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石川島播磨重工の平成18年9月中間期並びに平成19年3月期の
」決算財務諸表は、平成19年1月に行われた643億円にも上
る巨額公募増資を成功させたいという経営者の強い意志の元で、
その組織の総力を挙げて周到に計画された歴史的粉飾決算である。
経営者の強い意志の元に行われた粉飾決算なのであるから、
その経営の元では粉飾に協力することこそ組織の正義となるのであり、
ここでは粉飾決算が不正であるという一般社会の常識など通用しない。
さて、内部統制とは、あくまでも組織の定義する不正を発見・防止すること
を目的としているのであるから、石川島播磨重工の経営陣が
(少なくとも平成19年3月期において)粉飾を不正としていない以上、
その内部統制がこれを発見・防止することなどありえない。
石川島播磨重工の粉飾はまことに日本的である。
伝統的日本企業の伝統的サラリーマンが、伝統的な日本人経営者の下で、
伝統的な日本の企業文化に基づいて、伝統的な集団的馴れ合い構造により、
皆で仲良く引き起こしたのが石川島播磨重工の粉飾決算である。
従って、石川島播磨重工的粉飾決算の構造は、全ての日本的企業に
内在している。石川島播磨重工の粉飾はあまりにも日本的であるため、
その犯罪性が如何に凶悪であろうと、日本社会は、
それに鞭打つにそこはかとない躊躇いを感じてしまう。
石川島播磨重工の会計監査人は新日本監査法人であり、
新日本監査法人は、その守秘義務を理由として、石川島播磨重工の
粉飾決算について黙して語らない。石川島播磨重工の平成18年9月
中間期並びに平成19年3月期の粉飾財務諸表に対して、
れらの監査意見は間違っていたのであるから、
新日本監査法人は監査報告書に嘘を書いて一般投資家を騙したことになる。