08/07/04 22:36:33 IWRJocoe
>>855
ならば、「理性の奪還」での彼の主張は、バランスを回復するための転向というこ
とになろう。
ゴアを、地球温暖化抑制をネタにした炭素排出権取引での金儲け主義者で
ロックフェラー系の石油を機軸とした経済から、ロスチャイルド系の
炭素排出権を機軸とした経済への移行に一役買っている「役者」にすぎない
という見方は、真の先駆者に対する日本人の貧乏人の僻み根性からくる、
妄想構築にすぎないと思われる。石油を掘り出し、そこから文明を作り出そうと
努力した人々に、世界の経済的覇権を握るためにやったのだとあとから
解釈して、わかったそぶりをするようなものだ。2次的に覇権体制が移動する
ということはあるだろうが、その移動にあたっては合理的な動因がある。
炭素市場という新たな資本主義的なシステムを作らなければ、この転換が
なされえなかったということは、人間のさもしさだが、この市場の出現により
転換がなされる方向に向かうのならば、それは必要悪であると思う。
ここで、また詐欺金融工学が跋扈しないように金融取引規制を厳格におこなえ
ばいい。
私も、温暖化問題に非常に危機感を抱いてきて、むしろ、2005年ぐらいには、
京都議定書が批准されているにもかかわらず、日本がなんの対策も打たず、
マスコミもまったく温暖化問題などないがごとくに報道せず、強い違和感を
抱いていた。ネットのコメントにいろいろ書き込むぐらいしかできなかった。
むしろ、その頃は温暖化問題はマスコミタブーであったのだ。
私からすれば、やや誇張はあるもののゴアの出現を待って、さらに、
京都議定書の約定期間に入ったこともあってやっと本来騒がれるべき環境問題
が喧伝されるようになり、ありがたく思っているところだ。
私はまったく、ロスチャイルドの手先ではないのだが。