08/07/29 11:32:52 SazS5IO5
>>602
㌧です。
「…
西部邁著『妻と僕』(飛鳥新社)は、西部先生の奥様の病気をきかっけに夫婦、生と死、金銭と名誉、幼年期と老年期、異邦と祖国、といった様々なテーマを思索的かつ寓話的に展開した最新作である。
この本は、亡くなった作家の後藤明生の『壁の中』を期せずして想起させるところがある。
こういう解釈は独断的かもしれないが、「小説」的な側面を孕みつつ、抽象論・観念論を展開する批評の文体が極めて面白い。
…
幸一郎」
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