06/10/23 01:35:21 jZjB9iOC
ある作曲者のHPより
>簡単なピアノスコアを添付すること(2段譜で書き、ピアノで初見演奏できるよう簡略化すること)。
これはまずいだろう。この一文のせいで、どんなに課題曲の質を低下させていることか。何故ピアノ曲にする必要があろう?
・ピアノは音色変化に限界がある。オーケストレーションが命の吹奏楽を表現できるはずが無い。
・ピアノの音は発音と同時に減衰していくものである。しかしながら、管楽器の音は決して減衰するとは限らない。
・Tubaのhighesttoneの「C」も、Fluteのlowesttoneの「C」も、ピアノにすれば「中央のド」でしかなく、そのテンションが全く無視されており、楽譜からその音楽が伝えたいことが読み取れない。
・ピアノで演奏できるくらいの音域しか使わないで吹奏楽曲を書くことは愚か。また、複旋律作法もピアノで演奏しようとしたら限界がある。かの「風紋」をピアノで演奏することは不可能。
・同一音域で音色対位法を使って書いた場合はどうするのか。また、逆に三つ以上の音域でそれぞれ複雑な動きをしたらどうするのか。
・和音で速いパッセージがあったら、ピアノで弾くのは不可能。簡略化なんて「和音であることに意味がある」パッセージだったら不可能。
・ポルタメントやグリッサンドがあったら?そもそも打楽器は?