06/11/02 18:51:04 URt4NPbx
２００４年、山形南「ケチャ」
山形南は前年に県銀になり、ブレイクの予兆は見せていました。
彼らのケチャは微妙に荒があるんです。テクニック的には普通なんですね。 しかし会場は騒然としました。
「チャク、チャク」と発声を伴う西村朗の大曲、 それを男子校しかできないパワーでエキサイティングに演奏しました。 あれはエンターテイメントです。
大会を経るにつれ精度も上がり、 東北大会では元Ｎ響打楽器の岡田知之に大絶賛される快演。(特に中間部のクラベスはスゴイ)
私も曲自体のパワーと彼らのパワーに、震えがとまらなかった記憶があります。
結果は５位。一人の審査委員がとてつもなく低い点数をつけたのが原因でした。
しかし演奏後の彼ら６人の満足そうな顔を、私は今でも脳裏に焼きついてます。
２００５年、山形南「ペンタゴン」
前年とうって変わって、ポップな新曲に挑戦。 県は激しいロック、東北は大人のシックな演奏でしたね。
東北大会は大事なキメの部分でマレットを落とし、
完全に乱れるアクシデントがありましたが、 結果は３位。またも磐城と山田に敗れました。
２００６年、山形南「ターラ」
またも西村朗。
地区はカナリ微妙でしたが、県で一気に開花。 凄すぎる。全身鳥肌ものでした。
曲が打楽器アンサンブルの魅力を極限まで引き出したような曲で、プラス山南独自の解釈が冴え渡りました
点数は５０点中４９点だったそうです。
全国でも金の取れる演奏だと私は確信したのですが、 東北では微妙なミスが出て、 そのままテンションがあがり切らない感がありました。
またしてもダメ金。
毎年運に見放されているように思える山形の打楽器。
今年はイワキが３出。
何としても全国へいってもらいたいです。
山南は基礎力をもっとつけ、本番での確実な演奏ができれば、 全国も見えてくるはず。聴衆はもう惹きつけているのですから。
そして夏のコンクールでの成功は、アンコン管楽器の健闘にかかっています。
審査が打楽器に甘いのは事実。決して打楽器に負けない、ど派手な演奏を期待します
長々失礼。あまりにも履修の話ばかりでおもしろくなかったもので