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2chが一般化するにつれて、情報・議論・ネタを求めるのではなく、共有感覚・帰属感覚
を求めてやってくる人々が増えてきた。彼らは書き込むという行為を通して、“繋がっている”
“俺は2ちゃんねらー”という実感を得ているのであろう。
しかし書き込むという行為は何らかの情報を投げかける、あるいは自己に取り込んだ情報を
考察し再生産することである。哀しいかな彼らは自己に多くの情報を内在していないし、
再生産も苦手である。
彼らから生産される情報は、「うぜえ」「馬鹿」「アホ」「死ね」「あほらし」といった単純な
感情表現がほとんどである。そして感情表現すら尽きた時にコピペやキリ番ゲットといった
反復行為を繰り返すようになる。
またこれらの単純行為は、情報の加工や議論・ネタづくりに比べて、“誰もができる”という
点において、きわめて共有的・没集団的であり、彼らの欲求をより満たすのである。
彼らにとって書き込みをしないということは集団からの脱落であり、話題があろうとなかろうと
書き込みボタンを押さずにいられないのである。
「スレ立て乙」という風習は、もとは純粋な労(ねぎら)いの意味から始まったものではあるが、
いつしか帰属感覚を得るための書き込みへと変貌した。
つまり、これは「うぜえ」「あほらし」「2ゲットズザー」「はくそりーなへ」などの代替行為であり、
それらの無駄な書き込みを抑制する効果があるのではないかと愚考する。