07/08/29 23:56:59 AtETvi/z0
>>228
君の言うことは確かに最もだ。
だが、自己責任というのは自己反省のなかで生まれるものであって、強要されるものでもないし、
それを理由に犯罪責任が軽減されるものでもない。
法の下ではすべての人が平等なのだよ。
慎重な人も軽率な人も違法行為に対しては平等に扱われる。それが法治国家だ。
だが、昨今の自己責任論は、違法行為の被害者にも責任があるといわんばかりだ。
これは、違法行為者の責任を軽減する考えだ。
例えば今、中国産の食品の安全性が大きな問題になっている。
また、食料品の産地偽装も問題になっている。
ある人は、スーパーで「国産」と書かれた激安野菜に不信感を持ち、店員に産地を問い質し、結局買わないかもしれない。
またある人は、「国産」という表示と激安価格のラベルだけを見て、即座に購入するかもしれない。
こういうご時世、できれば慎重派でありたいと思うが、だからといって、もしその産地が偽装されたものならば、
疑いも持たずに買ってしまった人は、「自己責任だから仕方がない」ということになるのか?
法はすべての人に対して平等なのだよ。というか平等であるべきなのだよ。
そうでなければ法なんて意味のない代物だ。
単純に産地表示と価格ラベルを信じて購入して、被害にあってしまった人は、100%被害者なのだよ。
欲豚といわれようが何といわれようが、違法行為の被害者なのだよ。
被害者をののしることは違法行為を助長することにつながるということは、わかるね。