07/01/05 15:53:14 FOABAFpC
＜自分を自由に表現する即興性も大事にしたい＞
クラシックの演奏は、作曲家が配した音符を正確に読み解くことが求められます。
譜読みをした上で、原典である楽譜の許す範囲内で演奏家は感情を込めていくわけですが、
元来性格的に即興性を好む私にとっては、心のどこかで制限無く自由に表現できるものを求めている
のかもしれません。
だから手紙を書くときでも、私の父は最初から最後まで下書きを完成させてから清書しますが、
同じ血液型ながら私はある程度内容を決めた後は、書きながら言葉を決めて、一気に書き上げます。
また、ていねいな字を書こうとすると気持ちが静まり、考えもまとまっていくものです。
私にとって、真っ白な紙に自由に自分を表現できる機会は、とても新鮮で楽しいものなのです。
即興とは違いますが、普段とは違った場所での演奏にも興味があります。
二年前に演奏した比叡山でも再び演奏してみたいと思ってます。延暦寺の根本中堂などで演奏したのですが、
歴史に裏打ちされた荘厳な雰囲気の中でのギターの響きは、音楽ホールでは味わえない趣があります。
海外では「万里の長城」でバッハをえんそうしてみたい。壮大な風景の中で奏でる重厚な音楽は
とても胸を打つものになると思います。