canyon- PCCL-00585

73:70
05/11/14 05:48:00 gOTFrmel
>71さん、ありがとうございます。音楽年鑑に載ってましたか。
検索してもひっかからないし、立ち消えになっちゃったのか…と思ってました。
三浦さんはブリテンの強力な擁護者でしたね。

74:名無しの笛の踊り
05/11/14 20:20:40 H3dfwZqC
無伴奏チェロの音盤がほしいけど、お薦めないですか?

75:名無しの笛の踊り
05/11/15 00:14:47 ieKVqYH/
「青少年のための管弦楽入門」の元ネタはパーセルのどの曲ですか?

76:名無しの笛の踊り
05/11/15 00:16:45 Kqu/BT2f
検索したらすぐ出てくるんじゃないか。

77:名無しの笛の踊り
05/11/15 00:17:05 FlCUeXDZ
>>75
歌劇「アブデラザール」から

78:名無しの笛の踊り
05/11/15 00:19:39 FlCUeXDZ
違った、劇音楽だ。その中の「ロンド」の主題。

79:名無しの笛の踊り
05/11/15 00:38:03 xXsl+GT8
作品7ってなんじゃらほい。


80:名無しの笛の踊り
05/11/15 01:01:54 ieKVqYH/
>>78
ありがとう。
パーセル、「妖精の女王」とか「ディドーとエアネス」とか、
けっこう愛聴しているのに聞いたこともないタイトルでしたw

81:名無しの笛の踊り
05/11/15 01:18:48 FlCUeXDZ
>>79
「金曜日の午後」という、12曲からなる児童合唱曲集ですね。

82:名無しの笛の踊り
05/11/15 11:26:30 XT/3X5m6
あんまり知られてないことだけど、自作自演を含む、DECCAのアナログ録音
のブリテン作品のCDは、いわゆるオーディオファイルものだ。超優秀録音ソフト
としても、これらは推奨。特にピーター・グライムズと戦争レクィエム。
なにしろケネス・ウィルキンソン録音だからね・・・

83:名無しの笛の踊り
05/11/15 17:34:45 aNqHPIHA
>>82
LPではモーツァルトの交響曲が結構な値段がついてるね。
特に小ト短調の入ってるやつが高い。自作自演は
わりとリーズナブル。

84:名無しの笛の踊り
05/11/15 21:58:22 8xkVdYPA
>>82

ピーター・グライムズのプロデューサーはデッカの名プロデューサーの
ジョン・カルーショウ。4枚組のLPには録音風景の写真が載っていたが,
録音の際にいくつかの半円を床に書いて歌手の立つ位置を微妙に決めていて,
ステレオの定位を考えたものだとコメントされていた記憶がある。

ちなみに今日HMVから3Boxが届いた。「オペラ1」が7,362円で,
ピーターの他アルバートヘリング,オーウェン・ウイングレーブ,
ビリー・バッドも入っている。確かかつて(30年前)ピーターのLPが
1万円だった(当時の1万円は今のいくらぐらいか・・・しかも少年時代の)
良い時代になった・・・。ちなみにこれらはウイングレーブを除き
カルーショウ/ウイルキンソンの録音。ピーター・グライムズは
リマスタリングされているので音質が良くなっていることを期待。

この3Boxでかなりブリテンの声楽曲の自作自演をかなりカバーしている。
ただピアーズとの作品(例:イリュミナシオン,セレナード,ノクターン)が
ないな。

オペラはポール・バニアン,The Beggar's Operaがないくらいか(もちろん
もともと自作自演盤がないからしょうがないが(一方でマッケラスの
グロリアーナが入っている)。大作ではパゴダの王子も入ってないな。

しかし一度にかなり集められるのでブリテン入門者には良いな(3Boxで
26,243円)。どれも既に単発のCDで持っているが(「煙突掃除」が行方不明だが)
集めるのにどれだけかかったことか(没後20年だったかでCDがドッと出て
ほとんど集められたが)。これまた良い時代になったというもの。

あ,来年は没後30年。

85:名無しの笛の踊り
05/11/17 00:57:46 DSyi0f20
>>79 「金曜日の午後」

例のBOXに11曲入っている(まだ聴いていないので詳細は不明。ところで
入ってない1曲は何だ?)

86:名無しの笛の踊り
05/11/17 01:17:42 1yTfs/Y1
>>74
ロストボが入れてるんじゃなかったっけ。
詳しいひと,解説希望。


87:名無しの笛の踊り
05/11/17 01:26:56 uartxzoT
>>86
ロストロポーヴィチは1、2番だけで3番は録音していないらしい(Decca)
ティム・ヒューの全3曲録音したのがNaxosから出てる。
           ↓
URLリンク(www.naxos.co.jp)

88:名無しの笛の踊り
05/11/18 18:39:34 NuZZQQhI
作品8ってなに?
というかまっとうに語れるのが作品10まで無いのだが・・・



89:名無しの笛の踊り
05/11/18 23:47:20 cV4KxCd7
>>3
そうです。

90:名無しの笛の踊り
05/11/19 03:44:21 6L3yP7lI
>>88
Op. 8

Our Hunting Fathers(確か日本語タイトルは「私たちの狩をする祖先」だった
ように思う)(ソプラノ又はテノール,オーケストラ:詩はオーデン:1936年)

これはCDは数種類出ている。作曲者&ピアーズ(勿論),新しいところでは
ハーディング&ボストリッジ。あとマリナー&ゼーダーシュトレーム。
ベッドフォード&ヘザー・ハーパー,ベッドフォード&Bryn-Julsonもある。

ヘザー・ハーパーのは持っているかどうか定かじゃないが,あとは
たぶん持っているナ。しかしあまり聴かないので印象は薄い。


91:名無しの笛の踊り
05/11/19 03:56:09 p6Lh6Syj
>>88
Op.9ってまっとうに語れないほどマイナー?

Soirées musicales
ソワレ・ミュジカル(フランス語)
「音楽の夜会」と訳されることも

ロッシーニがオペラから足を洗った後で作曲した
小品集からオケ編曲した5曲からなるバレエ音楽。

92:名無しの笛の踊り
05/11/19 07:51:14 oyWnV5kM
ソワレとマチネをデッカのボニング盤で持ってるよ。
曲は忘れたけどブリテンの自作自演と組み合わせたCD。
まあね、編曲ですからね。それなりということで。

93:名無しの笛の踊り
05/11/19 09:56:18 V72xW0Ql
>>87
亀だがサンクス。

>>88
Our Hunting Fathers (1936) Op. 8
だそうだ。
ボストリッジが入れてるから歌曲らしい。


94:名無しの笛の踊り
05/11/19 14:37:40 6L3yP7lI
>>90

自己レス。ゼーダーシュトレームの指揮はマリナーではなくアームストロング
(誰だ?)だった。マリナーはカップリングされているセレナード(Op.31)の
指揮者ちなみにマリナーはカーリューリヴァーも録音している。ジャケットが面白い。

>>92
小生のボニングCDでカップリングされているのはロッシーニ/レスピーギの
バレエ La Boutique fantasque いずれもロッシーニ作品の編曲と
いうコンセプト。


95:93
05/11/19 15:54:32 V72xW0Ql
>>94
悪い。レス読んでなかった。


96:名無しの笛の踊り
05/11/19 18:44:27 tMKYe76e
すっかり出遅れてしまったがop.7の話をさせてくれ!
鰤天には児童合唱のみの曲が数多くあるし、後の大作にも取り入れられているなど、
非常に重要なジャンルであったようだ。そこでop.7は既出の通り児童合唱曲で、

金曜日の午後(Friday Afternoons)Op.7(1933~35)[児童cho,p][12曲]
1.うっとうしい悩みよ、去れ(Begone, dull care)
2.悲しいお語(A tragic story)
3.かっこう(Cuckoo!)
4.エイ・オー(Ea-oh)
5.新年のキャロル(A new year carol)
6.私は日曜日に結婚しなければならない(I must be married on Sunday)
7.ニューイントン生まれの男がいた(There was a man of Newington)
8.魚とりの歌(Fishing song)
9.便利な鋤(The useful plough)
10.ジャズマン(Jazz-man)
11.一匹の猿がいた(There was a monkey)
12.エイブラム・ブラウン老(Old Abram Brown)

97:名無しの笛の踊り
05/11/19 18:45:04 tMKYe76e
op.7つづき。
歌詞は英国の古い詩や現代詩までさまざま、童話のような内容のものもある。
親しみやすいメロディから複雑な表情を見せるものまで多彩な小品集で、
合唱は素朴だがピアノ部分はかなり凝って書かれているんじゃないだろか??
ディスコグラフィではウィーン少年合唱団とガブリーロフのやつが目を引くが、
この合唱はまるでその辺の幼稚園で歌っているかのような素朴な出来で、
曲にあっているといえばそうなんだが...ガブリーロフのピアノはさすがの出来だ!
あと鰤天自作自演は、4曲目の「エイ・オー(Ea-oh)」だけ入っていないが、
俺はこの曲が大好きなので、なんでこれだけ入ってないのかとっても残念だし謎だ...

Treble Chorus of New England, Marie Stultz - AFKA - 539
The Sixteen, Harry Christophers - Collins Classics - 1370
Toronto Children's Choir, Jean Ashworth Bartle - Marquis Records - 133
New London Children's Choir, Ronald Corp - Naxos - 8.553183
Monnaie Children's Cho,Denis Menier,Bruno Crabb - Fuga Libera - FUG507
Vienna Boys' Choir,Peter Marschik, Andrei Gavrilov - Deutsche Grammophon - 439 778
(抜粋)Choir Of Downside School,Purley,Viola Tunnard, Benjamin Britten - London - 436 394-2

98:名無しの笛の踊り
05/11/19 19:09:24 6L3yP7lI
>>93
ドンマイ

>>96,97
キター。 抜けてる曲の情報サンクス

そういえばガブリーロフのがあったなー。持っているだけで聴いていないので
思い浮かばなかった(が,小生はいわゆる「合唱曲」はあまり好みじゃない)

Op.8の曲をリストアップしてもいいが,リストアップは任せた!


99:名無しの笛の踊り
05/11/19 20:39:14 tMKYe76e
op.8はテノール(またはソプラノ)ソロのオケ伴歌曲で、
後に生まれる似た編成の傑作3曲(op.18,31,60)に比べると、
今イチ密度に欠けるところはあるのだが、そこかしこに後の3曲を思わせる空気があって、
なかなか魅力的だ。特に2曲目は面白いし鰤天っぽいんじゃないだろか??
作詞はこの頃知り合ったばかりだった詩人のW.H.オーデン。

狩をするわれらの祖先(Our hunting fathers)Op.8(1936/1936初演)[S/T,Orch]
1.プロローグ(Prologue)
2.ねずみよ去れ!(Rats away!)
3.メッサリーナ(Messalina)
4.死の舞踏(Dance of Death)
5.エピローグと葬送行進曲(Epilogue and Funeral March)

Peter Pears, London Symphony Orchestra, Benjamin Britten - BBC Music - 8014(also 4404)
Heather Harper, BBC Symphony Orchestra, Steuart Bedford - BBC Radio Classics - 15656 91582
Heather Harper, London Philharmonic Orchestra, Bernard Haitink - LPO - LPO2
Phyllis Bryn-Julson, English Chamber Orchestra, Steuart Bedford - Naxos - 8.557206
Elisabeth So¨derstro¨m Northern Sinfonia, Neville Marriner - EMI - 69522
Ian Bostridge, Britten Sinfonia, Daniel Harding - EMI Classics - 56871 (also CDC 5 56534 2)

100:名無しの笛の踊り
05/11/19 20:47:13 tMKYe76e
>98

おお、ウィーン少年合唱団のお持ちです??あれなんかヘンですよね(って未聴でしたっけ)。
お暇なときに聴いてみてください。op.7、いい曲だと思うんだけどなあ。

101:名無しの笛の踊り
05/11/19 20:55:40 XgmrI6fx
ケラスの無伴奏チェロ鑑賞中

102:名無しの笛の踊り
05/11/19 21:19:29 tMKYe76e
op.9は、純然たるオケ曲なのだが、元がロッシーニの曲ということもあってか、
かなり古典的な雰囲気だ。正直、ここまでの作品の中では、
これが一番面白くないと俺は思うんだが、いかがなもんだろうか
(それ以外の曲がどれもそれなりに聴き応えがあるということが素晴らしいとも思えるが)。
次のop.10が素晴らしすぎるってこともあるんだが。
鰤天の曲としては日本での演奏機会は比較的多いみたいだ。

ソワレ・ミュージカル(Soirees musicales*)Op.9(1936)[Orch][5曲]〔※ロッシーニより編曲〕
1.行進曲(March)
2.カンツォネッタ(Canzonetta)
3.チロル風舞曲(Tirolese)
4.ボレロ(Bolero)
5.タランテラ(Tarantella)

Charles Brill Orchestra, Charles Brill - Beulah - 1 PD 14
National Philharmonic Orchestra, Richard Bonynge - DECCA - 410 139-2
English Chamber Orchestra, Alexander Gibson - EMI Classics for Pleasure - 4598
Helsingborg Symphony Orchestra,Kamu - Ondine - ODE825-2
New Flemish Symphony Orchestra, Patrick Peire - Rene Gailly - 87062


103:名無しの笛の踊り
05/11/19 21:29:19 1b5WG7ES
フランス語だから、ミュージカルじゃなくて
ミュジカルかミュジカールだろうと思うが。

104:名無しの笛の踊り
05/11/19 21:49:13 6L3yP7lI
>>99 Op.9

94を見てくれ。ゼーダーシュトレームの指揮はマリナーではなく
リチャード・アームストロング。オーケストラもNorthern Symphoniaではなく
ウェルシュ・ナショナル・オペラオーケストラ。今日CDを聴いて確認済みなので
間違いない!

105:名無しの笛の踊り
05/11/20 00:58:20 yWm+kmOw
>104
おお、すんまそん!確かにそうみたいです。
Richard Armstrong, Welsh National Opera Orchestra 
これ、アマゾンでは買えるようになっているけど、EMIのカタログにはないっすね...

URLリンク(www.amazon.co.jp)

106:名無しの笛の踊り
05/11/20 01:24:42 r9tDiDFz
「狩りをする我らの祖先」はピアーズと知り合う前のお気に入り、ゾフィー・ヴィス
のための曲ですね。ブリテンはピアーズとできちゃってからは彼だけに歌わせたくて
ゾフィーに冷たくなっちゃうけど、この作品を書かせた彼女の声は聞いてみたかった
な。ソプラノの方が似合うと思うんで。



107:106
05/11/20 04:00:48 r9tDiDFz
あれ、ゾフィーの声、よく考えたら持ってました。「狩りを…」じゃないけどブリテン
のピアノでFolksong ArrangementをEMIに録音してた。グッドォールのピーターグライムズ
が入ってる盤。これから聴きなおします…

108:名無しの笛の踊り
05/11/20 12:10:10 kiBVTgY7
つかイリュミナシオンももともとはゾフィーが歌うことを
想定して書かれたんでしょ?


109:名無しの笛の踊り
05/11/20 14:22:19 9cLXWbkq
>>106, 107

そうかー,情報サンクス。てっきりPPのために作った曲だと思ってたけど,
記録を見ると確かに2曲とも初演はSophie Wyssだね(1936,1940)。

特にイリュミナシオンの詩はランボーだからてっきりPPのために書いたのかと。

今SophieのCDを聴いてみた。フランスの民謡5曲が入ってるね。録音(43年)の
せいかやや声質が細めに感じられた。しかし他の曲(ルクレシア,
ピーターグライムズ)の録音時間の都合か,彼女の歌った5曲はCD2枚に
またがっている。PPはイギリス民謡を歌ってるね。このCDもずいぶん前に
買ったけど聴いたのは初めてと言って良いナ。


110:名無しの笛の踊り
05/11/21 01:39:49 1IMBjewN
ブリテンみたいに演奏者を想定して作曲する人だと初演者が気になりますよね。
放送用かなんかでゾフィーの録音が残ってないかな。「この島で」も合わせれば
初期の傑作が3つも彼女のために書かれてるんだから、あってもいいと思うんだけど
すごく残念…まったくブリテンは正直なのか、天才の無慈悲さっていうのか興味が
なくなると見向きもしなくなっちゃうタイプだからなあ。と言うよりピアーズ以外
は要らんのか。




111:名無しの笛の踊り
05/11/22 11:19:45 ET+Sh7Y+
オーデンについてはどう?ブリテンは彼とも後年没交渉になっちゃうけど、挑戦的と
いうか挑発的な曲調はテキストを書いたオーデンの影響が大だと思うのですが。00年の
東京の夏音楽祭でドナルド・リチー氏がブリテンと映画について講演した際、政治的
(左翼)にも性的(ゲイ)にも自覚を持つ当時の若い芸術家サークルの事、その中心
な存在だったオーデンについて触れていた。大人の間で(ブリッジ先生のサークル)
育ったブリテンは、いわゆるいい子だっただろうから彼らの奔放さは魅力だったんじゃ
ないでしょうか。余談ですが、その時一番うけていたのが「Night Mail」(同じ36年
でこれもオーデン)。列車を止めずに郵便物の入った袋を集荷・着荷させるおじさん
たちの職人技に思わず客席からどよめきが。

112:名無しの笛の踊り
05/11/22 11:51:58 5soPpaHA
Night Mail(夜行郵便)ってドキュメンタリー風の映画だよね?まえ見たけど面白かったな。
オーデンがシナリオ書いてんの?

113:名無しの笛の踊り
05/11/22 12:07:13 dN2u9PUH
>挑戦的と いうか挑発的な曲調は
>テキストを書いたオーデンの影響が大だと思うのですが。

それはボストリッジも指摘していた。
そして彼に言わせれば、ヴィスというのはブリテンにとっては
オーデンの名残りであって、
ピアーズの登場とともに彼の音楽からも人生からも退場した過去の遺物、
なんだそうだ。すごい言われようだな…
(Intebded at the time for Sophie Wyss,it became a part of Pears's repertoire
and Wyss disappeared from Britten's life, a relic of the auden years)

ていうかボストリッジっていう人は、いつも自分で自分のCDの解説を書くの?


114:113
05/11/22 12:18:51 dN2u9PUH
あ、スペルミスしてた。
Intebded → Intended
auden → Auden


115:名無しの笛の踊り
05/11/22 14:15:21 Zr4bOsP2
>>111

草月ホールね~。小生も行きましたよ。彼が曲を付けた映画を何本か観られたので
貴重な経験だった。「オーケストラの楽器」もあったし(映画では音楽がちょっと
違って聞こえたが・・・)

余談だが,今年の夏にミューザ川崎であったフェスティバルのプログラムの
一つに堀俊輔指揮東京交響楽団の昼の演奏会があり(多少子供向け)
その曲目の1つに日本人の作曲家(編曲家?名前忘れた)作曲の
「ディズニーのテーマによる管弦楽入門」(だったかな??プログラムが手元に
ないのでデータが不詳でスマソ)というのがあった。

メインテーマは「星に願いを」で,そのテーマを各楽器が変奏するんだけど,
楽器の順番はおろか音楽の作り方(編成・展開の仕方)が「青少年」の
完全パクリ。

後半は「ミッキーマーチ」で各楽器のフーガが始まり(当然フルート
(ピッコロ)から),盛り上がったところに「星に願いを」のテーマが
再登場して大団円になるというもの。大いにワロタ

しかしあれってディズニーから許可を取っているんだろうか?著作権上問題は
ないのかな?ディズニーはそのあたりかなりウルサイから公になると問題に
なるんじゃないか?

116:名無しの笛の踊り
05/11/22 19:38:18 C7frltcG
>>115
いくらうるさいとは言っても音楽の編曲・使用の許可を出さないわけじゃないんだから
いいんじゃないの? 現にオケじゃないけど色んな編曲の楽譜が出版されているし。
多分ちゃんと許可とってやってるでしょ。

117:名無しの笛の踊り
05/11/25 00:12:17 32MRBtkV
>113
「オーデンの名残」ですか。でも…そうかも。あっさり取って代わられちゃったからね。
ヴィスとのコラボは、ボストリッジの言うようにオーデンあってのものだったのかな。
最初からヴィスの方がブリテンの才能を知っていて積極的だったみたいだし。
ブリテンのほうはヴィスが現代音楽をとりあげる歌手だったことが魅力だったのでしょう。
それに最初の時マーラーを歌った!マーラー大好きのブリテンにはポイント高い!
…この考えの弱いところは、それだけであんなに曲が書けんの?ってとこ。イリュミナシオン
のファンファーレなんかソプラノを活かし切ってるもん。
…ま、ピアーズにはかなわなかったってとこで。

118:名無しの笛の踊り
05/11/25 00:24:17 WjypAQ0t
ついに作品10キター

119:名無しの笛の踊り
05/11/25 02:04:45 Afvsix41
フランク・ブリッジの主題による変奏曲 Op. 10 (1937)
(Variations on a theme of Frank Bridge)

CDはたくさん出ているが,やはり自作自演かな。
でもディスコグラフィーを見ると初演者(Boyd Neel String Orchestra)の
CDが出てるんだな~。きっと録音は古いんだろうな。これは持ってないな。

曲目紹介よろ

120:名無しの笛の踊り
05/11/26 22:39:19 6SlGs+12
もしも鰤天が同時代の人物で、仮にいまop.1から9まで聴いてきたとしたら、
この新進気鋭の作曲家はかなりいけてると思ったことだろう。
そこで新作のop.10が発表されたっていうんで聴きにいったら、
こりゃすげえこいつはモノホンだよ、とぶったまげたんじゃなかろうか。
カラヤン盤まであるop.10は、鰤天の中でもかなりのヒット曲であるように思われる。
大変な名作だと思うが、主題が何だかよく分からないので(俺だけか?)地味な印象があるのが残念。
原曲は鰤天の師ブリッジの「弦楽四重奏のための三つの牧歌」だそうだが...

フランク・ブリッジの主題による変奏曲(Variations on a Theme of Frank Bridge)Op.10
(1937/初演1937.8.27ザルツブルク、Boyd Neel String Orchestra)[弦楽Orch]
1. 序奏と主題(Introduction and Theme)
2. アダージョ(Adagio)
3. 行進曲(March)
4. ロマンス(Romance)
5. イタリア風アリア(Aria Italiana)
6. 古典的なブーレ(Bourree Classique)
7. ウインナ・ワルツ(Wiener Waltzer)
8. 無窮動(Moto Perpetuo)
9. 葬送行進曲(Funeral March)
10.聖歌(Chant)
11.フーガと終曲(Fugue and Finale)

121:名無しの笛の踊り
05/11/26 22:41:57 6SlGs+12
初演したボイド・ニール弦楽合奏団は、ギルド・ホール音楽学校の学生オケだったそうだが、
指揮者のニールさんは鰤天に目を付けて曲を委嘱していたそうな。
op.10もニールさん委嘱作だが、いきなりザルツで初演っていうのも大したもんだね!
ちなみに鰤天は、この曲を1ヶ月くらいで作っちゃたらしい。やっぱすげえよ鰤天!

English Chamber Orchestra, Benjamin Britten - LONDON - 417 509-2
English Chamber Orchestra, Gilbert Levine - Arabesque - 2363 6603 2
London Festival Orchestra, Ross Pople - Arte Nova - 34052
Northern Sinfonia, Richard Hickox - ASV Quicksilva - 6214
Bournemouth Sinfonietta, Ronald Thomas - Chandos - CHAN6592
I Musici di Montreal, Yuli Turovsky - Chandos - CHAN8817
Camerata Bern, Thomas Furi - Denon - 77409
Philharmonia Orchestra, Herbert von Karajan - EMI - CDM5 66601-2
Royal Liverpool Philharmonic Orchestra, Charles Groves - EMI - CDM7 63177-2
English Chamber Orchestra, Alexander Gibson - EMI Classics for Pleasure - 4598
Royal Philharmonic Orchestra, Charles Groves - IMP Classics - 6700682
Polish Chamber Orchestra, Jerzy Maksymiuk - MDG - 3210180
Bournemouth Sinfonietta., Richard Studt - Naxos - 8.550823
English Chamber Orchestra, Steuart Bedford - Naxos - 8.557200
English String Orchestra, William Boughton - Nimbus - NI 7017
Slovak Chamber Orchestra, Bohdan Warchal - Opus - 2595
Boyd Neel String Orchestra, Boyd Neel - Pearl - 10002
Slovak Chamber Orchestra, Bohdan Warchal - Point Classics - 267242
Royal Philharmonic Orchestra, Andre´ Previn - Telarc - CD 80126

122:名無しの笛の踊り
05/11/27 05:56:09 xcThzbJU
>ちなみに鰤天は、この曲を1ヶ月くらいで作っちゃったらしい。
ニールさんが鰤天に目をつけたのは筆が速いからでもあって6月初めに依頼され、1ヶ月後
に完成、3日後からリハーサルという突貫工事。さすかに時間がなくてFugue&Finaleのスコア
は下書き無しで書いたとか。このあたり天才と職人技(と言ってもまだ23歳)の合致だな。
で、めでたく8月27日初演。ブリッジ先生もさぞ満足であったろうかと。

123:名無しの笛の踊り
05/11/27 06:33:49 xcThzbJU
余談です。
作曲料っていくらだったのか?と調べたんだけど、よく分からんかった。
で、かわりに鰤天の財布事情。これは、35年でちょっと前になっちゃうんだけど
まず勤め先の郵政局から週に5ポンド。出版契約してたBoosey&Hawkesから
週3ポンド。計1週8ポンドになる。これは当時の平均収入の2倍にあたるとか。
鰤天って高給取りだったんだね。無駄使いなんかしなそうだし。

124:名無しの笛の踊り
05/11/27 16:19:34 xcThzbJU
>121
学生オケだったんですか?知らなかった。録音リストにも載ってるし小さいながらも
プロだとばかり。この曲は有名なのに実演を聴いたことがない…書き込みの少なさから
も推して、傑作なのは認めても大好きという方はあんまりいない曲じゃないでしょうか。
私も120さんの言うように地味な印象があります。この曲のテーマはブリッジのものだけど
ブリテンって覚えやすい、シンプルな旋律は嫌い、または意識的に避けてるのでは?
なんだか、くねくねしたイメージがブリテンの曲にはあって、それからするとこれも
ブリテンらしい曲なんですが私には、いまひとつ強力にプッシュする気になれない…


125:名無しの笛の踊り
05/11/28 00:25:46 Z21XwodH
カラヤンが振ってるブリテンって
これとop.34だけ?


126:名無しの笛の踊り
05/11/28 03:05:27 OV2UvNrn
>>125

カラヤンがOp.34を振ってるのか?知らなかった。番号を教えてホスィ。

127:名無しの笛の踊り
05/11/28 04:18:10 3WTi3gdW
カラヤンはなんとベルリンフィルと戦争レクイエムもやってる。
録音はないと思うけど

128:名無しの笛の踊り
05/11/28 14:34:46 1S8zlvQT
カラヤンはop.10以外録音してないんじゃないか?
どんな演奏なんだろカラヤンop.10

129:名無しの笛の踊り
05/11/28 22:35:54 0B/QxCuj
op.33のお薦めを教えてください。
C・デイヴィスの新旧、両盤は持っていますのでそれ以外でおながいします。

130:名無しの笛の踊り
05/11/29 00:10:24 OlkKxcUF
>>129

Op.34が出てしまったのでOp.33が出てきたか~。ちょっと早いがフライングスマソ。

Cデイヴィスに新旧2つあるというのは見落としていた・・・全部集めていた
つもりだが・・・。小生はフィリップス盤を持っているが,それは新旧どっち?
そうでない盤のCD番号を教えて欲しい。手に入れようと思うので。

やはり自作自演盤だ。ヒコックス/ラングリッジも気に入っている。
グラミー賞を取った(ヒコックスが来日した時にそう言っていた)。

あとハイティンク/ARジョンソンも良いな。ヴィッカースは個人的には
あまり好みではないナ。

131:名無しの笛の踊り
05/11/29 00:50:51 VMNXPYYo
フィリップス盤は旧です。
新盤は、LSOレーベルです。

132:名無しの笛の踊り
05/11/29 01:55:44 OlkKxcUF
>>131

サンクス。今HMVで確認した。しばらく収集を止めていた時期に出たようだ。
ブリテンファンとしては知らなかったのが恥ずかしい。さっそく注文した
(ついでにハーディングのScrewも)。

133:名無しの笛の踊り
05/11/30 12:28:33 uUwU2g3U
 

134:名無しの笛の踊り
05/11/30 23:06:08 9W1AyP88
>>130
いやいや、俺はC・デイヴィス旧盤のヴィッカースはとても気に入っているよ。

135:名無しの笛の踊り
05/11/30 23:09:36 9W1AyP88
ピーターとエレン先生の複調のデュエット、絶対調和しないハーモニーとか
ピーターの北斗星のアリアを聴いていると鳥肌が立つほどの感動を覚える。
最後の船長のセリフも戦慄物だ。

136:名無しの笛の踊り
05/11/30 23:09:39 1F1pIcQP
>>134
どうだろう?
ヴィッカースもいいと思う。新盤の物凄いアンサンブルとしての鳴り響きも捨てがたいな。
どっちを取れといっても。困るなぁ。。。
両方大事ですね。。。

137:名無しの笛の踊り
05/11/30 23:25:31 1F1pIcQP
>>134
ごめん!ミスリーディングした!すまない!

136は反論ではありません!申し訳ない!

138:名無しの笛の踊り
05/11/30 23:27:30 9W1AyP88
>>137
お気になさらないで下さい。

139:名無しの笛の踊り
05/11/30 23:32:34 B7qYmeZC
無伴奏チェロ組曲、ケラスのCDで聴いて素晴らしいと思った。
バッハはあまり意識せず、それ以前のルネサンス音楽や
英国民俗音楽に源泉を求めているあたりに共感を覚える。(英国ルネサンス好きなもんで)

しかし金属弦がやや耳に痛いのが残念。ガット弦の演奏は無いものだろうか?

140:名無しの笛の踊り
05/12/01 02:53:06 9WXfVb1s
Op.10に話を戻して・・・

この曲はほとんど演奏されないなぁ。アマオケや合奏団ではあるとは思うが,
プロオケでは1度しか聴いたことがない。

20年前なので記憶が不確かだが,サントリーホール開館後2ヵ月ぐらいのあたりに
ECOがやってきて演奏したように記憶している。指揮者が誰かも記憶なし・・・
(居たか?)。[確か前プロは故数住岸子のソロでモーツァルトの協奏曲
(これまた何番か忘れた・・・3番だったか?)]

無窮動(だったか?CDで確認していないので間違っていたらスマソ)での
ピチカートのときに楽器をマンドリン(ウクレレが近いか)のように
持ち替えて弾いていたのが印象的。

彼の作品には変奏曲が多いが,他の作曲家の変奏曲と違って,どれもテーマが
いきなり大幅に変奏されているような気がするのは私だけだろうか。

そろそろOp.11に行こうか?

141:名無しの笛の踊り
05/12/01 11:11:26 Ny+2C8ft
Op.11:オーデンの詩による"On this Island"「この島国で」
Op.12:バークリーとの合作による"Mont Juic"「モン・フィク山」

らしいんだけど聴いたことないなあ。
で、Op.13がピアノ協奏曲。


142:名無しの笛の踊り
05/12/01 23:25:08 9WXfVb1s
>>141

そんなに早く進まないでくれ~。CDを探さなくてはいけないので。

突っ込んでスマソ。「モン」は山の意味じゃないか?で,「モン・ジュイック」
てのはバルセロナのあの山(丘)のことでしょ? もしそうだとすると,
「フィク」は違うな~。カタロニア語はスペイン語と違って,「J」は「J」の
ように発音するから。(だから厳密に言うと「ホセ・カレーラス」は間違い)

CDはいずれもベッドフォードがコリンズから出してるナ。ピアノ協奏曲は
オリジナルの第3楽章付きのを出している。

143:名無しの笛の踊り
05/12/02 09:01:00 fxTwjybb
Op.12は 「モン・ジュイク」 ― 4つのカタルーニャ舞曲 と呼べば良いのかな。

144:名無しの笛の踊り
05/12/04 09:43:40 lwIBEo/8
Op.11の内訳は

1.Let the florid music praise!
2.Now the leaves are falling fast
3.Seascape
4.Nocturne
5.As it is, plenty

早くも「海」が出てくるね。

145:名無しの笛の踊り
05/12/04 13:50:02 QAMiS/Cj
On this Island (Op.11)

先週はコンサート通いで忙しくやっとCDを出して久しぶりに聴いた。
持っているのはラングリッジ,伴奏ベドフォード。このCDはオーデンの詩に
作曲した曲を集めたもので,その他の曲はキャバレー・ソング(1937:
作品番号なし)他数曲で,レノックス・バークリー(1903-1989)の作品
(もちろん詩はオーデン)も録音されている。面白いことに同じ詩に両人が
作曲している(Night covers up the rigid land)。バークリーの作品は
一般的にメロディーは聴きやすいが面白みはあまりないな。

Mon Juic Suite(Op. 12)

持っているCDはベドフォード/ECOで,フレモー/フィルハーモニアのウォルトンの
交響曲1番とのカップリング。メインは後者であり,表紙にはこの曲のクレジットは
全くなし。さらにこのCDでは作品番号は 「Op.9」となっている。単なる間違いなのか,
バークリーの作品番号なのか・・・?ちなみに別な曲だが,ラトルのCDで
作品番号が間違っている曲があったと思う(アメリカ序曲だったか?)

この曲は141も書いているようにブリテンとバークリーとの合作。4曲のうち
どの曲をどちらが作曲したのははっきりとはされていないが,前2曲は
バークリーで,後の2曲がブリテンだとのこと。メロディーは舞曲なので
オーケストレーションの比較で検討することになる。

この2曲のCDは妙に関連があり興味深い。それから確かブリテンの伝記には
バークリーとも何らかの関係があったと書いてあったような・・・
(手元に伝記がないので間違っていたらスマソ) 


146:名無しの笛の踊り
05/12/04 21:47:10 2PmGPmRm
ノイマン チェコフィルのシンフォニア・ダ・レクイエムを聴いた。
感動した。名演だ。

147:名無しの笛の踊り
05/12/04 22:34:48 KI/1VOBM
おー、すっかり遅れを取ってしまった!
いまさら何も俺が付け足すことはなさそうだが、仲間に入れてくれ!
さてここまで鰤天を聴いてくると、大変な才能の持ち主であり、
作曲の腕はスゴいのは分かるんだが、反面どこか優等生的な感じがしなくもないだろか?
そんな中にあって、op.8はちょと異質な感じがしなくもないだろうか??
op.11も、op.10で展開された華麗な変奏の後に聴くと、
内向的でちょと屈折した音楽に聴こえる。op.8ほどではないが...
そしてop.8とop.11の共通点は、作詞のオーデンと初演のヴィスというわけだ。
この頃の鰤天はまだまだ自分探しの時期だったということなんだろう。
そしてこの後、鰤天が作曲家として大変な深みに達するのは周知の通りだが、
どうもこの辺りに後の萌芽があるような気がするぞ!俺の気のせいかも知らんが!

この島国で(On this Island)Op.11 W.H.オーデン詞
(1937/初演1937.11.19ロンドン、BBC ヴィス(S)鰤天(p))[S/T,p][5曲]
1.華やかな音楽でたたえよう(Let the florid music praise!)
2.いまや木の葉は落ちゆき(Now the leaves are falling fast)
3.海の情景(Seascape)
4.ノクターン(Nocturne)
5.満ち足りたゆえに(As it is, plenty)

Peter Pears, Benjamin Britten - BBC Legends - 8015
Philip Langridge, Steuart Bedford - Naxos - 8.557204
Scott Weir, Till A Ko¨rber - Eige - 10020
Camilla Nylund, Marita Viitasalo - Hanssler Classic Vocal Series - CD98 300
Sarah Leonard, Malcolm Martineau - SOMM Recordings - SOMMCD213


148:名無しの笛の踊り
05/12/04 22:37:04 KI/1VOBM
というわけでこの頃の作品には鰤天の交遊の様子が感じ取れる曲が多々あるわけなんだが、
op.12は既出の通り共作だ。お相手のバークリーはオックスフォード出の秀才だが、
作曲がやりたくてナディア・ブーランジェ女史に学び、
その間パリでストラヴィンスキーやプーランクに出会ったそうな。
ミヨーやオネゲルとも付き合いがあったらしい。
鰤天とは1936年にバルセロナで開催されたI・S・C・M(国際現代音楽協会)フェスティバルで出会って、
意気投合しこの曲を作ることになったんだそうだ。
「二人は細部を打ち合わせた上、バークリーが一、二楽章を、
ブリテンが三、四楽章を作曲することになりました」
だそうだが、まあこの曲は交友録みたいなもんだろうかなあ。
曲名はカタログだと「モン・フィク」になっているようだ。そこらへんはよくわからん...

モン・フィク- 4つのカタルーニャ舞曲 (Mont Juic - 4 Catalan dances)Op.12〔L.バークリーと合作〕
(1936~37/初演1938.1.8 BBCラジオ放送)
1.Andante maestoso (Berkeley, Op. 9, No. 1)
2.Allegro grazioso (Berkeley, Op. 9, No. 2)
3.Lament: Andante moderato (Britten, Op. 12, No. 1)
4.Allegro molto (Britten, Op. 12, No. 2)

English Chamber Orchestra, Steuart Bedford - Naxos - 8.557198

149:名無しの笛の踊り
05/12/04 22:53:16 AXE1FdlO
>145さん、今日はそのCDを聴いて過ごしていました。このスレがなければしまった
ままだったかも。ラングリッジにベドフォード、初録音も多く良い企画ですよね。

バークリーはブリテンに恋してたんでしたね。オーデンの恋愛詩に曲をつけて贈ったり
してる。でもブリテンのほうは「彼は僕くらいの年齢に弱いタイプだから」なんて
本気にしてなかったみたい。一時期同居もしてますが、それも手は出さないという
ことでだし…



150:名無しの笛の踊り
05/12/04 23:33:51 KI/1VOBM
お次のop.13、これが鰤天にしては珍しくフツウのネーミングな曲で、
ピアノ協奏曲だ。こういった古典的なタイトルが採用されるのはこいつが最初なんだが
(誰それの主題による変奏曲ってのも古典的か)、それだけ勝負曲ってことだったんだろうか?
鰤天自信は初演時のプログラムで、ピアノの様々な特性を開拓する、と書いていたようだが。
確かにピアノパートはかなり難しそうで聴き映えもすると思うが残念なことにあまり演奏されない...
俺は最初にこの曲を聴いたとき、第4楽章でなんじゃこりゃ??と思ったんだが、
鰤天を聴きなれてくるとそうでもない、っていうか、
ちょい聴きおどけた感じのリズム&メロディなのに、後でそれが思いっきり盛り上がって戻ってくる、
ということが鰤天の割と主要曲で起きたりするので(するよね?しますよね??)、
今コレを聴いてもあんまり変だと思わなくなった。
プロコの2番あたりを好きだってアナタにはぜひ聴いてほしい一曲だ!

ピアノ協奏曲(Piano Concerto)Op.13[4楽章]
(1937~38、1945改訂=決定稿/初演1938.8.18 鰤天(p)ヘンリー・ウッド指揮BBC響、クイーンズホール、ロンドン/
改訂版初演1945,チェルトナム・フェスティバル)
1.Toccata (Allegro molto e con brio)
2.Waltz (Allegretto)
3.Impromptu (Andante lento)
4.March (Allegro moderato sempre a la marcia)

151:名無しの笛の踊り
05/12/04 23:35:17 KI/1VOBM
カタログにはリヒテル&鰤天という超強力盤があるが、他にもなかなか興味を引く顔ぶれが並んでるぞ!!
ちなみにこの曲、初演時はブルっぽく3楽章が全く別な曲だった。それもCDで聴ける。
元の曲も結構面白いが、古典的な今の形の方が確かにコンチェルトとしてのまとまりはいいかも...

Sviatoslav Richter, English Chamber Orchestra, Benjamin Britten - DECCA - 417 308-2
Robert Leonardy, Saarbru¨cken Radio Symphony Orchestra, Stanislaw Skrowaczewski - Arte Nova - 27769
Barry Douglas, French Radio Philharmonic Orchestra, Marek Janowski - BMG/RCA Victor - 09026 68127-2
Gillian Lin, Melbourne Symphony Orchestra, John Hopkins - Chandos - CHAN6580
Joanna MacGregor, English Chamber Orchestra, Steuart Bedford - Naxos - 8.557197
Leif Ove Andsnes, City of Birmingham Symphony Orchestra, Paavo Jarvi - EMI Classics - 56760
Annette Servadei, London Philharmonic Orchestra, Giunta - Hyperion - CDA 66293
Ralf Gothoni, Helsingborg Symphony Orchestra, Kamu - Ondine - ODE825-2
Original third movement - Joanna MacGregor, English Chamber Orchestra, Steuart Bedford - Naxos - 8.557197


152:名無しの笛の踊り
05/12/04 23:48:41 gTLr7ZCk
作品11の「この島国で」は、
最近発売されたバーバラ・ボニーとマルティノーの
「マイ・ネーム・イズ・バーバラ」(ONYX)に
収録されている録音が素晴らしいですね。

作品12の「モン・フィク」のベッドフォード盤は最近、
ヴァイオリン協奏曲等とのカップリングで、
ナクソスから再発売されましたね。

作品13のピアノ協奏曲は、
やはりリヒテルにかなう録音はなさそう。
だけど、アンスネスがまだ今ほど知られてなかった頃に、
ライヴ録音した盤は結構聴きもの。
カップリングのショスタコも快演だし。

153:名無しの笛の踊り
05/12/05 00:26:25 paH49cFC
そういえばリヒテルと鰤もそんな仲だったはずだが



154:名無しの笛の踊り
05/12/05 01:00:49 I/6blAZn
>>153

えーっ!鰤を聴き始めて30年+αぐらいだが(そのころはまだ彼が生きていて
いつか会いに行こうと思っていた。トシがバレる・・・),そんな話は
初めてだゾ。 リヒテルにそんな趣味があったのか? ネタか?

Op.13のピアノ協奏曲はレコードはヴァイオリン協奏曲とのカップリングだった。
表裏で60分以上だったからお得盤だった(しかし音質は↓)。

最終楽章のムチが印象的だ(そういう趣味もあるのかと思った)。初版の
第3楽章は何か好きになれないな。現行版を聴きなれたせいもあるが。
(ヴァイオリン協奏曲も同様。オリジナル版は録音が悪いし・・・)

しかしこの曲はなかなか演奏されないなー。小生の知る限りではこの20年間に
1度だけ。バリー・ダグラスのピアノで,ヒコックス指揮新日本フィル
(いつだったかは忘れた)。

ところでバリー・ダグラスはその次に来日したとき(これまた時期不明),
読響(指揮インバル)でモーツァルトのピアノ協奏曲(何番かは忘れた。
たぶん20番台だろう)を演奏したが,カデンツァはブリテン作曲の
ものだったそうな(これはTVで放映したんじゃなかったか)。


155:名無しの笛の踊り
05/12/05 01:52:58 YbygBxmf
>>148
・レノックス・バークリーはパリでラヴェルにも師事した。
・Mont Juic はスペイン語だと「モン・フイク」(フィクではない)、カタルーニャ語だと「モン・ジュイク」ではないか。

156:名無しの笛の踊り
05/12/06 00:15:59 ng3L8Bg+
>>154 自己レス

別の専門スレでリヒテルとの関係が書かれていた。確かにそのようだ。
他にもシェルヘンの息子が相手だったとか。伝記に載ってたかな?
(英語なのでほとんど読んでいない)を引っぱり出して読んでみよう。


157:名無しの笛の踊り
05/12/06 05:11:13 6bwp4P1U
>156
イリュミナシオンの「アンティーク」がシェルヘン息子に捧げられてますね。
ブリテンと彼とのことに関しては、
最近BBCでドキュメンタリが放送(再放送?)されみたいです。
URLリンク(www.bbc.co.uk)

シェルヘンの存在は、1930年代の作品に大きな影響を与えたようですが、
後年のブリテンもまた「ねじ」初演のマイルズ役だったヘミングス少年とか、
「ベニス~」のタッジオのモデルという噂の若者(アリステアとかいう)とか、
同じように年少の男の子に夢中だったようです。

余談ですがイリュミナシオンてのは、
色々な意味でブリテン的にエポックな曲だったようで、
曲そのものはヴィスに献呈されてるんですが
「アンティーク」はシェルヘンに、
そして「美しくあること」はピアーズに捧げられている。
(この二曲は、ランボーの詩が露骨にエロい)
ボストリッジがこのへんのことについて、やっぱり何か書いてましたね。




158:名無しの笛の踊り
05/12/06 05:19:02 6bwp4P1U
あ、「タッジオのモデル」というのは
ブリテンにとっての、という意味です。
というか、ブリテンがあんまり可愛がったので
彼のタッジオだという噂が立ったらしい。

そういえばブリテンはヴィスコンティのあの映画を見てないとか。
影響されちゃうのを恐れたのかな。

159:名無しの笛の踊り
05/12/07 21:06:42 kghYJFUB
>153
ネタじゃないかなぁ。旧ソ連といえば同性愛は刑罰の対象だったから。英国でも
そうだったじゃないかといわれそうだけど、きっと比較にはならないよね。
当時国外に出られたのは限られた人々だけだったのだから党に調査されなかった
はずはないと思うのです。リヒテルに詳しくないので間違ってたらごめんなさい。

160:名無しの笛の踊り
05/12/07 21:52:12 nwEd+KSV
>159
URLリンク(www.ugla.odessa.ua)


161:名無しの笛の踊り
05/12/07 22:01:19 nwEd+KSV
モンサンジョンがらみでもういっちょ
URLリンク(launch.groups.yahoo.com)

162:160
05/12/07 22:02:52 nwEd+KSV
まあしかし鰤とどうだったかは不明だよな。これだけでは。

163:159
05/12/07 23:36:21 kghYJFUB
160さん、レスありがとうございます。
でもやっぱりブリテンとは無かったと思う。
だって彼は少年愛の人でしょ。初めて会ったときリヒテルは40超えてたわけで。
あまりにタイプ違うんだもん。あと二人の事があんまり(と言っておく)噂に
なってないのが不思議。リヒテルは何度もオールドバラに来てるけど、そこでの
ブリテンに対する注目度は結構高かったはず。もともと人恋しい性格もあって
ブリテンは常に人々に取り囲まれていて、その中心人物だった。だからこそ
158さんの言うようにプラトニックな感情も人目についちゃうわけで。
それがリヒテル相手で、よく隠せたなと…リヒテルが最近まで存命だったから?
ブリテンが少年でも代理母(ピアーズね。)でもない相手に特別な感情を持つ
のは珍しいのでは…?
あ、Peter Burraが、そうかな?若死にしたからよくわからないけど。

164:名無しの笛の踊り
05/12/08 05:16:21 CqIAPkdM
ブリテン指揮のブランデンブルク協奏曲とかチャイコの弦楽セレナードは買うべき?

165:名無しの笛の踊り
05/12/08 21:14:23 +H4J8TAZ
>>164
買いなさい。
ところで作品14って何?


166:名無しの笛の踊り
05/12/08 22:43:42 cEdgtYlm
>>164

話題が偏ってきたので,そろそろOp.14に行ってみようかー。

Ballad of Heroes(テノール又はソプラノ,合唱,オーケストラのための)1939

詩はご存知 W.H.Auden と Randall Swingler(こちらは誰か知らない)。 

1. Funeral March(Swingler)
2. Dance of Death (Scherzo)(Auden)
3. Recitative and Choral (両者)

曲は1曲目から葬送行進曲で,2曲目はスケルツォ,3曲目はテノールの
レシタティーボとコラールで最後に1曲目の葬送行進曲を回想して終わる。
全体で20分程度の曲。

いずれもは死と戦争を扱っているように思うが,背景を知らないので知ってる人
解説よろ。ナゼか初演は全く別の演奏者だ。

CDはヒコックス/Hill/LSO と ラトル/ティアー/CBSOの2種類が出ている。
この他にあるのかどうかは知らない。

ヒコックスは戦争レクイエム,シンフォニア・ダ・レクイエムとのカップリングで
この曲の世界初録音とある。テーマが統一されていて面白い。
小生の持っているラトル盤はCBSO時代に録音した鰤の作品をまとめたCDだが,
結構珍しい曲が入っているのでありがたい。

167:名無しの笛の踊り
05/12/08 22:59:41 bMmNAK6r
戦争レクイエムの爆演を教えてくださいm(__)m

168:名無しの笛の踊り
05/12/08 23:30:57 cEdgtYlm
>>167

やっぱり自作自演盤だろう。特に再発売盤とBoxにはリハーサル風景が
録音されており鰤の肉声が聞けて貴重。

(あ,157のリンク先のBBCのHPでも肉声が聞けた。さっそく保存した。
情報サンクス。)

他にも面白そうなのはいろいろあるが,たくさんありすぎて比較していない。

169:あぼーん
あぼーん
あぼーん

170:名無しの笛の踊り
05/12/08 23:47:44 8fIYD3S8
>>166
Ballad は「バラード」ではなく「バラッド」なので注意。
Ballad of Heroes は「英雄たちのバラッド」となる。

171:名無しの笛の踊り
05/12/09 00:30:23 +YfnA+0l
でも“The Ballad Of John And Yoko”は「ジョンとヨーコのバラード」だったな・・・

172:名無しの笛の踊り
05/12/09 03:01:55 eBg99Jv/
今日の職場のラジオは一日中ジョンが鳴りっ放し…ってもう昨日か。
171さんも同じ目にあってたとみたが…?
さて、年末は忙しいけど、鰤を聴いて頑張ろう。



173:名無しの笛の踊り
05/12/09 06:18:06 QQBppfKi


174:名無しの笛の踊り
05/12/09 22:23:28 lK+39jSR
作品番号流れを無視してすみませんが、
ブリテンのピアノ独奏曲ってありますか?

175:名無しの笛の踊り
05/12/09 22:27:32 YFcxftgj
>>174
ここで勝手に探して、とでもいっておこうか。

URLリンク(www.interq.or.jp)

176:名無しの笛の踊り
05/12/10 00:10:36 z+xULHvN
>>174
>>175

確かに作品番号の付いている独奏曲は確かに「Holiday Diary」ぐらいだな
(HPではスペルミスしてるが)。CDを調べてみると,作品番号のないものも
まとめてStephen Hugh がEMIとVirginから出している。きっと同一音源と
思われるが。持っているかどうかは明日探してみる。

>>154自己レス

このHPの情報によりバリー・ダグラスがブリテン作曲のカデンツァを弾いた
モーツァルトのピアノ協奏曲が第22番変ホ長調K482であることがわかった。
すっきりした。サンクス。

177:名無しの笛の踊り
05/12/10 00:14:20 z+xULHvN
そろそろ Op.15 ヴァイオリン協奏曲に行ってみようかー?

178:名無しの笛の踊り
05/12/10 00:14:48 JvQ/z0tA
なんか、この人葬送行進曲とか
レクイエムとかが多いんだけど、
何か理由あるの?


179:名無しの笛の踊り
05/12/10 13:55:56 PalL0pGD
op.14は、鰤天としてはおそらくほとんど唯一、政治的メッセージが込められた曲だ!
1936年に勃発したスペイン内戦で亡くなった英国人へのメッセージになっているらしい。
ちなみに作詞のスウィングラーというひとは左翼系新聞の編集者。
曲の長さは15分ほどだが本格的な編成によるもので、
随所にop.20やop.66のエコーが聴こえてくるが、かなり若書きっぽい。
ラトル盤の解説には、この時期の鰤天の作品には「死の舞踏」的な要素が随所に見られ、
その傾向は特にオーデンとの共作に顕著で、典型例はop.8だというようなことが書いてある。
なお初演指揮のランバートさんも作曲家でバレエ音楽が得意だったようだ。

英雄のバラード(Ballad of Heroes)Op.14[T/S,cho,Orch]R.スウィングラー,W.H.オーデン詞
(1939/初演1939.4.5 ウォルター・ウィドップ(T), コンスタント・ランバート指揮による合唱団とオーケストラ、
クイーンズホール、ロンドン)

1.葬送行進曲(Funeral March)
2.スケルツォ(Scherzo)
3.レシタティーヴォと合唱(Recitative And Choral)

Martyn Hill, London Symphony Chorus and Orchestra, Richard Hickox - Chandos - CHAN8983/4
Robert Tear, City of Birmingham Chorus and Orchestra, Simon Rattle - EMI Classics - 73983

ちなみに曲名表記はスペルミスなど明らかな間違い以外データ引用元(>10)の表記にしているので、
ご了承してくれ!俺はその筋の専門家でないので!!すまん!!!

180:名無しの笛の踊り
05/12/10 14:03:23 YwcbDjqW
ballad バラッド(英)
Ballade バラード(独)
ballade バラード(仏)
ballata バラータ(伊)

それぞれ意味は異なる。

181:名無しの笛の踊り
05/12/10 14:38:17 PalL0pGD
op.15はまたもやコンチェルトで、これ以降協奏曲というタイトルの曲はない
(実質協奏曲というのがいくつかあるが)。
ピアノ協奏曲がかなり技巧的で華やかな音楽だったのに比べ、
こちらはかなーりシリアスで内面的な感じのする曲だ!
俺の中では、この曲はショスタコ1番と並ぶ名曲なのであるが、いかがだろうか。
曲はクラいが初演がハデな感じだ!バルビ指揮による原典版のCDも出ている。
改訂版とどう違うのか聴いた方教えてくれ!
また改訂は1958年というデータもあるようだがどうなんだろう。

ヴァイオリン協奏曲(Violin Concerto)Op.15[3楽章]
(1939/1950改訂/初演1940.3.28 アントニオ・ブローザ(Vl)バルビローリ指揮NYP、カーネギーホール)

1.Moderato Con Moto-
2.Vivace-Cadenza-
3.Passacaglia: Andante Lento (Un Poco Meno Mosso)

Mark Lubotsky, English Chamber Orchestra, Benjamin Britten - DECCA - 417 308-2
Sergej Azizjan, Copenhagen Philharmonic, Osmo Vanska - Classico - 233
Lorraine McAslan, English Chamber Orchestra, Steuart Bedford - Naxos - 8.557198
Ida Haendel, Bournemouth Symphony Orchestra, Paavo Berglund - EMI Classics
Maxim Vengerov, London Symphony Orchestra, Mstislav Rostropovich - EMI Classics - 7243 5 57500 2 0
Rebecca Hirsch, BBC Scottish Symphony Orchestra, Takuo Yuasa - Naxos - 8.553882
Ruggero Ricci - OEL - 96020
Boris Gutnikov, Leningrad Philharmonic Orchestra, Dmitriev - Olympia - OCD 242
Original version - Theo Olof, Halle´ Orchestra, John Barbirolli - EMI Classics - CDM 5 66053-2

182:名無しの笛の踊り
05/12/10 17:16:21 z+xULHvN
>>181

原点版についてだが,持ってはいるのだが1回聴いただけで後は引越しの際に
荷物の中に入っていて行方不明。なので印象でしかないが,まず録音が悪い。
違いについて記憶に残っているのは,第一楽章のカデンツァでVnが刺激的な
音を出していたナという程度。そのくらいの違いしかざっと聴いた程度では
わからない。音大とかでブリテンを研究している専門家がいたらコメント希望。

上のリストにあるCDのうちヴァンスカ,ベルグンド,リッチ(?)は持ってないな。
ロストロのはデジタルコピーができなかった記憶がある。

この曲は小生が知る限りでは2度演奏されている。10年ぐらい前に大野和士/
渡辺玲子/東フィルの定期。それから ?/デヴィッド・ノーラン/読響で6月に
演奏された。前者はFMでも放送されたし,後者は読響の「深夜の音楽会」で
放映されている(はず。ひょっとしたらまだか?)。しかし情けないことに
読響の指揮者を忘れてしまった~~。わずか6ヵ月前なのに。そろそろボケが
始まったか~。知っている人情報よろ。

この曲の演奏のベストは個人的には先の渡辺玲子だな。曲の最後のあたりの
艶っぽさは見事だった(実演を聴いているので評価にバイアスがあるが)。

183:名無しの笛の踊り
05/12/10 17:41:07 z+xULHvN
ピアノ協奏曲Op.13について持っているCDを調べたので追加説明。

リヒテルは1967年のオールドバラ音楽祭でのライヴCDが出ている
(ブリテン/ニューフィルハーモニア)。ソースは海賊版くさい。

あと不思議なのがMarjorie MitchellのピアノでWilliam Strickland指揮
NDR Symphony Orchestraのもの(MCA MCD80116)で,何と第3楽章Impromptuで
終わり。いったいどういうつもりで作ったものなのか全く疑問。

上のリストにもあるがスクロヴァチェフスキ盤も興味深い。日本では彼の
イメージがチェリビダッケ,ヴァント,朝比奈に続く長老ブルックナー指揮者に
固まりつつあるのだが,結構レパートリーは広いし,自作もある。
15日の読響が楽しみだ(トピずれ失礼)。

184:名無しの笛の踊り
05/12/10 22:05:34 PalL0pGD
それで次のop.16が実は協奏曲的な雰囲気を持つ曲で、
こちらはop.15から一転、むちゃくちゃ華やかな曲だ!
カナダの放送局から「ピアノと管弦楽のファンファーレ」を委嘱されて、
これができたらしい。キーツの詩「ハイペリオン」に影響されて作曲したんだそうだ。
曲全体はイ長調で書かれていて、
後々にもアポロ的純真さを表現したい場面で鰤天は頻繁にイ長調に回帰した、
とラトル盤の解説に書かれている。
ところでこの夏、鰤天はピアーズとともにアメリカ、カナダ行きを楽しんだらしい。
この曲には幸せいっぱいの弾けるような響きがあふれているように聴こえないだろか??
後になればなるほどこの曲のような明るさが聴けなくなっていくので、
初期鰤天を聴く面白さはこういう曲にも十分感じられるはずだ!
鰤天とピアーズの出会いについてはどなたか思う存分語ってくれ!

ピアノ、弦楽四重奏と弦楽合奏のための「若きアポロ(Young Apollo)」Op.16
(1939/初演1939.8.2 鰤天(p)Alexander Chuhaldin指揮CBC弦楽o、トロントのCBC)

Peter Evans, Scottish Chamber Orchestra, J Serebrier - ASV Quicksilva - 737
I Musici di Montreal, Yuli Turovsky - Chandos - CHAN8817
Ulster Orchestra, Yuli Turovsky - Chandos - CHAN2402
Peter Donohoe, Felix Kok, Jeremy Ballard, Peter Cole, Michal Kaznowski,
City Of Birmingham Symphony Orchestra, Simon Rattle - EMI Classics - 7398
Nikolai Lugansky, Gidon Kremer, Yuri Bashmet, Dara De Cogan, Tim Pooley, Peter Worrall, Lyn Fletcher,
Halle Orchestra, Kent Nagano - ERATO - 3984.25502

185:名無しの笛の踊り
05/12/11 04:19:15 x0LX6doW
また横槍ですまんがブリテンは指揮者としても良いよね。
自作のみならず、ショスタコや特にモーツァルトなんかとても素敵な演奏だ。

186:名無しの笛の踊り
05/12/11 17:37:29 j2H8F35k
>>185

同意。戦争レクイエムのリハーサル風景を聴いてみるとなかなか良いこと言ってる。
結構大曲も録音しているし。作曲と指揮が分業となってから見てみても,指揮もする
作曲家としては最右翼と言って良いんじゃないか。

スレの主題としては作品順に進めて行って,ときどき雑談が入るというやり方で
良いんじゃないかと思う。この形を続けて行こう。


187:名無しの笛の踊り
05/12/11 17:55:45 XDluo2x7
op.15のVn協奏曲、ヴェンゲーロフ/シナイスキー、BBC響の
2004年プロムスでのライブを昨日のNotturnoで放送してましたね。
バルトーク・ラジオのオンデマンドで17日まで聴取可能。

188:名無しの笛の踊り
05/12/11 18:01:51 j2H8F35k
自己レス

これまでうろ覚えで書いてきたことこの土日に確認した(どーでも良いか)。
それから追加コメントも。

>「青少年の管弦楽入門」をパクった曲
小室昌弘:「ディズニーのメロディーによる管弦楽入門」 

>フランク・ブリッジの主題による変奏曲
マンドリンのようにして弾く曲は「5 Aria Italiana」。ところで
「9 Funeral March」はマーラーの影響が強く出ていると思う。

この曲は2台のピアノ用の編曲がある(編曲者:Colin McPhee, 1942年)。当時
交流があったとのこと(またか・・・)。この曲が入っているCD(Olympia OCD648)は
GoldstoneとClemmowという夫婦ピアニストのもので,ブリテンの数少ないピアノ曲が
入っている。作品番号のないものとしてはPaul Bunyan序曲(連弾),
Two Lullabies(1936)。

ちなみに解説では Goldstoneは1976年にプロムスで「左手のための
ディヴァージョンズ」を演奏して,(放送を)聴いたブリテンから手紙を
もらったとのこと。彼は12月に亡くなっているから病床で聴いたんだろうな。
(あ,しまった!命日の12月4日を忘れていた・・・)

189:名無しの笛の踊り
05/12/11 18:10:53 j2H8F35k
>>187

バルトーク・ラジオへ行ってみたがどうしたら良いかわからない。
URLを貼ってもらえたらありがたいのだが。

190:名無しの笛の踊り
05/12/11 18:23:11 XDluo2x7
>>189
Notturno 12月10日の番組表
URLリンク(www.bbc.co.uk)
ブリテンの放送時間は03:52-04:26

バルトークラジオのダウンロードページ
URLリンク(real1.radio.hu)
Szombat(土曜日、右から2番目)の03時、04時のLeの方を
右クリックしてファイルをダウンロード保存すればOK

曲ファイルの結合・編集など詳しくは海外ラジオスレか下記ページで
URLリンク(classicradio.hp.infoseek.co.jp)

191:名無しの笛の踊り
05/12/11 18:24:07 j2H8F35k
>>188

いろいろ探していたらバルトーク・ラジオでマーク・ルボツキー(ブリテン盤の
ソリスト)が出てきた。指揮はアサートン(彼も何曲か録音している)。

URLリンク(www.english.radio.hu)

写真を見たのは初めて。それからまだ生きている(らしい)ということも
初めて知った。

192:名無しの笛の踊り
05/12/11 18:29:13 j2H8F35k
>>190

サンクス。今ダウンロード中。

193:名無しの笛の踊り
05/12/11 21:11:29 L0SByQS/
作品16の「若きアポロ」のナガノ盤は、
チャイコフスキーコンクール出身の
ルガンスキーのピアノソロが冴え渡っているのが聴きものですね。
99年の録音だから、ルガンスキーがエラートに移籍して
最初期の録音だと思うけど、後のショパンやラフマニノフとは
また別の彼の表現力の多彩さを見せつけてくれます。
もっとこういうレパートリーも弾けばいいのに。

194:名無しの笛の踊り
05/12/11 21:28:53 j2H8F35k
>>193

さらにクレーメル,バシュメットも加わっているのでこれが最良盤かと。

195:名無しの笛の踊り
05/12/11 21:33:27 L0SByQS/
>>194
「若きアポロ」にはクレーメルとバシュメットは参加してないですよ。
2人が参加してるのは、カップリングの二重協奏曲の方。

196:名無しの笛の踊り
05/12/11 21:36:41 j2H8F35k
>>195

スマソ。そっちを言うつもりだった。うっかりした。

197:名無しの笛の踊り
05/12/12 02:32:37 j+fr6JuJ
>178さん、カメですが…
葬送行進曲やレクイエム、確かに多いですよね。
これはオーデンの影響だと思います。とにかくこの頃の鰤はオーデンに圧倒されてましたから。
  
オーデンは1933年にずばり「死の舞踏」という戯曲を書いています。
歴史の中で頂点を極めた文明が必ず消えていったように、ヨーロッパもいまや病み、衰えつつある
という「西洋の没落」がテーマで、これは当時の知識人に多くひろまっていた認識でした。
鰤の生まれた翌年に始まった第一次世界大戦、ロシア革命、29年の大恐慌、ファシズムの高まり…
1933年には、ついにヒトラーが政権を取り、ベルリンではお祝いの提灯行列が行われています。
   
オーデンは、こういった時代の趨勢に鰤の眼を向けさせました。
戦争レクイエムの冒頭には「詩人にできるのは、ただ警告すること」というオーウェンの言葉が
掲げられていますが、芸術家の使命について、鰤に考えさせた人と言えます。
 
鰤はもちろん個人的な曲、楽しみの為の曲もかいていますが、そうやって暗い時代を表現したの
では…?




198:197
05/12/12 04:05:04 j+fr6JuJ
…とは言ったものの、使命感で作曲はツライかもね。
鰤の方に、そういう要素が無いと…オーデンに会う前の14歳で死にゆく母親を
うたった歌曲を作ってるし。
  
鰤は虚弱体質で、生後3ヶ月で肺炎にかかって死にかけたのを最初に、やたらに病気
になってます。特別な学校(病院内学校?なんて言うんだろう?)に入れた方がいい、
と言われたくらい。
結局、医学的知識のあった父親の判断で普通の生活を送ることになりましたが、
そういう体質のせいか、神経も細く、家族が次々死んじゃうという悪夢にうなされたり
してます。かわいがって保護してくれる家族がいなくなったらどうしよう、という不安
が昂じてのことでしょうか。
自分自身が死ぬんじゃないかと怯えた時もあったと思います。
  
そういう下地があったうえに、例えば第一次世界大戦のような歴史的な悲劇が身近に
思える出来事がありました。
ブリッジ先生との出会いです。ブリッジは大戦で亡くなった友人に曲を捧げていますが
彼のサークルで戦争詩人といわれるような若くして亡くなった芸術家の話題がでたかも
知れない。ブリッジは自分自身の体験として話したでしょうから、オーデンの教育より
もっと鰤の深いところに届いたかも。
   
…こういう個人的な理由の方が強かったかな。
  
付け足しですがオーデンの「死の舞踏」ではカール・マルクスがヨーロッパを救う!のでした…
当時はマルキシズムがイギリスを席巻していた時代でしたから。  



199:名無しの笛の踊り
05/12/14 04:59:09 V+iGbz9Z
op.17の「ポール・バニアン」が最初のオペラになるのかな?

200:名無しの笛の踊り
05/12/14 07:52:54 202bvV1Z
>>152の言うナクソス再発盤、買って聴いた。
Op.12はなかなかいいな。短い曲だしブリテンは後半だけだったけど。
このCDはモールティングスで録音されてるんだね。



201:名無しの笛の踊り
05/12/15 14:12:30 KWTb1rG9
このスレの形式でほかの作曲家スレ希望

202:名無しの笛の踊り
05/12/15 15:25:33 QcbrYEMc
>>199
作品番号なしの劇付随音楽みたいなのはその前にいくつかあるけど、
歌劇としてはそうみたいだね。
1941年5月に初演、1976年に改訂。

203:名無しの笛の踊り
05/12/16 02:10:04 egGLUP8T
>>199

最初CDを買って聴いたときはブリテンの作品とは思えなかった。

しかしこのオペラはどこかで上演したという話も聞かないな~。どこかで
やってもらえないものか。ぜひ観たい。

204:名無しの笛の踊り
05/12/17 14:56:11 2yeNVqxE
op.17はいよいよオペラだ!オペレッタとされていることもあるらしいのだが。

ポール・バニヤン(Paul Bunyan)Op.17[プロローグと2幕のオペラ]W.H.オーデン台本
(1941/1976改訂/初演1941.5.5 elen Marshall (Tiny), Hugh Ross指揮Columbia Theatre Associates,
New York Schola Cantorum、コロンビア大学、ニューヨーク
改訂版初演1976.6.14 ベッドフォード指揮、オールドバラ、スネイプ・モールティングス)

鰤天は1939年に米国へ帰化したオーデンの後を追ってニューヨークに滞在することになるが、
そんな中で生まれたこの曲は、そこかしこにアメリカンな匂いを感じさせる出来だ!
ポ-ル・バニヤンとはアメリカの伝説に登場する巨人の木こりであり、
新しいアメリカを築くために生まれたヒーローである。
物語の最後でオーデンは、バニヤンに「アメリカこれでいいんかい?」みたいな問いかけもさせている。
曲自体は民謡のような非常に分かりやすいメロディが多く、合唱のパートがかなり活躍する。
オペラというよりミュージカルみたいに聴こえる場面が多々ある。
また3曲ある「バラード間奏曲」はナレーターがギター伴奏で歌う。

205:名無しの笛の踊り
05/12/17 14:58:09 2yeNVqxE
初演のTiny、Hが抜けてた。 Helen Marshallでした。
ところでヒコックス盤のライナーにあるこの曲の聴き所は、
プロローグの森の場面で、古い木が「しかし時々変なことは起こって...」と厳かに合唱する部分、
1幕2場のTinyの美しいアリア、2幕2場のクリスマスパーティの場面の無伴奏合唱などだ。
オーデン亡き後に行われた改訂は初演時にあった曲をいくつか削ったものらしい。
音楽で物語を表現する鰤天の技はこの曲でも十分に味わえるが、
この次に生まれるオペラの前ではちと影が薄いと言わざるを得んかもしれん!

Peter Coleman-Wright, Kenneth Cranham, Kurt Streit, Susan Gritton, Timothy Robinson, Jeremy White,
Chorus and Orchestra of the Royal Opera, Covent Garden, Richard Hickox - Chandos - CHAN9781
James Lawless, Dan Dressen, Elisabeth Comeaux Nelson, Clifton Ware, Pop Wagner,
Chorus & Orchestra of the Plymouth Music Series, Philip Brunelle - Virgin Classics - VCD 7 90710-2
Overture - London Symphony Orchestra, Steuart Bedford - Naxos - 8.557197
Overture, Lullaby of Dream Shadows, Inkslinger's L - London Philharmonic Chorus,
English Chamber Orchestra, Philip Brunelle - Virgin Classics - VC 7 91107-2

206:名無しの笛の踊り
05/12/17 16:09:59 2yeNVqxE
さてお次のop.18は、いまや鰤天屈指の有名曲と思えるコレだ!

イリュミナシオン(Les illuminations)Op.18[T/S,弦楽][9曲]A.ランボー詞
(1939/初演1940.1.30ロンドンエオリアンホール、ヴィス(S)Boyd Neel String Orchestra)
1.ファンファーレ(Fanfare)
2.都市(Villes)
3a.断章(Phrase)
3b.古代彫像(Antique)
4.王位(Royaute)
5.海の絵(Marine)
6.間奏曲(Interlude)
7.美しい存在(Being Beauteous)
8.客寄せ道化(Parade)
9.出発(Depart)

曲はソプラノのヴィスのために書かれたが、出版に際してはテノールのために、
と鰤天は強調したそうだ。このあたりは>113あたりをご参照くだされ。
オケは弦だけなのだが、op.8に比べても相当に雄弁に聴こえ、
なおかつ表現もかなり突っ込んでいるようだ。
こればっかりは歌詞となっているランボーの詩をがっつり読まないと理解が難しいかもしらん。
鰤天はランボーの詩をどれだけ音楽で表現できるか挑戦しつつ、
自らの音楽表現の深化にもトライしているかのように俺には聴こえるんだがどんなもんだ!?

207:名無しの笛の踊り
05/12/17 16:12:31 2yeNVqxE
CDは鬼のように出ているぞ(鰤にしては)!

Peter Pears, English Chamber Orchestra, Benjamin Britten - LONDON - 436 395-2 (417 153)
Peter Pears, CBS Symphony Orchestra, John Barbirolli - NMC - NMCD030
Anthony Rolfe Johnson, London Mozart Players, Jane Glover - Academy Sound and Vision - ASV 682
Elisabeth So¨derstro¨m, English Chamber Orchestra, Gilbert Levine - Arabesque - 2363 6603 2
Christiane Eda-Pierre, Audoli Instrumental ensemble, Jean-Walter Audoli - Arion - 68035
Heather Harper, BBC Symphony Orchestra, Steuart Bedford - BBC Radio Classics - 15656 91582
Peter Schreier, Leipzig Radio Orchestra, Herbert Kegel - Berlin Classics - 9035
Christina Hogman, New Stockholm Chamber Orchestra, Peter Csaba - BIS - 435
Henriette Schellenberg, Manitoba Chamber Orchestra, Simon Streatfeild - CBC Records - 5187
Felicity Lott, Scottish National Orchestra, Bryden Thomson - Chandos - CHAN7112
Felicity Lott, English Chamber Orchestra, Steuart Bedford - Naxos - 8.557206
Robert Tear, Philharmonia Orchestra, Carlo Maria Giulini - Deutsche Grammophon - 423 239-2
Barbara Hendricks, English Chamber Orchestra, Colin Davis - EMI - CDC5 55053-2
Jill Gomez, Endymion Ensemble, John Whitfield - EMI - CDM 5 65114 2
Ian Bostridge, Berliner Philharmoniker, Simon Rattle - EMI - 7243 5 58049 2 1
John Mark Ainsley, Britten Sinfonia, Nicholas Cleobury - EMI Eminence - 5 65899 2
Adrian Thompson, Bornemouth Sinfonia, David Lloyd-Jones - Naxos - 8.553834
Jerry Hadley, English String Orchestra, Boughton - Nimbus - NIM 1751
Magdalena Hajossyova, Slovak Chamber Orchestra, Warchal Bohdan - Opus - 2595
Sylvia McNair, Boston Symphony Orchestra, Seiji Ozawa - PHILIPS - 446682
Carole Farley, Scottish Chamber Orchestra, Jose Serebrier - Phoenix USA - 111
excerpts - Maggie Teyte - VAI Audio - 1063

208:名無しの笛の踊り
05/12/17 16:43:50 2yeNVqxE
お次のop.19は、「若きアポロ」と同じカナダ滞在時にできた曲だ!
カナダの印象を音楽にしたものらしい。
カナダ民謡の引用やファンファーレの使い方などにコープランドの影響がある、
とラトル盤のライナーには書いてある。
op.18のような深々した表現はなく、初期鰤天の明快さにあふれていて、
コンサートの1曲めなんかにやる曲としては楽しめると思うんだが。

カナダの謝肉祭(Canadian Carnival/Kermesse canadienne)Op.19[Orch]
(1939/初演1940.6.6ブリストル、BBC放送)

English Chamber Orchestra, Steuart Bedford - Naxos - 8.557198
City of Birmingham symphony Orchestra, Simon Rattle - EMI Classics - 73983

209:名無しの笛の踊り
05/12/18 12:40:28 nm3cRUND
>>204

うーむ,さすがに週末でイッキに進んだな~。

今日久しぶりに「ポール・バニヤン」を聴いた(ヒコックス盤は持っていないので
そのうちに入手せねば・・・)。

最後のあたりはアメリカが将来(今からみれば過去だが)果たす(果たしてきた)
役割について考えるとしみじみと感じるものがある。

ところで,登場人物の名前はなかなか面白い。韻を踏んでいる。
ベン・ベニー(余談:NYにはベン・ベンソンというステーキハウスがあるが…),
ヘル・ヘルソン,アンディ・アンダーソン,ピート・ピーターソンetc.

中で歌われる歌詞や台詞もかなり韻を踏んでいて興味深い。


210:名無しの笛の踊り
05/12/18 13:09:26 oA5jVFn5
ポール・バニヤンは、その後長く封印されてましたが…
鰤によれば「僕の音楽はいいところもあった…すごくいいとは言えないけれど。」
「スキャンダルになったのはオーデンの台本だ。
 イギリスに住んでるアメリカ人がジョンブルを皮肉ったようなものだったから。」
実際に読むと、それは絶賛の嵐ではないですがオーデンのほうがずっと悪く言われてる。
批評に傷付いてお蔵入りになったんだと思ってましたが、それ程の言われようじゃない。
中身はどうあれニューヨークタイムズはじめ幾つか批評が載ったんだから、それだけで
「オーデンも僕も有名じゃなかった」割には成功じゃないでしょうか?
  
鰤はなんでお蔵入りにしちゃったんだろう?
あの「グロリアーナ」でさえ抜粋曲をまとめているのに。 

    




211:名無しの笛の踊り
05/12/18 21:23:36 DIXgvaNq
木々のコーラス「Once in a while the odd thing happens」をタイトルにした
戯曲を見つけました。
Paul Godfrey作で1990年初演。
フィクションですが、ピアーズはじめ関係者にリサーチして書いたせいもあって
なかなか雰囲気はでてるんじゃ?と思います。
アメリカ行きのちょっと前からグライムズの成功までが取り上げられているんですが
バ二ヤンが失敗して落ち込んだりするところもあります。

おもしろいと思ったのはブリテンの姉のベスにインタビューして彼女の視点を
取り入れている事。
母親のことはよく書かれますが、お姉さんの事はあまり知りませんでした。
お姉さんはブリテンの事を書いた本を出しているんですね…








212:名無しの笛の踊り
05/12/18 21:49:29 nm3cRUND
[Op.18]

今日聴いたのはティアー/ジュリーニ盤(たまたま見つけやすかったから)
ちょっと朗々としすぎかな(ソプラノで聴くことが多いので)。
この曲は実演で3回ぐらい聴いている。

小澤征爾指揮新日本フィルで歌はマクネアー
若杉弘(だったかなー?)指揮東京都交響楽団で歌はヘンドリックス?
ローレンス・フォスター(だったかなー)指揮N響。歌は誰だっけ?

何しろ10年以上前のものもあり,きちんとした記録を取っていないので
記憶が不確かであるのには自信がある(スマソ)。正確な情報を
持っている人に修正してもらいたい。よろ。

[Op.19]

今日聴いたのはラトル盤。このあたりの作品番号10~30番台の曲(90番の
曲も入っているが)が12曲入っている2枚組の特集盤。

曲の途中で民謡「Alouette」のメロディーが出てくる。


もう行ってしまうかな~ 紀元2600年に?


213:名無しの笛の踊り
05/12/18 22:15:55 qToYJBia
ブリテン作品で実演を聴いたことのある作品を思い出してみた。

4つの海の間奏曲
シンプル・シンフォニー
セレナード
ブリッジ変奏曲
イギリス民謡(確か次の3曲)
 ニューカッスルの生まれではない?、夏の名残のバラ、オリヴァー・クロムウェル

意外に少ないのは、単に聴きそびれていたのか、それとも演奏の機会に恵まれないのか?

214:名無しの笛の踊り
05/12/19 03:32:32 9QWjvKxw
>>213

演奏の機会があまりないことは確か。しかし私の知る限りでは有名な曲はたいてい演奏されている。東京近郊であればかなり演奏されている
(名古屋二期会でオペラが連続上演されたが,私は行っていない)

例えばオペラで私の観たものは

・ピーターグライムズ [2002サイトウキネン] [大野/東フィルの演奏会形式,オーチャード]
・ねじの回転 [新国立劇場小劇場で2回]
・カーリューリヴァー[フィリップ・レジャー(CD等でオルガンを弾いていた)指揮の教会形式での演奏,石橋ホール] [すみだトリフォニー開館記念の
「隅田川」(能,小唄とオペラの上演:郡愛子が狂女を演じた珍しいもの]
・真夏の夜の夢 [若杉弘指揮 二期会:オーチャードホール]
・アルバート・ヘリング [?指揮 二期会 錦織健主演,新宿文化センター][秋山和慶指揮 桐朋音大,調布グリーンホール,確かこのとき有名になる前の
中丸三千絵が出ていた]
・ベニスに死す[若杉弘指揮 東京室内歌劇場,新国立劇場(中)]というところ。

あとはロンドン(ENO)で「ルクレシアの陵辱」,パリ(バスチューユ)で「ビリー・バッド」を観ている(まあこれは番外編)。

戦争レクイエムはときどき演奏されるので,聴き逃した(例えば今年の8月の演奏やCDになっている大野/東フィル)ことはあるが,合唱団として参加した
ものも含めて5回は聴いている。

珍しいものとしては小澤/新日フィルの演奏。五反田の簡易保険ホールだったと思う。大野徹也&松本進(おそらく)の英語の歌詞が新日フィルの関係者に
よる日本語訳。今でも印象に残っているのは "We la-u-ght, We la-u-ght~"のところが「僕らは笑った,僕らは笑った~」と歌っていた。ワロタ。
(戦争レクイエムでネタにしようと思ったが早出ししてしまった)



215:名無しの笛の踊り
05/12/19 03:41:02 9QWjvKxw
>>214 自己レス

書き込み時にサーバーから「改行が多すぎる」と言われたので改行を減らしたが
中途半端で変な改行になってしまった。読みにくくてスマソ。

このスレのおかげで持っているCDを聴いたり過去に聴いた演奏を思い出すことが
できて非常に有意義だ(記憶違いはごカンベンを)。

216:名無しの笛の踊り
05/12/19 12:24:44 s2FucabF
>>207
ピアーズのOp.18は、コリン・デイヴィス指揮コンセルトヘボウ管弦楽団という組み合わせのCDもあるらしい。
URLリンク(www.hmv.co.jp)


217:名無しの笛の踊り
05/12/21 13:32:42 ylgYOTYL
 

218:名無しの笛の踊り
05/12/21 23:25:34 4rj3L0Yd
>216
サンクス。15枚組みか…そう考えれば安いもん?
鰤はアムステルダムを好きな都市だと言っているのでPPについて行ってたかも…

219:名無しの笛の踊り
05/12/22 01:36:22 Ofds5khh
>207
2段目のピアーズのは鰤が指揮してます。
バルビはシンフォニア・ダ・レクイエムですね。
作曲から2年後の41年録音で雑音がありますが、ピアーズの若い声が聞けます。
  
コンセルトヘボウの買おうかと真剣に悩み始めてます。
次の録音は56歳になってたからなぁ…
ちょうどいいのがないんだよね。
  
このスレがたってから、いろいろ買い物しちゃいました。
有意義ではありますが物欲も刺激される…

220:名無しの笛の踊り
05/12/22 02:16:27 mAp0Y7qw
>>219

そう,その通り!先日BOX3箱を買ってしまったし(バラではほとんど持っているが)
つい最近,買うのをしばらく止めている間に出たオペラ(PG,BB,TS,DVの新録音)を
買ってしまった(昨日届いた)。PGなんかいくつ持っていることか・・・。

何しろ筋金入りの鰤ファン(CDコレクター&コンサート・オペラ通い)と
思っているので持っていないわけにはいかない(しかし私より持っている
人もいるんだろうナ)

221:名無しの笛の踊り
05/12/22 02:42:17 dKIX+SKN
ううっむスゴいなみんな...
ところでイリュミナシオンって、
どうもピンと来ないオレにあの曲のありがたさをどなたか教えてくれません??
セレナードは好きなんだけどな。

222:名無しの笛の踊り
05/12/22 10:58:48 Ofds5khh
実は当方も、ありがたさがわからんひとりです。
このスレが立たなければ聴き返しもしなかったと思う。
嫌いなわけじゃないんだけど、なんとなく敬遠してしまう…
  
…それもピアーズのいい録音がないからだ!
 最初のは不安定さが目立ち、後年のは声の伸びに欠けるように思う。

でも、やっぱりあの声は独特ですよね。
それでコンセルトヘボウのに期待してるんですが。
  
だれか、他にお勧めがあったら教えてください。
聴き返して耳慣れてきたので、チャンスなんですよ…

223:名無しの笛の踊り
05/12/23 12:30:04 gmgxpKqh
ボストリッジとラトルのはどうなんでしょう?

224:名無しの笛の踊り
05/12/23 21:09:17 ZPqG3wIB
>>221

イリュミナシオンがハッキリしないのは最後の曲(出発)のせいだと思うが
どうだろうか?あのモヤモヤとした雰囲気のまま終わってしまうのが
よろしくないのかと。もし1曲前で終わっていたら曲の印象はかなり違って
いたのでは?

>>223

この前買ったがまだ聴いていなかったので聴いてみた>ボストリッッジ&ラトル

溌剌とした演奏だ。オケも素晴らしい。カップリングされている「セレナーデ
(Op.36)」(バボラクがイイ!)や「ノクターン(Op.69)」も良い。

彼を初めて知ったのは10年程前のCD(ジョン・ダンの聖なるソネット(Op. 31)
他未出版曲)で気にはなっていたが,今では完全に第一人者と言って
良いんじゃないかと思う。つい最近買った「ねじの回転」をまだ聴くヒマが
ないが,年末に聴こうと思う。楽しみだ。

しかし今回はハーディングでなくラトルだったのはナゼ?
(今検索してみてわかった。ザルツブルク・イースター音楽祭で共演したからか)

ところで日本人にも良い歌手がいる。辻裕久。今後に注目したい。

225:222
05/12/23 21:46:35 8aibAsCZ
サンクス!
注目のその盤を未購入…
鰤好きとしては恥じ入るばかりです。
なんだか、いつでも買えそうな気がしてほうっておいたのでした。
  
今日は代わりにシュライヤーのを聴いてました。
丁寧に歌っていて、あんまりおとなしすぎじゃないか?と思ったくらい。
でも212さんも言われているように朗々としすぎ(同意!)のティアーより
好みです。
ランボーはフランス人だし、あれくらいラテン的なほうが曲想に合っているかも、
と思いつつ…
  
そういえばシュライヤーもピアーズと同じくエヴァンゲリストを得意にしてましたね。
そこが好きな理由かな。オペラ的でないところとか。
で、二人を比較してピアーズは真面目に歌えば歌うほどエロ(失礼!)になるんだなぁと…
  
それはさておきボストリッジ盤の購入を誓います!
一緒に買いたいので、女声のお勧め盤があったら皆様よろしくお願いします。

226:名無しの笛の踊り
05/12/24 00:13:57 zpcQ5Tt+
>224ボストリッジのピータークイントは凄くピッタリしてますよ。
ルックスも声の質も本当に幽霊ぽい。DVDを出して欲しいな。

227:名無しの笛の踊り
05/12/24 09:16:00 2dEKMiN6
>224
辻裕久さんの、買いましたよ。
この調子でシリーズが続くことを祈ります。
  
同じファウエムにはカーリューリバーの狂女役を得意にした細川雅さん(オールドバラで公演した。)
も録音してます。
マイナーなカンティクル3番をとりあげていて、日本でも鰤が聴かれるようになった、と感動。
  
歌手がどこの国の人でもいいようなものですが、やっぱり生で聴くチャンスが多いと嬉しい。

228:名無しの笛の踊り
05/12/24 14:44:56 z5UD2dD6
作品17の「ポール・バニヤン」は、
多分ヒコックス盤が最も聴かれてると思うんだけど、
なんかアンサンブルにもう一つ締まりがないというか、
満足できないんだよなぁ。
俺はブルネル盤(ヴァージン)の方が優れていると思うんだが。

ブリテンのCDというと、どうしてもブリテンゆかりの演奏家とか、
イギリス勢による、オール・ブリテン・プロのCDが多いんだけど、
ときには、違った文脈で聴いてみたくなる。
作品18の「イリュミナシオン」での、
シルヴィア・マクネアーと小澤/ボストン響のCDは、
そんな願いを叶えてくれる。
マクネアーの歌唱はチャーミングだし、
ラヴェルの「シェエラザード」とドビュッシーの「選ばれし乙女」に
サンドイッチされているカップリングも非常によいと思う。


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