05/03/18 23:59:08 aCV7n1EL
お待たせいたしました。以前書き込んだ、福楽のバリトンのインプレの続きです。
色々なシチュエーションで吹いてみましたが、様々な粗が出てきています。
まず音程ですが、ピストン開放時の倍音はまだ何とか使える状態ですが、ピストン使用時は、各抜差管によってかなり音程が怪しくなります。
中でも1番ピストンが絡む運指はひどく、低音部記号第2間のC、第3線のD、第4間のG、上第1線のCなど、どれもかなり低くなります。
特に第2間のCの1+3の運指は、普通どの金管楽器でも音程が高くなるのに、自分のバリトンの場合、何と正確な音程で、いや、むしろ低いピッチで取れてしまいます。
また、第4間のGは、替え指の3の運指より、1+2の運指の方がピッチが低くなります。従って、1番抜差管(場合によっては2番抜差管も)をカットする必要があると思います
また吹奏感ですが、音域によってかなりバラツキが感じられます。第2線のB(H)より低い音になった途端にスカスカになります。極端な話、全く使えないと思って支障ないでしょう。
また、上第3線のGあたりから、何ともいえず気持ち悪い吹奏感になります。楽器のキャパシティーを越えてしまうのか、全く響かず、かなり詰まった音色になります。
結果として、(予想通り)期待外れでした。
予算はないけど、ちょっとでもバリトンを本気で使うつもりであれば、最低でもジュピターの462L、ヤマハのYBH201(銀メッキ希望の場合は、海外向けのYBH301S)ランクの楽器はクリアしたい所です。
長文失礼いたしました。