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それはフルトヴェングラーがハイドンの交響曲第八八番「V字」を
録音したときのことだった。本番が始まり、フルトヴェングラーが
指揮棒を振りおろした(振り上げた)。例によってフルトヴェングラー
のスタートの合図は不鮮明でどこがポイントだかわからない。
オーケストラはザザッというスタートになる。するとスタジオの中に
パッと赤いランプがついて、スピーカーから録音ディレクターの声が
聞こえてきた。「マエストロ、ただ今のスタートは不揃いでした。
もう一回お願いします」