06/10/24 07:54:12 06mhCwmQ
全日本吹奏楽コンクール総合スレッドより
磐城 これまでの音の概念を根底から覆す四次元のサウンド。絶対的な音楽。
ブラックホールのような、すべてを飲み込み、無へと帰す、世界の終焉を告げに
られたかのような音楽空間が広がりました。課題曲は早めのテンポ設定でした。
しかし、完全な音楽でした。ダイナミクスレンジの幅が半端じゃなく広く、
どの声部も弱奏で埋もれなく、完全なピアノ表現がされていました。やや
不自然な音運びもありましたが、それすら自然に感じる緻密さ、音楽でし
た。曲間も緊張感は崩れず、自由曲は最高で絶対的な技術を持って確信犯的に
音を破綻させる箇所、完全なグルーブ、アンサンブル見せる箇所が随所にあり
ました。現代音楽。緊張感、必要とされる音色感、超音圧、絶対的な音楽空間
のすべてがそこに存在した。最後のコラールは聴衆の耳のほぼ限界の音圧で吹
いているにもかかわらず、聴衆の方向に音を出しているにも関わらず、こっち
が吸い込まれてなくなってしまうような、世界の終わりが見える音でした。
サードインパクト的な音で、最強奏時には全身に鳥肌が立ち、呼吸すら出来な
くなりました。しかも、不思議と耳に痛くない最強奏でした。ブラックホール
のなかに吸い込まれそうになった、吹奏楽、音楽の新たな次元、四次元の
サウンドがしました。演奏終了時、思わず叫んでしまいました。
日本の吹奏楽に新たな一ページが出来たと思います。