06/07/19 13:06:42 VOptWmph
「トム・ウェイツ?」
それは神保町店の地下フロアで、いつものようにアナログを物色中の出来事だった。
何故こんなところにトム・ウェイツが?という俺の驚きを余所に、
店員とそのトム・ウェイツと思わしき人物がなにやら会話をしている。
「ア…、ギョ、アル?ョェー」
不可思議な言葉をしゃべっている。英語のようでもあるが、英語でないようでもある。
二人と距離が離れている俺には会話がうまく聞こえない。
気になるので、距離を縮めてみる。
「赤盤、ある?それある?どこある?ギョエー、ギョエー!!」
「Gコジかよ!!」と、俺はヤツの額につっこみを入れた。