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元ヤミ金従業員に猶予判決 3被告に、山形地裁
村山地方の女性らに法定金利を大幅に上回る金利で現金を貸し付け、不当な利息を得ていたとして、
出資法違反（超高金利の受領）の罪に問われた都内の元ヤミ金業従業員ら3被告に対する判決公判が18日、
山形地裁（金子武志裁判官）であり、金子裁判官は「利欲的な犯行で酌むべき事情はない」として、
それぞれ懲役1年－1年6月、執行猶予3年、罰金50－100万円の判決を言い渡した。
判決を受けたのは▽本籍福岡県久留米市、無職古賀正紘（28）＝判決懲役1年6月、罰金100万円
▽韓国籍で東京都渋谷区千駄ケ谷5丁目、同伊下田洋一こと尹洋一（68）＝同懲役1年、
罰金50万円▽同荒川区町屋3丁目、貸金業従業員須藤倫太郎（28）＝同－の3被告。
判決理由で金子裁判官は「高金利でも金を借りたい人たちの心理に付け込んだ悪質な犯行。
常習性も顕著だ」と述べ、手口についても「電話で融資する際、偽名を使って足がつかないようにするなど、
利欲目的には手段を選ばなかった」と指摘した。
判決によると、3被告は、ヤミ金業を経営する韓国籍で東京都目黒区目黒本町2丁目、
伊下田雅敏こと尹明善被告（41）＝同罪で公判中＝らと共謀し、昨年2月16日から5月14日までの間、
1日当たりの法定金利（0.08％）を大幅に超える金利で、村山地方の女性らに現金を貸し付け、計約16万円を受領した。
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>韓国籍で東京都渋谷区千駄ケ谷5丁目、同伊下田洋一こと尹洋一（68）＝同懲役1年