08/02/16 10:53:50 YrK1U+Nv
日本では、行政権力に基づく事業で政官が多くの市場分野を
支配していて、例外は自動車、電機、機械産業くらいなものである。
これらの行政事業、企業群は、無責任社会主義システムであり、
民間市場を破壊すると同時に、後世に残る巨大な赤字をもたらしてきた。
この状況を改善するためには、徹底的な地方分権を含めて、
中央集権、官制経済体制を打破し、健全な市場経済に戻すことである。
これこそが日本に最も必要な構造改革である。経済を政治権力から
解放して市場のものとすることである。
政府は行政を主とし、事業からは撤退しなければいけない。
2:名無しさん@3周年
08/02/16 10:54:16 YrK1U+Nv
前すれ
構造改革は新自由主義への改革
スレリンク(seiji板)
3:名無しさん@3周年
08/02/16 12:18:15 /AV21jx9
>>1
日本はフランスと比べても規制は少ないし、客観的にも「大きな政府」ではない。
構造改革バカはデータすら見ていない狂信的カルトの刻印を押してよい。
平成19年度 年次経済財政報告
『規制の国際比較(OECD製品市場規制指標)』
URLリンク(www5.cao.go.jp)
『潜在的国民負担率の国際比較』
URLリンク(www5.cao.go.jp)
4:名無しさん@3周年
08/02/16 12:22:55 /AV21jx9
OECDでは加盟国の製品市場規制指標(Product Market Regulation Indicators)を計算し、
公表している(第2-1-5図)。製品市場規制指標は、OECD加盟国政府の担当者に対する
アンケート調査の結果に基づき、それをOECD事務局が客観的な情報やデータを用いてさらに
加工することによって計算される。指標は、大きく分けて、「政府関与」、「起業家に対する
障壁」、「貿易・投資に対する障壁」の3つの分野についての規制の強さを、様々な評価項目
への該当件数によって数量的に表しており、数字が大きいほど規制が強いことを示している。
この指標によると、日本については、1998年から2003年の間に、全体的な規制の強さは
1.9から1.3へと低下しており、着実に規制が緩和される方向にあることが示されている。
また、OECD内における相対的な日本の規制の強さも低下している。
URLリンク(www5.cao.go.jp)
5:名無しさん@3周年
08/02/16 12:30:48 /AV21jx9
1998年から2003年の間に、全体的な規制の強さは1.9から1.3へと低下しており、
着実に規制が緩和されているが、2008年に至っても経済成長率が飛躍的に伸びず
デフレから脱却できないことを顧みれば経済効果はゼロ。
そもそも構造改革はマクロ経済政策ではないのである。
6:名無しさん@3周年
08/02/16 12:43:01 /AV21jx9
今後の経済政策としてリフレ派と構造改革派が対立的に存在することを
頭に入れておこう。『経済論戦の読み方』田中秀臣著,講談社現代新書に
コンパクトにまとめてあるので関心があるむきは読まれたら良い。
論理が明快なのでマクロの知識が無くても読める。
デフレから脱却できないのは、政府と日銀のマクロ経済政策の失敗であって
資源の効率的配分=構造改革の問題などでない。
7:名無しさん@3周年
08/02/16 12:52:28 6Vw3FnZ1
構造改革派???
日本以外には適用不可能の経済政策w
低脳日本人には構造改革で十分だ!
マクロ経済政策などもったいない!
日本人をなぶり殺せ!!
8:名無しさん@3周年
08/02/16 13:01:51 oYlfuZ70
構造改革派は構造改革が進まないと、外国からの投資が逃げるという。
だが、日本より遙かに規制だらけの上海A株に連動債や外資枠を通じて多額の資金が流れている。
ロシアも同じ。
構造改革より存在国力を見て人は投資する。
9:名無しさん@3周年
08/02/16 13:12:42 6Vw3FnZ1
日本破壊経済政策=構造改革
無知で低脳日本人は自分で自分の首を絞める
さすが低脳!頭が逝っちゃってるよw
10:名無しさん@3周年
08/02/16 13:13:48 6Vw3FnZ1
日本人は精神障害者
正気じゃない!
11:名無しさん@3周年
08/02/16 13:21:21 /AV21jx9
政府と日銀が全力をあげて取り組むべき課題は、
リフレなどの金融政策と内需拡大であり、
景気が上向けば優良外資も投資を再開するだろう。
>>8が指摘しているように投資家が着目するのは
データ上の国力であって、
福田政権の政策内容など興味は持っていない。
12:名無しさん@3周年
08/02/16 15:05:55 7OBUpMLj
●民主党を叩いている皆さんへ
.
公明党 27回 ← 在日選挙権の国会提出が多いのは、民主党ではなくて「公明党」です。
民主党 15回 URLリンク(jp.youtube.com)
共産党 11回
自民党 0回
在日による凶悪犯罪まとめサイト
URLリンク(koreanscrime.artshost.com)
.
13:名無しさん@3周年
08/02/16 15:06:45 PTgCXXf0
●民主党を叩いている皆さんへ
.
公明党 27回 ← 在日選挙権の国会提出が多いのは、民主党ではなくて「公明党」です。
民主党 15回 URLリンク(jp.youtube.com)
共産党 11回
自民党 0回
在日による凶悪犯罪まとめサイト
URLリンク(koreanscrime.artshost.com)
.
14:名無しさん@3周年
08/02/16 15:25:47 WVzGs2OL
低脳日本人は
知的でもないのに
「知的財産権を!」と叫ぶ
低脳日本人はイエローモンキッキーであることを隠すため知的に振る舞っているだけである!
15: ◆TbjlUtTwCg
08/02/17 10:21:34 HpYL0Uda
////////////////// PHP研究所 ///
石井 紘基 (著) 「日本が自滅する日―官制経済体制が国民のお金を食い尽くす」
PHP研究所 2002年1月出版; 価格¥1,785(税込) 単行本 293p
URLリンク(www.amazon.co.jp)
URLリンク(www.bk1.co.jp)
URLリンク(bookweb.kinokuniya.co.jp)
URLリンク(books.rakuten.co.jp)
URLリンク(www.7andy.jp)
石井紘基サイト URLリンク(www014.upp.so-net.ne.jp)
/// 絶賛発売中! ///////////////
16: ◆TbjlUtTwCg
08/02/17 10:23:06 HpYL0Uda
/// 日本は官制経済の国だ 1 /////////
石井 紘基 (著) PHP研究所 2002年1月出版 価格:¥1,785
「日本が自滅する日―官制経済体制が国民のお金を食い尽くす」より
・・・・・
第二章 経済むしばむ"官企業"―特殊法人と公益法人など
第一節 日本は官制経済の国だ
事業、開発のための法律が三〇〇
わが国は"官制経済"の国だ。いや、社会主義経済の国といってもいい。
金を上から下へと流しこみ、途中で政官権力が掬い上げる"流しそう麺"式の
社会主義的計画経済の性格がきわめて強いのである。
///////////////// PHP研究所発行 ///
17: ◆TbjlUtTwCg
08/02/17 16:58:27 HpYL0Uda
/// 日本は官制経済 2 ///////////
その第一の根拠は、法的な側面である。今日、わが国には「事業」「開発」「整備」等
のための法律が約三〇〇を数えるに至っている。このほとんどは一九六〇年代以降
制定されたかまたは改訂されたものである。わが国の全ての法律の数が一六〇〇に
満たないことを思うと、いかに政治・行政が経済行為に介入し、実質的に市場を
支配しているかがわかる。
しかも、政令、省令、通達などによる事業展開はさらに膨大な量にのぼるばかりか、
それぞれの法令や規則の中に無数の事業が盛り込まれている。今日、省庁が直接
指揮をとる経済プロジェクト、経済関係事業の数がどれほどの量になるのかは、
ほとんど想像を絶する。個々の事業を紙に書き出しただけでも、一省庁あたり
ダンボール何箱という単位の話である。
////////////// 2002年1月出版 ///
18:名無しさん@3周年
08/02/17 18:46:13 1DJvPIum
>>1
日本はフランスと比べても規制は少ないし、客観的にも「大きな政府」ではない。
構造改革バカはデータすら見ていない狂信的カルトの刻印を押してよい。
平成19年度 年次経済財政報告
『規制の国際比較(OECD製品市場規制指標)』
URLリンク(www5.cao.go.jp)
『潜在的国民負担率の国際比較』
URLリンク(www5.cao.go.jp)
19:名無しさん@3周年
08/02/17 18:46:48 1DJvPIum
OECDでは加盟国の製品市場規制指標(Product Market Regulation Indicators)を計算し、
公表している(第2-1-5図)。製品市場規制指標は、OECD加盟国政府の担当者に対する
アンケート調査の結果に基づき、それをOECD事務局が客観的な情報やデータを用いてさらに
加工することによって計算される。指標は、大きく分けて、「政府関与」、「起業家に対する
障壁」、「貿易・投資に対する障壁」の3つの分野についての規制の強さを、様々な評価項目
への該当件数によって数量的に表しており、数字が大きいほど規制が強いことを示している。
この指標によると、日本については、1998年から2003年の間に、全体的な規制の強さは
1.9から1.3へと低下しており、着実に規制が緩和される方向にあることが示されている。
また、OECD内における相対的な日本の規制の強さも低下している。
URLリンク(www5.cao.go.jp)
20:名無しさん@3周年
08/02/17 18:49:45 1DJvPIum
1998年から2003年の間に着実に規制が緩和されているが、
2008年に至っても経済成長率が飛躍的に伸びず
デフレから脱却できないことを顧みれば経済効果はゼロ。
そもそも構造改革はマクロ経済政策とは無関係であり
「改革無くして成長なし」というフレーズは語義矛盾でしかない。
21: ◆TbjlUtTwCg
08/02/17 21:54:05 HpYL0Uda
/// 日本は官制経済 3 //////////////
横浜国立大学の花田頼明名誉教授は、わが国の権力による経済支配の手法に
ついて「日本の場合には許可制や免許制を取り、これらを通じて行政が関違企業を
自分の世界に抱き込んで、一方では命令や行政指導を通じて規制しながら、他方では
抱き込んでいる企業や業界を育成し保護していくというやり方を取っている」と指摘
している。彼はこれをアメリカと対比して「アメリカではもともと規制はなく自由放任主義的に
競争させることから出発しています」、自由競争の弊害に対しては「独立行政委員会を
つくって、そこで審判という方法で行き過ぎを是正し……抑えていくというやり方を
とっている」と説明している(『ジュリスト』、一九九四年五月一日号)。
つまり、アメリカでは、まず、市場があって、その上でルールが作られるが、日本では
逆だというのだ。
////////////// 日本が自滅する日 ///
22:名無しさん@3周年
08/02/17 22:57:40 1DJvPIum
>>21
平成19年度 年次経済財政報告
『規制の国際比較(OECD製品市場規制指標)』
URLリンク(www5.cao.go.jp)
『潜在的国民負担率の国際比較』
URLリンク(www5.cao.go.jp)
23:名無しさん@3周年
08/02/17 23:10:28 1DJvPIum
>>21
2000年以降、対日直接投資も増やし
グループ企業外によるM&A総件数は2倍以上に増加してますが
成長率(GDP)が飛躍的に伸びたわけでもなし、
雇用拡大、賃金増→個人消費増→需要増加もないので
依然としてGDPデフレーターはマイナスのままですが
なぜなのか説明してもらえませんか?
まあ、コピペしかできないバカだから無理だろうけどw
本当バカで低脳だからねえオタクはw
『M&A総件数の推移』
URLリンク(www5.cao.go.jp)
『図表インデックス』
平成19年度 年次経済財政報告 (経済財政政策担当大臣報告)
URLリンク(www5.cao.go.jp)
24: ◆TbjlUtTwCg
08/02/18 21:07:58 PjQD8EwZ
/// 日本は官制経済 4 /////////////////////
GDPに占める公的需要は極端に大きい
わが国を"官制経済"の国とみなす第二の根拠は、経済に占める公的需要の
大きさである。
わが国経済の規模を国内総生産(GDP)で見れば五一〇兆円(平成一二年度名目)
だが、このうち、一二一兆円は「政府消費支出」および「公的資本形成」といった、
政府による直接の買い物、すなわち「公的需要」である。これには特殊法人の建設・
設備投資以外の支出や公益法人、第三セクターなどの事業に係る支出は含まれて
いない。このため、GDPに占める公的需要の全体はもっと大きいと推定される。
また、国による歳出は一般会計と特別会計を合わせた純計で約二六〇兆円、
地方公共団体の支出は(国とのやりとりを除いた)純計で九〇兆円である。したがって、
国と地方を合わせた一般政府の支出は三五〇兆円となる(平成一二年度)。
//// 官制経済体制が国民のお金を食い尽くす ///
25:名無しさん@3周年
08/02/19 11:01:46 WOT2SqrZ
>>20
改革と成長は関係あるよ
たとえば携帯電話産業とか
それに
金融市場はまだまだ規制が多いよ
簡単に買収防衛策を認めるべきではない
経営陣が株主から預かった資本を増やす能力が無い場合には
株主が首をすげかえるのは当たり前
>>23
ぶっちゃけたはなし
年功給の老人が高給で正社員として居座っているから
低賃金でよく働く若い人間を雇えば企業業績もよくなり
雇用も増える
日本の古いシステムを根本から変えていかないと
よくはならない
それと好景気不景気は
人口構成による景気循環の面が多い
高齢化社会は成長が遅いし
金を使わない傾向
少子化対策は必須なんだが日本は駄目駄目
26:名無しさん@3周年
08/02/19 14:31:08 TIChvQBs
>>25
>改革と成長は関係あるよ
デフレ期における企業のイノベーションが政府主導でどうやって起きるんだよ?
それで経済成長率があがってるならまずデータでしめせよ、バカが。
お前の主張などこの一言で終りなんだよ。
構造改革なんてマクロ経済政策とは何の関係もない。
27: ◆TbjlUtTwCg
08/02/19 23:19:11 A6BwpSq3
/// 日本は官制経済 5 //////////////////////
GDPは本来、付加価値の規模を示すものと考えられていて、この中には、政府に
よる消費(支出)も含まれている。一般にGDP統計の中では、政府支出も付加価値を
生み出すとされている。しかし、経済活動における付加価値は、本質的には市場に
おける資本の運動の中で形成されるものであり、政府自らが資本の運動に参加する
ことはできない。
むしろ、政府による市場への関わりが強過ぎると(政府の消費=支出が多過ぎると)、
政府が配分したお金で作られたものを、そのコストで政府が買うという性格が増し、
市場における付加価値創出能力が減退する。つまり、市場経済の本来の機能が
失われていく。したがって、わが国でGDP数値に対する政府歳出の割合が異常に
高いということは、わが国市場経済の能力を判定するうえで重要なメルクマールとなる。
////////////////// ¥1,785で絶賛発売中 ///
28:名無しさん@3周年
08/02/19 23:23:02 Bcs5zB52
>>27
2000年以降、対日直接投資も増やし
グループ企業外によるM&A総件数は2倍以上に増加してますが
成長率(GDP)が飛躍的に伸びたわけでもなし、
雇用拡大、賃金増→個人消費増→需要増加もないので
依然としてGDPデフレーターはマイナスのままですが
なぜなのか説明してもらえませんか?
まあ、コピペしかできないバカだから無理だろうけどw
本当バカで低脳だからねえオタクはw
『M&A総件数の推移』
URLリンク(www5.cao.go.jp)
『図表インデックス』
平成19年度 年次経済財政報告 (経済財政政策担当大臣報告)
URLリンク(www5.cao.go.jp)
29:名無しさん@3周年
08/02/20 16:19:00 aox9WRwh
学歴・収入と政治・経済観の相関性
ポリティカルコンパス URLリンク(sakidatsumono.ifdef.jp)
政治ポジションテスト URLリンク(seiji.yahoo.co.jp)
政治軸:自由主義(高学歴)⇔権威主義(低学歴)
経済軸:市場主義(高収入)⇔再分配主義(低収入)
上流
自由 リバタリアン 市場
\ 高学歴・高収入 /
\ /
\ /
\ /
\ /
リベラル \ / コンサバティブ
高学歴 /\ 高収入
/ \
/ \
/ \
/ \
/ 低学歴・低収入 \
再分配 コミュニタリアン 権威
下流
1、リバタリアン 自由・私的財産権
職業:外資系、医師・会計士など専門職 主要メディア:日経 アイデンティティー:個人
2.コンサバティブ グローバリズム
職業:経営者、商工会・建設業など自営業者 主要メディア:読売 アイデンティティー:国民
3.リベラル 人権・福祉
職業:教師、公務員、上場企業正社員 主要メディア:朝日・毎日 アイデンティティー:市民
4.コミュニタリアン 伝統・共同体
職業:フリーター、ニート、プロ奴隷 主要メディア:文春・産経 アイデンティティー:日本人
30:名無しさん@3周年
08/02/21 01:42:33 NFjcX33F
>>26
アメリカとイギリスでは
金融のイノベーションが起こってるわけだが
31: ◆TbjlUtTwCg
08/02/21 05:54:58 Hb33eTYw
/// 日本は官制経済 6 //////////////////
わが国の一般政府歳出の中には、年金のように実際の消費(支出)ではなく、
お金の移転として計上されているものもあり、そうした部分を除いたとしてもざっと
三〇〇兆円規模の政府支出がある。GDP統計においても一二〇兆円超の政府支出が
ある。GDP統計の中身をお金の流れで捉えれば、政府消費に計上された支出の
中には、再び民間最終消費支出の数値に現れて出てくるものもある。
こうした事情を考慮したとき、いずれにしても、わが国においては、GDPの中に
市場の成果といえる部分は微々たるものでしかないことがわかるのである。つまり、
わが国は政府のマネーが大きすぎ、市場が著しく縮められ、資本の拡大再生産機能が
働かなくなっているのだ、
/////////////////////// 石井紘基(著) ///
32:名無しさん@3周年
08/02/21 07:16:34 7dbKKEYj
このスレは、自民党プロ工作員
_,,,--'\ へ ┌i ┌i ┌i ,,,,,,「.|__ 「"| 「|
! _,,, ゝ ! | ,,,,| |_| .|__| |_ |,,,,. ,,,,|」. !」└i
"""| |__ _____ ノ ノ 、 |__, ,__, ___ ___| |二 ,ニ┐-i ┌'
| ̄ ̄ | |_____| / /< ヽ | | | | | | ┌-! '''''|」└'└i
 ̄ ̄フ 「 ̄ ̄ / / ヽ ヽ | | |_二 」 フ ヽ'フ┌i┌'
ノ ノ ┌' '-""" ' 丶 | |_____, く |// / | |
ヽ / .└-----""ヽ/ |______| '|__|\/ |_|
の粘着でお送りしています
33:名無しさん@3周年
08/02/21 08:44:05 0bt+JNHT
>>30
はあ?
バカかお前は。小泉が第一にやったことは金融改革だろうが。
郵政民営化においても200兆近い金を官から民へ流すことが謳い文句だったんじゃないのか?
それで経済成長率があがったならまずデータでしめせよ、バカ。
クズが一人前の口きくな。
構造改革なんてマクロ経済政策とは何の関係もない。
34:名無しさん@3周年
08/02/21 10:02:15 NFjcX33F
>>33
不良債権処理して経済を上向かせた
いざなぎ超えといわれてるくらいだからな
だけど
まだまだ中途半端なんだよね
金融市場の自由化を進めれば
もっと競争力が出てきて雇用も増え
海外からの投資も増える
競争激化されて
淘汰される企業も増えるだろうが
日本市場でのプレイヤーは別に内資である必要は無い
35:名無しさん@3周年
08/02/21 10:34:41 0bt+JNHT
>>34
>不良債権処理して経済を上向かせた
2003~2004年の間に30兆超の為替介入を行い
輸出企業が円安を追い風にして業績を伸ばしただけだが、
お前の脳内では為替介入が金融改革なのか。
バカ?
後、98年~05年までの銀行貸出残高推移のデータをみてみろ
不良債権処理して経済を上向かせた?ww
アホか?
URLリンク(www.nikkei.co.jp)
>金融市場の自由化を進めれば
>もっと競争力が出てきて雇用も増え
>海外からの投資も増える
バカには面倒なのでコピペで済ませよう。
2000年以降、対日直接投資を増やし
グループ企業外によるM&A総件数も2倍以上に増加してますが
成長率(GDP)が飛躍的に伸びたわけでもなし、
雇用拡大、賃金増→個人消費増→需要増加もないので
依然としてGDPデフレーターはマイナスのままですが
なぜなのか説明してもらえませんか?
『M&A総件数の推移』
URLリンク(www5.cao.go.jp)
『図表インデックス』
平成19年度 年次経済財政報告 (経済財政政策担当大臣報告)
36:名無しさん@3周年
08/02/21 10:50:19 0bt+JNHT
カルト宗教の信仰の自由は俺も認めてやるが、
なんで10年以上もデフレ脱却できないのか
説明してくれんか?
,,,--─===─ヽ/へ
/iiiiiiiiiiiiii彡≡≡≡|≡ヾ ヽ
iiiiiiiiiiiiiiiiiii彡≡≡≡≡|≡ミミヾ丶
iiiiiiiiiiiiiiiiiiii/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ミiiiiiヽ
iiiiiiiiiiiiiiiiii/ \iiiiiiiゞ
iiiiiiiiiiii/ \iiヽ
iiiiiiiiiiiiiii《 ━━'/ ヽ━━ ヽミヽ
...iiiiiiiiii彡/ __,.:: :: __ ヽiiiii|
..iiiiiiiiiiiii》| ::: |iiiii| だけど
iiiiiiiiiiiiiiii|, |iii| まだまだ中途半端なんだよね
..iiiiiiiiiiiiiiiiii, ( ● ● ) .|iiii| 金融市場の自由化を進めれば
iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii 》━━《 |iiiii| もっと競争力が出てきて雇用も増え
iiiiiiiiiiiiiii《《《ヽ 》 / ̄ ̄\ 《 |iiiiiiii| 海外からの投資も増える・・
iiiiiiiii《《《《《《《《 《《 \ ̄ ̄/ 》》 |iiiiiiiiiii|
iiiiiiiiiiii《《《《《《《《《《《 》》  ̄ ̄ 《《 》》》》》iiiii|
iiiiiiiiii《《《《《《《《《《《《《《《《《《《《》》》》》》》》》》》》》》iii|
iiiiiiiiiiiiiii巛巛巛巛巛巛巛巛巛》》》》》》》》》》》》》》IIII
iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii巛巛巛巛巛巛巛巛》》》》》》》》》》》》iiiiiii
37:名無しさん@3周年
08/02/21 13:41:45 0bt+JNHT
,,,--─===─ヽ/へ
/iiiiiiiiiiiiii彡≡≡≡|≡ヾ ヽ
iiiiiiiiiiiiiiiiiii彡≡≡≡≡|≡ミミヾ丶
iiiiiiiiiiiiiiiiiiii/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ミiiiiiヽ
iiiiiiiiiiiiiiiiii/ \iiiiiiiゞ
iiiiiiiiiiii/ \iiヽ
iiiiiiiiiiiiiii《 ━━'/ ヽ━━ ヽミヽ
...iiiiiiiiii彡/ __,.:: :: __ ヽiiiii|
..iiiiiiiiiiiii》| ::: |iiiii| だけど
iiiiiiiiiiiiiiii|, |iii| まだまだ中途半端なんだよね
..iiiiiiiiiiiiiiiiii, ( ● ● ) .|iiii| 金融市場の自由化を進めれば
iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii 》━━《 |iiiii| タイや韓国のようにもっと競争力が出てきて雇用も増え
iiiiiiiiiiiiiii《《《ヽ 》 / ̄ ̄\ 《 |iiiiiiii| 海外からの投資も増える・・
iiiiiiiii《《《《《《《《 《《 \ ̄ ̄/ 》》 |iiiiiiiiiii| 15年ぐらい先の話だが・・
iiiiiiiiiiii《《《《《《《《《《《 》》  ̄ ̄ 《《 》》》》》iiiii|
iiiiiiiiii《《《《《《《《《《《《《《《《《《《《》》》》》》》》》》》》》》iii|
iiiiiiiiiiiiiii巛巛巛巛巛巛巛巛巛》》》》》》》》》》》》》》IIII
iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii巛巛巛巛巛巛巛巛》》》》》》》》》》》》iiiiiii
38:名無しさん@3周年
08/02/21 13:43:13 0bt+JNHT
age
39:名無しさん@3周年
08/02/21 20:40:00 0bt+JNHT
age
40:名無しさん@3周年
08/02/21 21:57:51 0bt+JNHT
age
41: ◆TbjlUtTwCg
08/02/21 22:09:51 Hb33eTYw
/// 日本は官制経済 7 //////////////
ちなみに国家予算とGDPの関係を国際的に対比してみると、フランスの場合、
国家予算三一兆円に対してGDPが一六三兆円、イギリスは国家予算四五.六兆円に
対してGDPが一六四兆円、ドイツは連邦政府予算四〇兆円に対してGDPが二四〇兆円
(以上、一九九九年)と、いずれも中央政府の予算規模は、GDPの三〇%以内である。
付加価値の規模を示すGDPと政府歳出との関係を国際比較してみればGDPに対する
政府歳出比率の異常な大きさは浮き彫りになる。
つまりわが国の経済では、政府に関連したおカネにかかわる部分が異常に大きく、
市場経済活動の成果は極めて小さい。
/////////////// PHP研究所発行 ///
42:名無しさん@3周年
08/02/21 22:28:38 0bt+JNHT
>>41
バカには面倒なのでコピペで済ませよう。
2000年以降、対日直接投資を増やし
グループ企業外によるM&A総件数も2倍以上に増加してますが
成長率(GDP)が飛躍的に伸びたわけでもなし、
雇用拡大、賃金増→個人消費増→需要増加もないので
依然としてGDPデフレーターはマイナスのままですが
なぜなのか説明してもらえませんか?
『M&A総件数の推移』
URLリンク(www5.cao.go.jp)
『図表インデックス』
平成19年度 年次経済財政報告 (経済財政政策担当大臣報告)
URLリンク(www5.cao.go.jp)
43:名無しさん@3周年
08/02/21 22:32:15 0bt+JNHT
>>30
>アメリカとイギリスでは
>金融のイノベーションが起こってるわけだが
金融イノベーションのおかげで、イギリスの外資投資比率は全体の40%にも達し
その結果、とても景気の良い金融大国になったわけだが。w
『サブプライム問題でついにイギリスの銀行で取り付け騒ぎが発生』
URLリンク(gigazine.net)
『英ノーザン・ロック、一時国有化 止まらぬ“負の連鎖”』
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
44:名無しさん@3周年
08/02/21 22:51:19 0bt+JNHT
>>41
プッw
江戸時代の古本かそれはw
日本はフランスと比べても規制は少ないし、客観的にも「大きな政府」ではないね。
カルト信者は新しいデータを理解しような。
平成19年度 年次経済財政報告
『規制の国際比較(OECD製品市場規制指標)』
URLリンク(www5.cao.go.jp)
『潜在的国民負担率の国際比較』
URLリンク(www5.cao.go.jp)
45: ◆TbjlUtTwCg
08/02/22 04:22:17 stiBnF4C
/// 日本は官制経済 8 //////////////////////
資本主義の仮面を着けた社会主義
市場経済にとってもう一つ恐ろしいことは、わが国ではGDPに近い額の郵貯・簡保・
年金の積立金が政府資金として運用されており、しかも、この内二〇〇兆円を超える
巨額の資金が債券や株式など有価証券市場に投入されていることである。
そもそも資本主義経済の動脈ともいうべき内外の金融市場に対して大量の政府資金を
動員することは、自由・自然な生きた市場を攪乱する。血管に血液型の異なる血液を
輸血注入するに等しい行為である。否、危険な非加熱製剤の輸血といってもよい
であろう。
//////////////////////// 2002年1月出版 ///
46:名無しさん@3周年
08/02/22 05:57:23 2v81CpA6
不良債権を無理に返すように圧力かけたもんだから
優良債権が不良債権化したんだよ
不良債権を優良債権に化けさせないといけなかったんだよ
47:名無しさん@3周年
08/02/22 06:42:52 J6XHX/TA
☆☆☆☆☆ 近年まれに見る良著。是非一読を ― forIndependenceDay
反米大陸 ― 中南米がアメリカにつきつけるNO! (集英社新書 420D) 伊藤 千尋
URLリンク(www.amazon.co.jp)
内容紹介より: 中南米の近代史はアメリカによる侵略と支配、収奪の歴史である。
アメリカはその政策をまず中南米で実践し、その後中東、アジアなど他の地域で大規模に展開してきた。
中南米がたどってきた道を知れば、アメリカがこれから世界で、日本で何をしようとしているのかが分かる。
終章「おわりに―日本へ」より: アメリカの存在をめぐって、日本では大きな誤解があるのではないか。
旧ソ連が崩壊し、東西対決の構図が消えた冷戦後、欧州は、もはやアメリカの傘下に縛られる必要はないと考えた。
欧州連合 (EU) は、アメリカと距離を置き、独自に政治・経済圏を拡大するものだ。
一方で日本は「超大国はアメリカしかなくなったから、完全に従わなければならない」と、消極的な考えにこもった。
しかし、欧州の考え方こそが、世界の本流である。アメリカに最も近い中南米でさえ、自立の方向に進み出した。
終章「おわりに―日本へ」より: 自立する中南米から学ぶべきもう一つは、市民の力である。
南米の政権交代をもたらしたのは、アメリカ流の新自由主義の経済をそのまま採用した政府の失敗だったが、
政府を変えたのは市民の力である。格差を広げ、弱肉強食の社会を作ろうとする政府に対して、市民が反対の意志を、
投票やデモなどの形で明確に表明した。
アメリカと中南米の歴史から、私たちが学ぶべきものは、すこぶる今日的な課題なのだ。
48:名無しさん@3周年
08/02/22 09:44:29 DiciSDv8
>>35
経済が上向いたのは株価をみればわかる話だよ
不良債権を処理しないと負のスパイラルがずっと続いて
不景気が続いていたと思う
失業率が減ってるし
大卒の内定率もよくなっている
それから景気拡大はいざなぎごえしたことの反論が無いね
>>43
バブルがはじけている過程という面もあるからね
だけど向こうの銀行はいまだにすごい利益を上げてるし
多くの雇用を生み出している
ウインブルドン現象によって経済が潤っていることは間違いが無い
シティバンクとかメリルとかしょぼいところはダメダメだけどね
49:名無しさん@3周年
08/02/22 09:45:41 X/4BEqAO
フリードマンが提唱した新自由主義政策は、すでにニクソン時代に提言されていたとはいえ
あまりに過激すぎてアメリカ国内では採用されなかった。
そのかわり、チリのピノチェント独裁政権では思う存分実験することができた。
アメリカはシカゴ大からフリードマン・チルドレンを送り込んでテクノクラートに仕立てあげ、
新自由主義政策をやらせたんだが、結果は惨憺たるものだった。
中南米はその反動で、いまや強力な反米ブロックを形成するに至ってるが、
結局、新自由主義とは強国が、弱小国が新たな強国として台頭してくる力を
削ぐ為の植民地政策の実験でしかなかった。アメリカは中南米その他での実験成果を
IMF政策のマニュアルづくりに応用し、ロシアや韓国でも拡大した。
竹中が韓国のIMF改革を参考にしていたのは周知の事実。構造改革≒IMF改革。
(IMFに従順だった韓国は国内市場の時価総額40%以上を外資に握られ
資本流出がとまらない植民地国家になってる)
■ ショック・ドクトリンに関するクラインのインタビュー(字幕)
1/4 URLリンク(www.youtube.com)
2/4 URLリンク(www.youtube.com)
3/4 URLリンク(www.youtube.com)
4/4 URLリンク(www.youtube.com)
■ The Shock Doctrine のサイト(英語)
URLリンク(www.naomiklein.org)
50:名無しさん@3周年
08/02/22 09:46:16 DiciSDv8
>>47
南米は資源高で調子に乗ってるだけ
教育水準を上げていかないと
発展は無いきがする
51:名無しさん@3周年
08/02/22 09:53:02 DiciSDv8
>>49
外資が大活躍しているイギリスが植民地とは思えないな
国を富ませるのは内国資本に限らずともよい
新自由主義のやり方はインフラが不十分でとか付加価値の低い産業の多い新興国では機能しないと思う
既得権で凝り固まり
成長に限界が見えて生きている
高度資本主義社会の先進国でこそ
機能するやり方だね
新興国は外資を規制して産業を育成すればいいし
公共事業等で十分なインフラを作ればいい
52:名無しさん@3周年
08/02/22 10:18:57 /IEKARqe
>>48
>経済が上向いたのは株価をみればわかる話だよ
仮に株価の高さによって、政権の政策が正当化されるというなら
いかに小渕政権が正しく、小泉政権が間違っていたかという結論にしかならない。
バカの論理そのものだな。
『日経平均の10年チャート』
URLリンク(quote.yahoo.co.jp)
>それから景気拡大はいざなぎごえしたことの反論が無いね
2003~2004年の間に30兆超の為替介入を行い
輸出企業が円安を追い風にして業績を伸ばしたことと
不良債権処理や金融改革にどんな関係があるのかと、きちんと書いてるだろ。
お前の脳内では為替介入=構造改革なのか?
ほんと頭悪いな。
53:名無しさん@3周年
08/02/22 11:27:27 /IEKARqe
もう一度繰り返すが、
98年~05年までの銀行貸出残高推移のデータをよく見たまえ。
URLリンク(www.nikkei.co.jp)
不良債権処理は行われたが信用創造はなされていない。
これが何を意味するのか分からないかぎり、
お前にはなぜ日本がデフレから脱却できないか永遠に説明できない。
デフレ期に「改革なくして成長なし」と唱えることは
カルト宗教の洗脳フレーズを唱えるのに等しいのだよ。
54:名無しさん@3周年
08/02/22 11:43:56 DiciSDv8
>>52
2000年あたりまでは
itバブルだから・・
んでもって小泉が就任後に下がったのは不良債権処理のため
一時的に信用収縮してもそれは必要な処置だった
それから為替は中央銀行のレベルの頭脳では操作できないし
理解もできない
もっと奥深いメカニズムが働くものだから
君のトンデモ陰謀論にはうんざりだよ
55:名無しさん@3周年
08/02/22 12:57:19 /IEKARqe
>>54
1、>それから景気拡大はいざなぎごえしたことの反論が無いね
2、>んでもって小泉が就任後に下がったのは不良債権処理のため
>一時的に信用収縮してもそれは必要な処置だった
3、>それから為替は中央銀行のレベルの頭脳では操作できないし
はぁ。お前のバカ論理によると、信用収縮することによって、
いざなぎ超えの景気拡大が可能になったことになるんだね。
しかも為替介入による円安誘導の効果は存在しなかったので、
外需に伸びはなく、内需によってそれが為されたと。
それがホントなら、とっくにデフレから脱却してますが何か?
まあ、2003~4年当時に円安は無かったという
デンパ飛ばしてるのは世界でもお前ぐらいなものだが
さすがに支離滅裂だと自分でも思わんか?
断片的に事実を言ってるつもりだろうが
総論では無茶苦茶だろ。
しかもデータだして論証してるのに
陰謀論のレッテル貼りで言い逃れしようとするなど
見苦しさが目に余る。
56:名無しさん@3周年
08/02/22 13:31:37 DiciSDv8
>お前のバカ論理によると、信用収縮することによって、
>いざなぎ超えの景気拡大が可能になったことになるんだね
不良債権処理による信用収縮→処理により不安払拭→いざなぎごえ
>しかも為替介入による円安誘導の効果は存在しなかったので、
>外需に伸びはなく、内需によってそれが為されたと。
経済の回復は外需の面がメインだけど
為替介入のおかげで円安になったとは思っていない
中央銀行にはそんな力は無い
トンデモな妄想だね
それから失業率の低下したのは反論なしか?
きみがデータ出して論証してる?
何も論証できてないよw
唯リンク貼ってるだけじゃん
57: ◆TbjlUtTwCg
08/02/22 20:15:35 stiBnF4C
/// 日本は官制経済 9 ///////////
政府により金融市場に出される資金のうち、国際金融市場に当てられる資金量は
ざっと五〇兆円である。内訳は外為特会二八兆円、財政融資資金四〇〇〇億円、
郵貯特会四兆六五〇〇億円、簡保特会四兆一五〇〇億円、年金資金運用基金
一兆二六〇〇億円、簡保事業団(金額非公開だが、郵貯特会から一五兆円、
簡保特会から一〇.五兆円受け入れる預託金の約三分の一と推測)八兆円、
農林中金七兆円(農林中金は現在は特殊法人でないとされているが、法律により
特別に設置された官企業)、その他である。
/////////// 日本が自滅する日 ///
58:名無しさん@3周年
08/02/23 10:39:52 u0Ty/JCt
>>56
為替介入にあたっては一般的には財務大臣の意向が反映され、
意思決定は財務省でなされるので、日銀はただの執行機関にすぎない。
介入によってどの程度、為替レートをコントロールできるかはさておき、
その責任はあくまで政権側にある。
2003年~2004年の間に行われた為替介入がいかに常軌を逸脱した
巨額なものだったか考えれば、小泉政権がどれだけ必死になって輸出に
頼ろうとしたかは自明だし、国内における信用創造など全く拡大していなかった。
当時のエコノミストが分析した記事があるから読んでみ。
別にバイアスはかかってない。
59:名無しさん@3周年
08/02/23 10:40:56 u0Ty/JCt
【為替介入政策の限界】経済コラムマガジン 2004年2月2日 330号
ー異常な為替介入ー①
昨年の政府・日銀の円売り・米ドル買い介入は、実に20兆円超と異常な額に達した。今年に入ってからも、さらに介入額の増加ピッチが加速されてい
る。1月半ばまでに6兆円もの米ドル買いを行なっている。そして1月28日ま
でに介入額は、合計で7兆円を超えている。既に月間の過去最高額の介入を
行なっているのだ。年間ベースでは84兆円と国家予算をオーバーする。
とうとう外為特別会計の予算も底が尽き、5兆円の米国の政府証券(国債)
を日銀に売却し、介入資金を捻出している。異常な事態である。変動相場制
の元では本来外貨準備は不要であるが(為替が変動して決済尻を調整)、そ
の不要な外貨準備が70兆円を越えている。とほうもない額である。このま
ま米ドルの下落傾向が続くとしたなら、政府・日銀が米ドル買い介入がどこ
まで行くのか予想もつかない。筆者の予想では、日本が没落するまで、この
外貨準備は国内では半永久的に使えない資産である。使おうとしたならたち
まち円高が進行するのである。
60:名無しさん@3周年
08/02/23 10:42:32 u0Ty/JCt
ー異常な為替介入ー②
外為特別会計には一応借入枠がある。たしか昨年度は79兆円であったはず
である。補正予算で20兆円増額し、さらに来年度は60兆円増やすことに
なっている。むちゃくちゃである。米国国債の日銀への売却による資金調達
は、補正予算がまだ成立していないため、繋ぎのための苦肉の策である。
しかしこのようなことが許されるなら、外為特別会計の予算枠を決めること
に意味がない。米ドル買い介入によって取得した米ドルで米国債を購入す
る。この米国債を日銀に売却して円資金を調達する。そしてこの資金でまた
米ドル買い介入し、米国債を購入する。つまり日銀が政府保有の米国債を買
い続ける限り、政府は永遠に米ドル買い介入が可能になる。
日銀は日本の国債を購入しているが、一応限度額が設定されている。しかし
米国債の購入額については、限度額なんて聞いたことがない。民主党も国会
でこの日銀の米国債購入について質問していた。しかし政府は、日銀への米
国債の売却が問題(何が問題点なのかもはっきりしないが)になれば、次は
別の売却先を探すことになろう。郵貯や年金、あるいは財投が候補になる。
61:名無しさん@3周年
08/02/23 10:44:45 u0Ty/JCt
【為替介入の変質・1】
前段で述べたように、筆者は為替介入の全てを否定しない。しかし是認でき
るのは円高や円安が異常な水準まで進んだ場合の介入である。今日のよう
に、かなりの円安水準からの為替介入がおかしいのである。今回の円高局面
において、政府・日銀は118円くらいでも相当額の介入を行なっていた。
実際、政府・日銀の為替介入の仕方は、以前と様変わりしている。以前な
ら、よほど為替水準が変動しないと介入を開始しなかった。つまり均衡点と
思われる水準から著しく乖離した時点で介入を行なっていた。例えば95年の
80円を超える超円高局面前後での円売り介入や、145円を超える円安局面で
の円買い介入である。
これまでは通常、為替介入は日本の政府・日銀の単独介入から始まる。しか
し当初は介入の効果が限定的である。しかしこのような水準は、国際的に見
てもおかしいということが認知され、各国の協力が得られ、最終的に介入が
成功していた。調べてもらえばはっきりするが、スミソニアン体制に移行す
る直前の大量の米ドル買い以外(円を360円から308円に切上げ)、政府・
日銀の為替介入は全て成功している。
62:名無しさん@3周年
08/02/23 10:45:42 u0Ty/JCt
【為替介入の変質・2】
しかし今日行なっている為替介入に関しては、納得している国はない。欧州
も日本の為替介入をにがにがしく見ている。また中国の米ドルペッグのため
の為替介入も批難の的である。たしかにこれまでは、中国がまだ発展途上国
と見られていたので、このような為替介入を大目に見られたかもしれない。
しかし空前の経常収支の黒字を記録している先進国である日本が、中国と同
じことを行なっているのだから同情されるわけがない。米国の民主党の大統
領候補達も、日本と中国の為替介入に対して不快感を示している。
本誌では、為替取引で利益を得るなら政府・日銀と同じ行動を採れば良いと
ずっと述べてきた。つまり円高局面で政府・日銀が米ドルを買えばその時に
米ドルを買い、円安局面で政府・日銀が米ドルを売り始めたら米ドルを売る
といった具合である。これで100%利益を得ることができた。しかし今日、
政府・日銀と同じ行動を行なえば、大損する可能性が高い。
実際、これまで為替取引で常に利益を計上してきた為替特別会計も、へたな
為替介入によって最近では7.8兆円ほどの評価損を抱えている。円高がさら
に進めば加速度的に評価損は膨らむ。ただし為替特別会計は時価評価しない
という慣例があり、この損失は計上されないことになっている。
63:名無しさん@3周年
08/02/23 10:46:40 u0Ty/JCt
【為替介入の変質・3】
では何故このような稚拙な為替介入を開始したのか興味がある。ここからは
筆者の憶測である。一つのポイントは塩川前財務大臣と見ている。塩川前財
務大臣の地元は東大阪である。ここには中小の製造業者が集まっている。長
引く不況と大企業のリストラで一番不況感の強い地域である。さらに近年、
大手製造業の生産拠点の中国への移転に伴い、主にこれらの企業に部品を納
入していた東大阪の中小企業は危機的状況にある。
東大阪の中小企業は、中国の安い人件費にはとても太刀打ちできない。さら
に人民元は購買力平価よりずっと安く維持されており、技術力でカバーでき
る状態ではない。これに対抗するには、人民元の大幅な切上げか大幅な円安
しかないと考えられていた。実際、さかんに塩川前財務大臣は「円は購買力
に比べかなり高過ぎる」と発言していた。このような塩川前財務大臣の発言
に合わせ、当局の為替介入が活発になった。
緊縮財政を標榜する小泉政権のもとでは、景気を支えるために財政出動を行
なうわけには行かない。しかし放っておけば、デフレ経済はさらに深刻化す
る。当局としては、経済を支えるには為替介入によって円高を阻止し、輸出
を促進する他はなかったと考える。つまり内需の拡大は無理であり、外需に
依存するしか方法がなかった。つまり塩川前財務大臣と当局の考えが、為替
介入という点でピタリと一致したのである。
64:名無しさん@3周年
08/02/23 10:47:59 u0Ty/JCt
【為替介入の変質・4】
実際、大規模介入を始めると、海外に米ドル買いで流出した円資金の一部
は、日本の株式市場に還流し、うまく株価を押上げた。ちょうど米国も減税
などのケインズ政策を行ない(軍事費の増大も含め)、景気も良くなり、輸
入が増えた。日本も、中国・アジア経由の米国への輸出を増やすことができ
た。
本来、企業はリストラを進めており、国内の需要には期待ができない。しか
し日本では、大手製造業の業績は好転した。これも外需が増えたことが一つ
の要因である。もし為替介入がなく、円が90円を超えるような円高になって
いたならば、デフレはもっと進行していたと考えられる。
日本には、「構造改革」によって、財政出動がなくても景気が良くなったと
いう話を聞く。しかしこれは「作り話」である。たしかに日本は財政支出を
渋っているが、米国や中国が積極財政を行なっている(中国は昨年9月から
財政政策をやや変更しているが)。そしてその果実を、とほうもなく巨額の
為替介入政策によって一部かすめ取っているのが、今日の日本の経済運営で
ある。
65: ◆TbjlUtTwCg
08/02/23 11:55:34 ZLDk3jtx
/// 日本は官制経済 10 /////////////////////
各国とも一定の外貨準備等により、国際金融市場への調整介入政策をとることはある。
しかし、それは国家的な緊急かつ不測の事態への調整手段ないしは外交的必要性に
よるものである。それにしても自由競争と市場経済を前提としたルールは守られなければ
ならない。最大の金融大国たるアメリカの場合でも、政府の外貨準備高はせいぜい
七兆円程度(六六二億ドル)に過ぎない。これを見てもわが国は世界に特異な資本主義の
仮面を着けた社会主義国(国家資本主義)であることがわかる。
こうした政府の巨額の(借金)資金による国際証券市場への進出という財政・金融構造
こそ、国内はもとより世界の金融市場を歪め、日本が世界経済の破壊者となる可能性を
高めている。今後、郵貯、年金等の自主運用が進めばますます危倶される。
//// 官制経済体制が国民のお金を食い尽くす ///
66:名無しさん@3周年
08/02/23 14:09:32 JFBx8+F2
>>58
短期的(極端な話一日だけとか)に影響を与えることがあったとしても
一日150兆円とも呼ばれる為替市場で
長期的には為替政策は無意味だと思う
行き着くべきところに行き着くのが為替
為替管理政策をとれば維持できるが
現在の中国のように
金余りによるインフレの副作用が大きいし
国際政治の面からも批判が多く
それを続けることは厳しい
為替はアホな中央銀行の人間の頭脳ではコントロールできない
それより頭がいい人間はたくさん居るが
そういう人間でも当然コントロールできない
それが市場のダイナミズム
67:名無しさん@3周年
08/02/23 14:26:37 LUTpJR66
>>66
だから、日銀は執行機関だと書いてるじゃないか。
意思決定するのは政府と財務省。当時の財務大臣は塩川。
アホなどと名指しするなら彼らに対してだろ。
しかし、もし、やらなければ円高を止められなかっただろうし
輸出系企業は打撃を受けていただろう。
68:名無しさん@3周年
08/02/23 14:43:43 fDxRjsrM
自由放任≒資本主義、共生≒社会主義の両立
自由競争≒資本主義、共生≒社会主義・・社会の支えあい、補い合う両輪
自由放任≒資本主義+共生法治≒社会主義!
人権社会=同一職務賃金、所得格差1.5倍
年収2百万は奴隷社会 → 人権重視社会へ
5百万以上の年収2割減 →非正規者に配分
食料燃料、薬 →金融ファンド取引禁止を!
正規社員の年収減 →非正規者の適正年収を
公務員の年収、退職金など=全民間の平均に
69:名無しさん@3周年
08/02/23 15:09:43 fDxRjsrM
◇時給千円≒人の尊厳や希望なき奴隷化が悪元 、悪の根源
○グローバリゼーション(市場原理主義)による貧富二極化→ 社会荒廃 の解決を!
例、1集合住宅で殺人事件の悲鳴がしても、誰も警察に通報せず → 社会崩壊
2同じ心ある人間同士、年収1千万と : 時給千円=年収2百万(生活保護以下)
3民営化は国民の民でなく、民間資本の民→ 貧富二極化、心の荒廃、犯罪多発
例、アメリカ、ハリケーン被害南部貧困層は、車社会でも車も持てず奴隷化
4希望なき階層社会 → 人としての尊厳や希望のない青年が家庭をもつこと断念、
子どもに自分と同じ苦しみをさせたくない → 未婚、少子化など
○グローバル資本主義による人権軽視、階層化 → 富裕層の政治支配 → 構造汚職
の解決策は? → 「自由競争と共生理念による政治」を!
○私たちは、個人では生きれない。自由放任でない「自由競争」の理念と、詩人、宮澤賢治が
言った「世界全体が幸福にならないうちは、個人の幸福はありえない。」という、
同じ心ある人間として認め合う共生の理念は、相対しつつ、相補う、支えあう社会の柱です。
資本主義も社会主義も、相対し、相補う理念。
自由競争は進歩に必要、しかし、過当競争で、薄給で毎日12時間、深夜労働など、
過酷な労働をしても人間らしい生活ができない社会は異常! → 程度問題、中庸の理念
例、経済資本のグローバル化(×) → 市民社会、政治のグローバル化(○)
食料、燃料、薬 →金融ファン取引禁止を! フェア取引を!
正規社員の年収減 →非正規者の適正年収を
例、 市場主義だけで安い米を輸入するのが良いのか、それ以上に、
主食の自給権を他国に委ねる危険を考えることがより重要な条件です。
70: ◆TbjlUtTwCg
08/02/23 19:36:47 ZLDk3jtx
/// 日本は官制経済 11 ///////////////
政府系金融はオール民間の一.二五倍の規模
わが国経済の異常さを、具体的に金融事業についてみてみよう。
わが国金融事業全体の中で政府系(行政)金融が占める量と割合はどれくらい
だろうか。日銀の資金循環統計をはじめとする公表データで集計すると、民間の
都銀、地銀、第二地銀、信金、信組、その他の貸金業の融資総額は図表2-1の通り
約五二〇兆円である。
これに対して行政による金融事業の規模は融資残高約六五〇兆円、つまり、
民間金融の一.二五倍に達している(図表2-2)。しかも、官は民間金融機関の
運営を細かく干渉する。つまり、わが国の民間銀行は、仕事を取り上げられ、
規制され、かわりに公的資金という人工呼吸器をあてがわれているのに等しい。
///////////// ¥1,785で絶賛発売中 ///
71: ◆TbjlUtTwCg
08/02/23 22:55:35 ZLDk3jtx
/// 日本は官制経済 12 ///////////
不動産事業の11%は官企業が独占
「官」の進出が「民」を衰退させている例として、さらに不動産・住宅事業を挙げよう。
「官」の雄であり、規模においては世界一のディベロッパーである都市基盤整備公団の
不動産部門の事業費支出は、一兆二三〇〇億円である(総資産一七兆五六九〇億円)。
そしてこの公団の直接の子会社における不動産事業の合計は、一八三〇億円である。
さらに、各省庁の傘下にある特殊法人・公益法人、その子会社が土地取得事業などを
行っている(平成一二年度)。
/////////////// 石井紘基(著) ///
72: ◆TbjlUtTwCg
08/02/24 11:09:26 IX8NQFn7
/// 日本は官制経済 13 /////////////
たとえば、(財)民間都市開発推進機構の土地取得事業費は一五〇〇億円、
(財)日本勤労者住宅協会は六四五億円、(特)地域振興整備公団が三二〇億円
などだ。また、(特)雇用・能力開発機構の住宅事業は三八二億円、地方住宅供給
公社は七一〇〇億円、地方土地公社は一兆一〇〇〇億円、その他運輸施設整備
事業団なども相当額の事業展開を行っている。ちなみに、地方土地公社は都道府県と
指定都市及び市区町村に一五九四社あり、保有土地は金額べースで八兆三〇〇〇
億円である。「官」の企業の場合、性格上「売り」「買い」「賃貸」のいずれかに偏る
場合があり、正確な数字の計上は困難であるが、その事業規模は年間およそ三兆
五〇〇〇億円と推計される。これに対して民間不動産会社の(売上げ)事業総額は、
「財務金融統計月報」(財務省)によると約三二兆三七〇〇億円である。
したがって、全不動産事業の約11%が行政企業によって占められていることになる。
//////////////// PHP研究所発行 ///
73: ◆TbjlUtTwCg
08/02/24 18:38:48 IX8NQFn7
/// 日本は官制経済 14 /////////////////
最近民間が弱っていくなか、派手な土地買収でとくに目立つのは米国の企業と
都市基盤整備公団と(財)民都機構だ。一方、住宅建設戸数においてみれば、
官企業によるものが民間を圧倒している。すなわち、都市基盤整備公団は
これまで賃貸住宅で七七万戸、分譲住宅で二八万戸を供給した。
さらに、地方住宅公社がこれまでに供給した賃貸および分譲住宅は七五万
三〇〇〇戸にのぼり、同じく雇用促進事業団が一四万五〇〇〇戸で、これに
公務員住宅等を加えると、昭和三〇年代以降、官が供絵した住宅はざっと、
二〇〇万戸に達する。その補修・管理を含む関連事業も、官の系列企業が独占
してきたのだから、民間市場への影響は、はかり知れないものがある。
////////////////////// 2002年1月出版 ///
74: ◆TbjlUtTwCg
08/02/25 19:43:31 V52uCcMz
/// 日本は官制経済 15 ///////////////////////
市場原理が機能しない経済
それにしても、日本はいつからこのような、市場が機能しない国、政と官が結託して
利権をほしいままにして民を圧迫する国になってしまったのだろうか。来生新・
横浜国立大学教授の『産業経済論』(ぎょうせい、平成八年)によりつつ、振り返って
みよう。
国家と市場、権力と市場の関係について考え抜かれた著書によれば、敗戦からの
復興過程では、希少な外貨のコントロール権を行政が握り、それを最終的な担保
として強権的な政治主導型の経済運営が行われた。国内的にも、重要な物資に
ついては官僚主導の計画経済が行われた。
//////////////////////// 日本が自滅する日 ///
75:名無しさん@3周年
08/02/26 05:13:24 xV8bXQ7Q
橋下(新保守)>東国原(守旧派)
76:名無しさん@3周年
08/02/27 12:30:28 Cr4WCuej
>>75
俺もそう思うよ
77:名無しさん@3周年
08/02/27 16:55:29 lGMW/aqV
/// 日本は官制経済 11 ///////////////
政府系金融はオール民間の一.二五倍の規模
わが国経済の異常さを、具体的に金融事業についてみてみよう。
わが国金融事業全体の中で政府系(行政)金融が占める量と割合はどれくらい
だろうか。日銀の資金循環統計をはじめとする公表データで集計すると、民間の
都銀、地銀、第二地銀、信金、信組、その他の貸金業の融資総額は図表2-1の通り
約五二〇兆円である。
これに対して行政による金融事業の規模は融資残高約六五〇兆円、つまり、
民間金融の一.二五倍に達している(図表2-2)。しかも、官は民間金融機関の
運営を細かく干渉する。つまり、わが国の民間銀行は、仕事を取り上げられ、
規制され、かわりに公的資金という人工呼吸器をあてがわれているのに等しい。
///////////// ¥1,785で絶賛発売中 ///
78:名無しさん@3周年
08/02/27 16:56:21 lGMW/aqV
/// 日本は官制経済 11 ///////////////
政府系金融はオール民間の一.二五倍の規模
わが国経済の異常さを、具体的に金融事業についてみてみよう。
わが国金融事業全体の中で政府系(行政)金融が占める量と割合はどれくらい
だろうか。日銀の資金循環統計をはじめとする公表データで集計すると、民間の
都銀、地銀、第二地銀、信金、信組、その他の貸金業の融資総額は図表2-1の通り
約五二〇兆円である。
これに対して行政による金融事業の規模は融資残高約六五〇兆円、つまり、
民間金融の一.二五倍に達している(図表2-2)。しかも、官は民間金融機関の
運営を細かく干渉する。つまり、わが国の民間銀行は、仕事を取り上げられ、
規制され、かわりに公的資金という人工呼吸器をあてがわれているのに等しい。
///////////// ¥1,785で絶賛発売中 ///
79:名無しさん@3周年
08/02/27 16:56:41 lGMW/aqV
/// 日本は官制経済 11 ///////////////
政府系金融はオール民間の一.二五倍の規模
わが国経済の異常さを、具体的に金融事業についてみてみよう。
わが国金融事業全体の中で政府系(行政)金融が占める量と割合はどれくらい
だろうか。日銀の資金循環統計をはじめとする公表データで集計すると、民間の
都銀、地銀、第二地銀、信金、信組、その他の貸金業の融資総額は図表2-1の通り
約五二〇兆円である。
これに対して行政による金融事業の規模は融資残高約六五〇兆円、つまり、
民間金融の一.二五倍に達している(図表2-2)。しかも、官は民間金融機関の
運営を細かく干渉する。つまり、わが国の民間銀行は、仕事を取り上げられ、
規制され、かわりに公的資金という人工呼吸器をあてがわれているのに等しい。
///////////// ¥1,785で絶賛発売中 ///
80: ◆TbjlUtTwCg
08/02/27 21:52:25 xBeHWtZZ
/// 日本は官制経済 16 /////////////////////////
高度成長経済も基本的には政官主導による重工業主体の産業政策が追求されたが、
この時代までの政策は今日の直接介入とは異なっていた。権力といえども、産業との
協力の下に、あくまで産業そのものの発展を目指す「誘導」「育成」がキーワードだった。
したがって、この過程では政官主導とはいえ、経団連や商工会議所の財界リーダー
たちが日本丸の船頭となっていた。他方では中小企業が活力を発揮した。だからこそ
「経済は一流」といわれ、市場経済体制が花開くかに見えたのだ。
/////// 官制経済体制が国民のお金を食い尽くす ///
81: ◆TbjlUtTwCg
08/02/27 23:27:59 xBeHWtZZ
/// 日本は官制経済 17 /////////////////
戦後経済でもっとも重大な転換期は、その後の一九七〇年代であった。この時期
以降の日本経済について来生氏は「市場を支える勢力が完全に経済運営の主導権を
獲得しつつある時代」とみているが、それは誤りだと私は考えている。市場から後退し、
自立的な企業同士の民主的かつ公正な競争による自由経済体制を築くべき政治・
行政権力が、むしろ力を増したのだ。
この時期、政官権力は正面から民に対抗するのではなく、新たな協調を求めた
ようにも見える。しかし、実際は、そうしたポーズをとりながらも、一方で行政指導、
経営規制を拡大し、他方で自ら行政企業(官企業)の大群を率いて市場に侵入して
いった。それだけでなく権力は、自ら法令により産業ごとの開発プロジェクトを
打ち出し、大規模な事業経営を展開した。
//////////////// ¥1,785で絶賛発売中 ///
82:名無しさん@3周年
08/02/28 10:16:14 rbDgJSyh
/// 日本は官制経済 17 /////////////////
戦後経済でもっとも重大な転換期は、その後の一九七〇年代であった。この時期
以降の日本経済について来生氏は「市場を支える勢力が完全に経済運営の主導権を
獲得しつつある時代」とみているが、それは誤りだと私は考えている。市場から後退し、
自立的な企業同士の民主的かつ公正な競争による自由経済体制を築くべき政治・
行政権力が、むしろ力を増したのだ。
この時期、政官権力は正面から民に対抗するのではなく、新たな協調を求めた
ようにも見える。しかし、実際は、そうしたポーズをとりながらも、一方で行政指導、
経営規制を拡大し、他方で自ら行政企業(官企業)の大群を率いて市場に侵入して
いった。それだけでなく権力は、自ら法令により産業ごとの開発プロジェクトを
打ち出し、大規模な事業経営を展開した。
//////////////// ¥1,785で絶賛発売中 ///
83:名無しさん@3周年
08/02/28 10:18:43 rbDgJSyh
/// 日本は官制経済 17 /////////////////
戦後経済でもっとも重大な転換期は、その後の一九七〇年代であった。この時期
以降の日本経済について来生氏は「市場を支える勢力が完全に経済運営の主導権を
獲得しつつある時代」とみているが、それは誤りだと私は考えている。市場から後退し、
自立的な企業同士の民主的かつ公正な競争による自由経済体制を築くべき政治・
行政権力が、むしろ力を増したのだ。
この時期、政官権力は正面から民に対抗するのではなく、新たな協調を求めた
ようにも見える。しかし、実際は、そうしたポーズをとりながらも、一方で行政指導、
経営規制を拡大し、他方で自ら行政企業(官企業)の大群を率いて市場に侵入して
いった。それだけでなく権力は、自ら法令により産業ごとの開発プロジェクトを
打ち出し、大規模な事業経営を展開した。
//////////////// ¥1,785で絶賛発売中 ///
84:名無しさん@3周年
08/02/28 10:20:04 rbDgJSyh
/// 日本は官制経済 17 /////////////////
戦後経済でもっとも重大な転換期は、その後の一九七〇年代であった。この時期
以降の日本経済について来生氏は「市場を支える勢力が完全に経済運営の主導権を
獲得しつつある時代」とみているが、それは誤りだと私は考えている。市場から後退し、
自立的な企業同士の民主的かつ公正な競争による自由経済体制を築くべき政治・
行政権力が、むしろ力を増したのだ。
この時期、政官権力は正面から民に対抗するのではなく、新たな協調を求めた
ようにも見える。しかし、実際は、そうしたポーズをとりながらも、一方で行政指導、
経営規制を拡大し、他方で自ら行政企業(官企業)の大群を率いて市場に侵入して
いった。それだけでなく権力は、自ら法令により産業ごとの開発プロジェクトを
打ち出し、大規模な事業経営を展開した。
//////////////// ¥1,785で絶賛発売中 ///
85: ◆TbjlUtTwCg
08/02/29 21:56:28 DObmrBZw
/// 日本は官制経済 18 ///////////
こうして、市場は、「政官の行政経済」に侵蝕され、自主性と主体的活力を殺がれ、
権力に対して完全に敗北した。政治家と官僚が結託した支配は、一九八〇年代
後半以降、どんどん強められていった。そして、ついに、日本経済は市場原理が
機能しないものとなったのである。
資本主義経済で「必然」とされた寡占化、過当競争、失業、恐慌などを克服するもの
として、二〇世紀にケインズ経済学が登場した。不況が深刻な恐慌に至らないよう、
政府や中央銀行が時宜を得た景気対策や金融政策などを発動し、それによって
資本主義経済は息を吹き返した。
政府の経済政策は独占の制限、労働・雇用対策、税政策などにもおよび、それと
ともに中央銀行による金融政策の重要性も高まった。日本の公共事業政策が効果を
発揮した時期もあった。
//////////////// 石井紘基(著) ///
86: ◆TbjlUtTwCg
08/02/29 23:05:11 DObmrBZw
/// 日本は官制経済 19 //////////////
主要国首脳会議(G8)や主要七カ国蔵相・中央銀行総裁会議(G7)など、政府の
経済政策を国際的に調整するシステムも確立されていった。
しかし、こうした政府による経済政策や国際的相互作用も、それが有効であり、
意義あるものであるためには、その国の経済が自由競争を原理としたものであり、
資本主義経済の本質を維持していることが前提条件となる。かりに、その国が金融に
おいても産業においても、自由競争の要因が薄い国になったとしたら、あるいは、
経済活動に拡大再生産の資質が失われた国だったとしたら、あらゆる経済対策は
景気や雇用問題を解決する力を持たない。
///////////////// PHP研究所発行 ///
87:名無しさん@3周年
08/02/29 23:09:49 EozcVABe
/// 日本は官制経済 17 /////////////////
戦後経済でもっとも重大な転換期は、その後の一九七〇年代であった。この時期
以降の日本経済について来生氏は「市場を支える勢力が完全に経済運営の主導権を
獲得しつつある時代」とみているが、それは誤りだと私は考えている。市場から後退し、
自立的な企業同士の民主的かつ公正な競争による自由経済体制を築くべき政治・
行政権力が、むしろ力を増したのだ。
この時期、政官権力は正面から民に対抗するのではなく、新たな協調を求めた
ようにも見える。しかし、実際は、そうしたポーズをとりながらも、一方で行政指導、
経営規制を拡大し、他方で自ら行政企業(官企業)の大群を率いて市場に侵入して
いった。それだけでなく権力は、自ら法令により産業ごとの開発プロジェクトを
打ち出し、大規模な事業経営を展開した。
//////////////// ¥1,785で絶賛発売中 ///
88:名無しさん@3周年
08/02/29 23:10:19 EozcVABe
/// 日本は官制経済 17 /////////////////
戦後経済でもっとも重大な転換期は、その後の一九七〇年代であった。この時期
以降の日本経済について来生氏は「市場を支える勢力が完全に経済運営の主導権を
獲得しつつある時代」とみているが、それは誤りだと私は考えている。市場から後退し、
自立的な企業同士の民主的かつ公正な競争による自由経済体制を築くべき政治・
行政権力が、むしろ力を増したのだ。
この時期、政官権力は正面から民に対抗するのではなく、新たな協調を求めた
ようにも見える。しかし、実際は、そうしたポーズをとりながらも、一方で行政指導、
経営規制を拡大し、他方で自ら行政企業(官企業)の大群を率いて市場に侵入して
いった。それだけでなく権力は、自ら法令により産業ごとの開発プロジェクトを
打ち出し、大規模な事業経営を展開した。
//////////////// ¥1,785で絶賛発売中 ///
89:名無しさん@3周年
08/02/29 23:11:00 EozcVABe
/// 日本は官制経済 17 /////////////////
戦後経済でもっとも重大な転換期は、その後の一九七〇年代であった。この時期
以降の日本経済について来生氏は「市場を支える勢力が完全に経済運営の主導権を
獲得しつつある時代」とみているが、それは誤りだと私は考えている。市場から後退し、
自立的な企業同士の民主的かつ公正な競争による自由経済体制を築くべき政治・
行政権力が、むしろ力を増したのだ。
この時期、政官権力は正面から民に対抗するのではなく、新たな協調を求めた
ようにも見える。しかし、実際は、そうしたポーズをとりながらも、一方で行政指導、
経営規制を拡大し、他方で自ら行政企業(官企業)の大群を率いて市場に侵入して
いった。それだけでなく権力は、自ら法令により産業ごとの開発プロジェクトを
打ち出し、大規模な事業経営を展開した。
//////////////// ¥1,785で絶賛発売中 ///
90: ◆TbjlUtTwCg
08/02/29 23:14:12 DObmrBZw
/// 日本は官制経済 20 ///////////////////
一九九〇年代の日本経済が陥ったのは、まさにこうした病弊なのである。政府は
公共事業などで、「史上最大規模」の"景気対策"を重ねる。日銀は金融機関に
対して「借りてくれ」と懇願するようなウルトラ金融緩和政策をとる。しかし、財政、
金融の両面でいくら力んでも、景気はよくならない。その理由は、経済そのものの
存立基盤が失われているからなのだ。
このように、わが国を非効率な社会主義経済にしてしまった機構面での大きな
要因は、特殊法人や公益法人を中心とする"行政企業群"、略して"官企業"である。
以下、節を改め、特殊法人とはどんな性格のものであるか、主要な特殊法人は、
どんな活動をしているか、そして、公益法人とはどんなものか、をみてゆくことに
しよう。・・・・・
//////////////////////// 2002年1月出版 ///
91:名無しさん@3周年
08/03/01 08:40:00 8bpn2B8a
/// 日本は官制経済 20 ///////////////////
一九九〇年代の日本経済が陥ったのは、まさにこうした病弊なのである。政府は
公共事業などで、「史上最大規模」の"景気対策"を重ねる。日銀は金融機関に
対して「借りてくれ」と懇願するようなウルトラ金融緩和政策をとる。しかし、財政、
金融の両面でいくら力んでも、景気はよくならない。その理由は、経済そのものの
存立基盤が失われているからなのだ。
このように、わが国を非効率な社会主義経済にしてしまった機構面での大きな
要因は、特殊法人や公益法人を中心とする"行政企業群"、略して"官企業"である。
以下、節を改め、特殊法人とはどんな性格のものであるか、主要な特殊法人は、
どんな活動をしているか、そして、公益法人とはどんなものか、をみてゆくことに
しよう。・・・・・
//////////////////////// 2002年1月出版 ///
92:名無しさん@3周年
08/03/01 08:40:23 8bpn2B8a
/// 日本は官制経済 20 ///////////////////
一九九〇年代の日本経済が陥ったのは、まさにこうした病弊なのである。政府は
公共事業などで、「史上最大規模」の"景気対策"を重ねる。日銀は金融機関に
対して「借りてくれ」と懇願するようなウルトラ金融緩和政策をとる。しかし、財政、
金融の両面でいくら力んでも、景気はよくならない。その理由は、経済そのものの
存立基盤が失われているからなのだ。
このように、わが国を非効率な社会主義経済にしてしまった機構面での大きな
要因は、特殊法人や公益法人を中心とする"行政企業群"、略して"官企業"である。
以下、節を改め、特殊法人とはどんな性格のものであるか、主要な特殊法人は、
どんな活動をしているか、そして、公益法人とはどんなものか、をみてゆくことに
しよう。・・・・・
//////////////////////// 2002年1月出版 ///
93:名無しさん@3周年
08/03/01 08:40:57 8bpn2B8a
/// 日本は官制経済 20 ///////////////////
一九九〇年代の日本経済が陥ったのは、まさにこうした病弊なのである。政府は
公共事業などで、「史上最大規模」の"景気対策"を重ねる。日銀は金融機関に
対して「借りてくれ」と懇願するようなウルトラ金融緩和政策をとる。しかし、財政、
金融の両面でいくら力んでも、景気はよくならない。その理由は、経済そのものの
存立基盤が失われているからなのだ。
このように、わが国を非効率な社会主義経済にしてしまった機構面での大きな
要因は、特殊法人や公益法人を中心とする"行政企業群"、略して"官企業"である。
以下、節を改め、特殊法人とはどんな性格のものであるか、主要な特殊法人は、
どんな活動をしているか、そして、公益法人とはどんなものか、をみてゆくことに
しよう。・・・・・
//////////////////////// 2002年1月出版 ///
94: ◆TbjlUtTwCg
08/03/01 10:44:07 v9iUTWsM
////////////////// PHP研究所 ///
石井 紘基 (著) 「日本が自滅する日―官制経済体制が国民のお金を食い尽くす」
PHP研究所 2002年1月出版; 価格¥1,785(税込) 単行本 293p
URLリンク(www.amazon.co.jp)
URLリンク(www.bk1.co.jp)
URLリンク(bookweb.kinokuniya.co.jp)
URLリンク(books.rakuten.co.jp)
URLリンク(www.7andy.jp)
石井紘基サイト URLリンク(www014.upp.so-net.ne.jp)
/// 絶賛発売中! ///////////////
95: ◆TbjlUtTwCg
08/03/01 18:53:30 v9iUTWsM
/// 違法な存在の特殊法人 1 ////////////
石井 紘基 (著) PHP研究所 2002年1月出版 価格:¥1,785
「日本が自滅する日―官制経済体制が国民のお金を食い尽くす」より
・・・・・
第二節 特殊法人は法的には幽霊だ
民間経済の上に君臨する特殊法人
そもそも特殊法人とは、戦後経済復興のため短期・集中的に住宅、道路、鉄道等の
基本的社会資本整備を行うために設けられたものであった。行政主導の社会資本
整備は、初期の工業化時代には必要だったといえる。しかし、国営・公営形態は、
経済が一定の発展段階に達すると逆に自由な競争を封じてしまう。
/////////////////// PHP研究所発行 ///
96: ◆TbjlUtTwCg
08/03/01 19:35:47 v9iUTWsM
/// 違法な存在の特殊法人 2 ///////
ところが、わが国政府は、こうした官庁を動員した中央集権的、計画的経済支配から
退こうとしなかった。経済への実権を放擲しなかったばかりか、特殊法人を増やし、
事業領域を広げ、関連公益法人や認可法人、孫会社、曾孫会社等をもって経済の
あらゆる分野に行政企業の網を張りめぐらしたのである。「甘い水」に味を占め、
国と国民の未来への責任を放棄したのだ。
特殊法人の事業規模を図表2-3に示した。NTTやJRを含むが、総額で五二兆
七六〇〇億円である。これら特殊法人の拡大は地下水脈のごとく政官権力内部で
ひたすら膨らんでいったため、国民の目には見えにくかった。
/////////////// 2002年1月出版 ///
97:名無しさん@3周年
08/03/01 20:06:23 WIMuq37u
/// 違法な存在の特殊法人 2 ///////
ところが、わが国政府は、こうした官庁を動員した中央集権的、計画的経済支配から
退こうとしなかった。経済への実権を放擲しなかったばかりか、特殊法人を増やし、
事業領域を広げ、関連公益法人や認可法人、孫会社、曾孫会社等をもって経済の
あらゆる分野に行政企業の網を張りめぐらしたのである。「甘い水」に味を占め、
国と国民の未来への責任を放棄したのだ。
特殊法人の事業規模を図表2-3に示した。NTTやJRを含むが、総額で五二兆
七六〇〇億円である。これら特殊法人の拡大は地下水脈のごとく政官権力内部で
ひたすら膨らんでいったため、国民の目には見えにくかった。
/////////////// 2002年1月出版 ///
98:名無しさん@3周年
08/03/01 20:06:48 WIMuq37u
/// 違法な存在の特殊法人 2 ///////
ところが、わが国政府は、こうした官庁を動員した中央集権的、計画的経済支配から
退こうとしなかった。経済への実権を放擲しなかったばかりか、特殊法人を増やし、
事業領域を広げ、関連公益法人や認可法人、孫会社、曾孫会社等をもって経済の
あらゆる分野に行政企業の網を張りめぐらしたのである。「甘い水」に味を占め、
国と国民の未来への責任を放棄したのだ。
特殊法人の事業規模を図表2-3に示した。NTTやJRを含むが、総額で五二兆
七六〇〇億円である。これら特殊法人の拡大は地下水脈のごとく政官権力内部で
ひたすら膨らんでいったため、国民の目には見えにくかった。
/////////////// 2002年1月出版 ///
99:名無しさん@3周年
08/03/01 20:07:22 WIMuq37u
/// 違法な存在の特殊法人 2 ///////
ところが、わが国政府は、こうした官庁を動員した中央集権的、計画的経済支配から
退こうとしなかった。経済への実権を放擲しなかったばかりか、特殊法人を増やし、
事業領域を広げ、関連公益法人や認可法人、孫会社、曾孫会社等をもって経済の
あらゆる分野に行政企業の網を張りめぐらしたのである。「甘い水」に味を占め、
国と国民の未来への責任を放棄したのだ。
特殊法人の事業規模を図表2-3に示した。NTTやJRを含むが、総額で五二兆
七六〇〇億円である。これら特殊法人の拡大は地下水脈のごとく政官権力内部で
ひたすら膨らんでいったため、国民の目には見えにくかった。
/////////////// 2002年1月出版 ///
100: ◆TbjlUtTwCg
08/03/01 20:11:06 v9iUTWsM
/// 違法な存在の特殊法人 3 /////////////
しかし、私は平成六年、この実態は自由主義市場経済体制を空洞化し、事実上
社会主義体制に移行するほど大規模でかつ質的な変化であると考えた。そして国会で
調査を進め、平成八年四月には『官僚天国・日本破産』(道出版)を著して、国政調査権
による実態調査の中間結果を公表し、わが国は「官営経済体制」であると規定した。
官企業としての特殊法人は巨悪である。巨悪である第一の理由は、特殊法人が
民間経済の上に君臨し、経済の資源を行政の事務(行政の本来の仕事は事務である)に
取りこんで利権の糧とし、国民の借金を増やし、公共(高狂)料金や将来への不安で
国民の生活を圧迫していることだ。
////////////////// 日本が自滅する日 ///
101:名無しさん@3周年
08/03/01 20:58:57 AC67Hv/a
このままでは新自由が滅ぼされて官僚が支配する国に
102: ◆TbjlUtTwCg
08/03/02 09:56:13 uQaQ9Saf
/// 違法な存在の特殊法人 4 ////////////////////////
公団、事業団、公庫などの特殊法人が経済の領域から吸収している仕事は、金融、
建設、住宅、運輸、不動産、流通、保険、食品、レジャーの各事業、鉄道、空港、
道路その他の交通・運輸産業、農業・漁業・林業、その他通信、電力などほとんどの
産業分野に及んでいる。
進出していないのは自動車、電機、機械などの製造業ぐらいのものである(これらの
分野では、権力の経済侵蝕がもたらした高コスト構造に悲鳴を上げて、生産地を
海外に移転している)。しかも行政企業は、それぞれ進出した分野で支配的地位を
占めているのだ。
この結果、経済の衣を着た行政機関である特殊法人などはそのファミリーとともに
市場(経済)を狭め、あるべき税収を減らして国家財政と国民経済に致命的打撃を
与えている。
////////////// 官制経済体制が国民のお金を食い尽くす ///
103:名無しさん@3周年
08/03/02 10:16:45 ViLUzPjK
/// 違法な存在の特殊法人 4 ////////////////////////
公団、事業団、公庫などの特殊法人が経済の領域から吸収している仕事は、金融、
建設、住宅、運輸、不動産、流通、保険、食品、レジャーの各事業、鉄道、空港、
道路その他の交通・運輸産業、農業・漁業・林業、その他通信、電力などほとんどの
産業分野に及んでいる。
進出していないのは自動車、電機、機械などの製造業ぐらいのものである(これらの
分野では、権力の経済侵蝕がもたらした高コスト構造に悲鳴を上げて、生産地を
海外に移転している)。しかも行政企業は、それぞれ進出した分野で支配的地位を
占めているのだ。
この結果、経済の衣を着た行政機関である特殊法人などはそのファミリーとともに
市場(経済)を狭め、あるべき税収を減らして国家財政と国民経済に致命的打撃を
与えている。
////////////// 官制経済体制が国民のお金を食い尽くす ///
104:名無しさん@3周年
08/03/02 10:18:18 ViLUzPjK
/// 違法な存在の特殊法人 4 ////////////////////////
公団、事業団、公庫などの特殊法人が経済の領域から吸収している仕事は、金融、
建設、住宅、運輸、不動産、流通、保険、食品、レジャーの各事業、鉄道、空港、
道路その他の交通・運輸産業、農業・漁業・林業、その他通信、電力などほとんどの
産業分野に及んでいる。
進出していないのは自動車、電機、機械などの製造業ぐらいのものである(これらの
分野では、権力の経済侵蝕がもたらした高コスト構造に悲鳴を上げて、生産地を
海外に移転している)。しかも行政企業は、それぞれ進出した分野で支配的地位を
占めているのだ。
この結果、経済の衣を着た行政機関である特殊法人などはそのファミリーとともに
市場(経済)を狭め、あるべき税収を減らして国家財政と国民経済に致命的打撃を
与えている。
////////////// 官制経済体制が国民のお金を食い尽くす ///
105:名無しさん@3周年
08/03/02 10:19:06 ViLUzPjK
/// 違法な存在の特殊法人 4 ////////////////////////
公団、事業団、公庫などの特殊法人が経済の領域から吸収している仕事は、金融、
建設、住宅、運輸、不動産、流通、保険、食品、レジャーの各事業、鉄道、空港、
道路その他の交通・運輸産業、農業・漁業・林業、その他通信、電力などほとんどの
産業分野に及んでいる。
進出していないのは自動車、電機、機械などの製造業ぐらいのものである(これらの
分野では、権力の経済侵蝕がもたらした高コスト構造に悲鳴を上げて、生産地を
海外に移転している)。しかも行政企業は、それぞれ進出した分野で支配的地位を
占めているのだ。
この結果、経済の衣を着た行政機関である特殊法人などはそのファミリーとともに
市場(経済)を狭め、あるべき税収を減らして国家財政と国民経済に致命的打撃を
与えている。
////////////// 官制経済体制が国民のお金を食い尽くす ///
106: ◆aPsZH2c3BQ
08/03/02 19:07:33 uQaQ9Saf
/// 違法な存在の特殊法人 5 ///////////////
特殊法人は行政機関ではない?
巨悪である第二の理由は法的違法性にある。
わが国は法治国家として行政機関の存立や民間機関の存在根拠が法律によって
定められている。いうまでもなく行政機関は「公法」に属する行政法令によって定められ、
公のために行う事務を司るものである。これに対して民間の団体・企業などは「私法」
である民法や商法などに基づいて存立することになる。
それでは、現在七七ある特殊法人とは、いったい、いかなる存在なのか。行政機関
なのか民間団体なのか。行政法令を見ても民法や商法などをひもといても、どこにも
特殊法人を定める条項は見当たらない。つまり特殊法人は法的に幽霊なのだ。
本来すべての団体はどの法律によって設立されたかによって、行政機関か民間団体
かに色分けされる。ところが、特殊法人の場合は上位の根拠法がなく、いきなり
「日本道路公団設置法」「石油公団設置法」というようにそれぞれの「設置法」が
作られた。
////////////////////
107:名無しさん@3周年
08/03/02 19:38:58 EYE28fBD
/// 違法な存在の特殊法人 5 ///////////////
特殊法人は行政機関ではない?
巨悪である第二の理由は法的違法性にある。
わが国は法治国家として行政機関の存立や民間機関の存在根拠が法律によって
定められている。いうまでもなく行政機関は「公法」に属する行政法令によって定められ、
公のために行う事務を司るものである。これに対して民間の団体・企業などは「私法」
である民法や商法などに基づいて存立することになる。
それでは、現在七七ある特殊法人とは、いったい、いかなる存在なのか。行政機関
なのか民間団体なのか。行政法令を見ても民法や商法などをひもといても、どこにも
特殊法人を定める条項は見当たらない。つまり特殊法人は法的に幽霊なのだ。
本来すべての団体はどの法律によって設立されたかによって、行政機関か民間団体
かに色分けされる。ところが、特殊法人の場合は上位の根拠法がなく、いきなり
「日本道路公団設置法」「石油公団設置法」というようにそれぞれの「設置法」が
作られた。
////////////////////
108:名無しさん@3周年
08/03/02 19:39:28 EYE28fBD
/// 違法な存在の特殊法人 5 ///////////////
特殊法人は行政機関ではない?
巨悪である第二の理由は法的違法性にある。
わが国は法治国家として行政機関の存立や民間機関の存在根拠が法律によって
定められている。いうまでもなく行政機関は「公法」に属する行政法令によって定められ、
公のために行う事務を司るものである。これに対して民間の団体・企業などは「私法」
である民法や商法などに基づいて存立することになる。
それでは、現在七七ある特殊法人とは、いったい、いかなる存在なのか。行政機関
なのか民間団体なのか。行政法令を見ても民法や商法などをひもといても、どこにも
特殊法人を定める条項は見当たらない。つまり特殊法人は法的に幽霊なのだ。
本来すべての団体はどの法律によって設立されたかによって、行政機関か民間団体
かに色分けされる。ところが、特殊法人の場合は上位の根拠法がなく、いきなり
「日本道路公団設置法」「石油公団設置法」というようにそれぞれの「設置法」が
作られた。
////////////////////
109:名無しさん@3周年
08/03/02 19:40:06 EYE28fBD
/// 違法な存在の特殊法人 5 ///////////////
特殊法人は行政機関ではない?
巨悪である第二の理由は法的違法性にある。
わが国は法治国家として行政機関の存立や民間機関の存在根拠が法律によって
定められている。いうまでもなく行政機関は「公法」に属する行政法令によって定められ、
公のために行う事務を司るものである。これに対して民間の団体・企業などは「私法」
である民法や商法などに基づいて存立することになる。
それでは、現在七七ある特殊法人とは、いったい、いかなる存在なのか。行政機関
なのか民間団体なのか。行政法令を見ても民法や商法などをひもといても、どこにも
特殊法人を定める条項は見当たらない。つまり特殊法人は法的に幽霊なのだ。
本来すべての団体はどの法律によって設立されたかによって、行政機関か民間団体
かに色分けされる。ところが、特殊法人の場合は上位の根拠法がなく、いきなり
「日本道路公団設置法」「石油公団設置法」というようにそれぞれの「設置法」が
作られた。
////////////////////
110: ◆aPsZH2c3BQ
08/03/02 23:43:01 uQaQ9Saf
/// 違法な存在の特殊法人 6 //////////
どうしても、特殊法人という行政機関を作りたいのであれば、国家行政組織法を
改正して、特殊法人というカテゴリーを明記しなければ法体系上、整合性がとれないし、
適法性も保てない。しかし、それができなかったのは、行政の仕事でないこと
(収益・投資活動)をやる団体を行政機関とすることは、法の建て前上、許されなかった
からだ(憲法第七章)。それで、やむを得ず、法の孤島=「設置法」でごまかした
のである。
しかし、いかにごまかそうとも「政策目標を達成するため」法律によって直接設置され、
政府が人事権を有し、財投を含む政府予算で運営される以上、特殊法人は「(違法な)
行政機関」と見なさざるを得ない。にもかかわらず国家行政組織法に規定はなく、
政府は「行政機関ではない」といい逃れている。
/////////////////// 石井紘基(著) ///
111: ◆aPsZH2c3BQ
08/03/03 20:58:35 qBHcKnJf
/// 違法な存在の特殊法人 7 ///////////
平成一一年一一月一九日の衆議院行政改革特別委員会で私はこの点を追及した。
特殊法人や独立行政法人について、その存立は「公法」によるのか「私法」によるのか、
行政機関であるのか民間機関であるのかとの私の質問に対して、政府は二転三転の
答弁を繰り返した揚げ句、旧総務庁の持永政務次官は「公法ではなく私法」によるもので
「行政機関ではなく民間機関」だと答弁した。続訓弘総務庁長官もそれに同意した。
しかし、その直後、政府参考人の河野昭氏(中央省庁等改革推進本部事務局長)が
あわてて答弁席に進み出て、大臣、政務次官の答弁を訂正し「公法法人である」が
「行政機関ではない」と述べたのである。これによって、政府の立場はちんぷんかんぷん
であることが判明した。この答弁によると、わが国には「行政機関ではなく公法法人」
という概念の組織が、司法府でも立法府でも行政府でもない所に存在していたことになる。
////////////////// PHP研究所発行 ///
112: ◆aPsZH2c3BQ
08/03/04 07:28:37 vkFXr4TD
/// 違法な存在の特殊法人 8 ///////
法が法を破壊している
これらの「公法法人」は実際、数千にもおよぶ子会社、孫会社、系列公益法人などを
作ってビジネスを展開している。いうまでもなくこれらの株式会社や財団法人などは、
商法や民法によって存立する「私企業」「私的団体」として都合よく扱われている。
わが日本という国は、国が設立し、国民の税金で運営されている「公法法人」が、
その金を私企業などの私的所有団体に持ち出し処分することを、ある法律によっては
禁じ、別の法律によっては認めているそういう国なのである。まさに、特殊法人などを
通じて法が法を破壊していることになる。
特殊法人の経理は正確には誰にもわからない。どんなに借金が膨らもうと不良債権に
漬かろうと、責任を問われる者がいない。民間企業のように「株主」に監視されることも
ないし、行政機関として議会で承認される必要もない。
/////////////// 2002年1月出版 ///
113:名無しさん@3周年
08/03/04 08:29:27 g8u4nIrP
/// 違法な存在の特殊法人 6 //////////
どうしても、特殊法人という行政機関を作りたいのであれば、国家行政組織法を
改正して、特殊法人というカテゴリーを明記しなければ法体系上、整合性がとれないし、
適法性も保てない。しかし、それができなかったのは、行政の仕事でないこと
(収益・投資活動)をやる団体を行政機関とすることは、法の建て前上、許されなかった
からだ(憲法第七章)。それで、やむを得ず、法の孤島=「設置法」でごまかした
のである。
しかし、いかにごまかそうとも「政策目標を達成するため」法律によって直接設置され、
政府が人事権を有し、財投を含む政府予算で運営される以上、特殊法人は「(違法な)
行政機関」と見なさざるを得ない。にもかかわらず国家行政組織法に規定はなく、
政府は「行政機関ではない」といい逃れている。
/////////////////// 石井紘基(著) ///
114:名無しさん@3周年
08/03/04 08:30:08 g8u4nIrP
/// 違法な存在の特殊法人 4 ////////////////////////
公団、事業団、公庫などの特殊法人が経済の領域から吸収している仕事は、金融、
建設、住宅、運輸、不動産、流通、保険、食品、レジャーの各事業、鉄道、空港、
道路その他の交通・運輸産業、農業・漁業・林業、その他通信、電力などほとんどの
産業分野に及んでいる。
進出していないのは自動車、電機、機械などの製造業ぐらいのものである(これらの
分野では、権力の経済侵蝕がもたらした高コスト構造に悲鳴を上げて、生産地を
海外に移転している)。しかも行政企業は、それぞれ進出した分野で支配的地位を
占めているのだ。
この結果、経済の衣を着た行政機関である特殊法人などはそのファミリーとともに
市場(経済)を狭め、あるべき税収を減らして国家財政と国民経済に致命的打撃を
与えている。
////////////// 官制経済体制が国民のお金を食い尽くす ///
115:名無しさん@3周年
08/03/04 08:31:15 g8u4nIrP
/// 日本は官制経済 10 /////////////////////
各国とも一定の外貨準備等により、国際金融市場への調整介入政策をとることはある。
しかし、それは国家的な緊急かつ不測の事態への調整手段ないしは外交的必要性に
よるものである。それにしても自由競争と市場経済を前提としたルールは守られなければ
ならない。最大の金融大国たるアメリカの場合でも、政府の外貨準備高はせいぜい
七兆円程度(六六二億ドル)に過ぎない。これを見てもわが国は世界に特異な資本主義の
仮面を着けた社会主義国(国家資本主義)であることがわかる。
こうした政府の巨額の(借金)資金による国際証券市場への進出という財政・金融構造
こそ、国内はもとより世界の金融市場を歪め、日本が世界経済の破壊者となる可能性を
高めている。今後、郵貯、年金等の自主運用が進めばますます危倶される。
//// 官制経済体制が国民のお金を食い尽くす ///
116: ◆aPsZH2c3BQ
08/03/04 22:09:32 vkFXr4TD
/// 違法な存在の特殊法人 9 /////////
たとえば、都市基盤整備公団からマンションを買った一七〇〇人(世帯)ほどの人々が
現在、公団の住宅販売のやり方が詐歎的商法だと裁判に訴えているが、公団の方は
「国の政策」なんだ、詳しいことをいう義務はない、と反論して通ってしまう。
特殊法人には経営そのものに対する責任の主体がない。企業のように
個人責任が問われない。一方、国会で国の機関が詐欺的行為で国民を
騙していいのかと追及されると、「契約書を取り交わした。受託の価格は
売り手と買い手の合意で決まる」などと「私的契約の自由」や「市場原理」を
持ち出してくる。時と場合によって、行政機関のようにも振る舞い、民間企業
のようにも振る舞うことができるのだ。
関連法令はそれぞれの特殊法人を持っている省庁が所管しているので、自分に
都合のよい勝手な法解釈がまかり通ってしまう。つまり、族議員と官庁だけの
思いのままになる存在なのである。
//////////////// 日本が自滅する日 ///
117:名無しさん@3周年
08/03/04 23:58:53 67tvl9ij
/// 違法な存在の特殊法人 6 //////////
どうしても、特殊法人という行政機関を作りたいのであれば、国家行政組織法を
改正して、特殊法人というカテゴリーを明記しなければ法体系上、整合性がとれないし、
適法性も保てない。しかし、それができなかったのは、行政の仕事でないこと
(収益・投資活動)をやる団体を行政機関とすることは、法の建て前上、許されなかった
からだ(憲法第七章)。それで、やむを得ず、法の孤島=「設置法」でごまかした
のである。
しかし、いかにごまかそうとも「政策目標を達成するため」法律によって直接設置され、
政府が人事権を有し、財投を含む政府予算で運営される以上、特殊法人は「(違法な)
行政機関」と見なさざるを得ない。にもかかわらず国家行政組織法に規定はなく、
政府は「行政機関ではない」といい逃れている。
/////////////////// 石井紘基(著) ///
118:名無しさん@3周年
08/03/04 23:59:23 67tvl9ij
/// 違法な存在の特殊法人 6 //////////
どうしても、特殊法人という行政機関を作りたいのであれば、国家行政組織法を
改正して、特殊法人というカテゴリーを明記しなければ法体系上、整合性がとれないし、
適法性も保てない。しかし、それができなかったのは、行政の仕事でないこと
(収益・投資活動)をやる団体を行政機関とすることは、法の建て前上、許されなかった
からだ(憲法第七章)。それで、やむを得ず、法の孤島=「設置法」でごまかした
のである。
しかし、いかにごまかそうとも「政策目標を達成するため」法律によって直接設置され、
政府が人事権を有し、財投を含む政府予算で運営される以上、特殊法人は「(違法な)
行政機関」と見なさざるを得ない。にもかかわらず国家行政組織法に規定はなく、
政府は「行政機関ではない」といい逃れている。
/////////////////// 石井紘基(著) ///
119:名無しさん@3周年
08/03/05 00:00:04 yFW3gHxW
/// 違法な存在の特殊法人 6 //////////
どうしても、特殊法人という行政機関を作りたいのであれば、国家行政組織法を
改正して、特殊法人というカテゴリーを明記しなければ法体系上、整合性がとれないし、
適法性も保てない。しかし、それができなかったのは、行政の仕事でないこと
(収益・投資活動)をやる団体を行政機関とすることは、法の建て前上、許されなかった
からだ(憲法第七章)。それで、やむを得ず、法の孤島=「設置法」でごまかした
のである。
しかし、いかにごまかそうとも「政策目標を達成するため」法律によって直接設置され、
政府が人事権を有し、財投を含む政府予算で運営される以上、特殊法人は「(違法な)
行政機関」と見なさざるを得ない。にもかかわらず国家行政組織法に規定はなく、
政府は「行政機関ではない」といい逃れている。
/////////////////// 石井紘基(著) ///
120: ◆aPsZH2c3BQ
08/03/05 00:07:21 vkFXr4TD
/// 違法な存在の特殊法人 10 ///////////////
政府は特殊法人の不透明財務と借金残高のとほうもない増大に対する批判を
かわすため、平成一三年度から「財投債」「財投機関債」を発行し、「市場」からの
資金調達を行うことにしたが、この措置は笑止千万である。
私は、この悪あがきを国会でも批判してきたが、案の定、一三年秋になってもさっぱり
財投機関債(個別の特殊法人が発行する債券)の引き受け手がつかない。投資家は、
「元本回収のリスクを評価できない」「破産法の摘要もない団体である以上債権は
保証されない」と腰を引いている。当たり前のことである。幽霊の発行する借金の
証文を受け取る者はいない。
またそうした事情のうえに、借金の山、不良債権の蔵となっている特殊法人の債券など、
自由主義市場経済であれば成り立つはずがないのだ。しかし、それでも官庁は
関係機関に一兆円余り引き受けさせたようだ。これぞまさに、オール無責任の官制経済、
護送船団国家の極みである。
//// 官制経済体制が国民のお金を食い尽くす ///
121: ◆aPsZH2c3BQ
08/03/05 05:58:40 7B5pr95X
/// 違法な存在の特殊法人 11 //////////
子会社、孫会社がどんどん増える
特殊法人(や認可法人)はどんどん子会社(公益法人も含む)、孫会社などを作る。
株式持ち合いの関連企業を含めるとファミリー企業は約二〇〇〇社にのぼる。
その役職員数は本体を除いて少なくとも一〇〇万人と推計される。本体と合わせると
一五〇万人である。政府が大半の株を保有している旧特殊法人であるJRやJT
(日本たばこ産業)などを含めると、関連企業数はさらに一〇〇〇社以上増え、
就業者数も数十万人増加する。
特殊法人のなかには民間企業をほとんど丸がかえしているものもある。しかも、
特殊法人の事業は公共事業や委託業務が多く、特殊法人によって生計を立てている
企業は非常に多い。したがって、特殊法人関係の実質就業者数は二〇〇万人は
下らないはずだ。
///////////////// ¥1,785で発売中 ///
122:名無しさん@3周年
08/03/05 10:22:27 WnXONj+U
工作員しかいねえスレだな。
123:名無しさん@3周年
08/03/05 10:46:39 yFW3gHxW
/// 違法な存在の特殊法人 6 //////////
どうしても、特殊法人という行政機関を作りたいのであれば、国家行政組織法を
改正して、特殊法人というカテゴリーを明記しなければ法体系上、整合性がとれないし、
適法性も保てない。しかし、それができなかったのは、行政の仕事でないこと
(収益・投資活動)をやる団体を行政機関とすることは、法の建て前上、許されなかった
からだ(憲法第七章)。それで、やむを得ず、法の孤島=「設置法」でごまかした
のである。
しかし、いかにごまかそうとも「政策目標を達成するため」法律によって直接設置され、
政府が人事権を有し、財投を含む政府予算で運営される以上、特殊法人は「(違法な)
行政機関」と見なさざるを得ない。にもかかわらず国家行政組織法に規定はなく、
政府は「行政機関ではない」といい逃れている。
/////////////////// 石井紘基(著) ///
124:名無しさん@3周年
08/03/05 10:47:02 yFW3gHxW
/// 違法な存在の特殊法人 6 //////////
どうしても、特殊法人という行政機関を作りたいのであれば、国家行政組織法を
改正して、特殊法人というカテゴリーを明記しなければ法体系上、整合性がとれないし、
適法性も保てない。しかし、それができなかったのは、行政の仕事でないこと
(収益・投資活動)をやる団体を行政機関とすることは、法の建て前上、許されなかった
からだ(憲法第七章)。それで、やむを得ず、法の孤島=「設置法」でごまかした
のである。
しかし、いかにごまかそうとも「政策目標を達成するため」法律によって直接設置され、
政府が人事権を有し、財投を含む政府予算で運営される以上、特殊法人は「(違法な)
行政機関」と見なさざるを得ない。にもかかわらず国家行政組織法に規定はなく、
政府は「行政機関ではない」といい逃れている。
/////////////////// 石井紘基(著) ///
125:名無しさん@3周年
08/03/05 10:47:28 yFW3gHxW
/// 違法な存在の特殊法人 6 //////////
どうしても、特殊法人という行政機関を作りたいのであれば、国家行政組織法を
改正して、特殊法人というカテゴリーを明記しなければ法体系上、整合性がとれないし、
適法性も保てない。しかし、それができなかったのは、行政の仕事でないこと
(収益・投資活動)をやる団体を行政機関とすることは、法の建て前上、許されなかった
からだ(憲法第七章)。それで、やむを得ず、法の孤島=「設置法」でごまかした
のである。
しかし、いかにごまかそうとも「政策目標を達成するため」法律によって直接設置され、
政府が人事権を有し、財投を含む政府予算で運営される以上、特殊法人は「(違法な)
行政機関」と見なさざるを得ない。にもかかわらず国家行政組織法に規定はなく、
政府は「行政機関ではない」といい逃れている。
/////////////////// 石井紘基(著) ///
126: ◆aPsZH2c3BQ
08/03/05 21:44:26 7B5pr95X
/// 違法な存在の特殊法人 12 /////////////////
特殊法人は資金調達は思いのままだし、株主に対する事業報告書の開示義務も
なければ、経理内容も公開しない。国の財投計画の大半を受け入れて事業を展開し、
膨大な下請けを抱える特殊法人は、いうなれば企業の王様だ。製造業を除くほぼ
全産業分野に君臨している存在なのである。
特殊法人こそ、日本の資本主義経済にまとわりつく"締め殺しの木"(ファイカス)の
親分格である。ファイカスにまとわりつかれた木は、成分を栄養として吸い取られ
死んでしまう。日本経済は死に瀕しているのである。
//////////////////////////// 石井紘基(著) ///
127:名無しさん@3周年
08/03/06 13:46:51 lSMUDRy2
/// 違法な存在の特殊法人 6 //////////
どうしても、特殊法人という行政機関を作りたいのであれば、国家行政組織法を
改正して、特殊法人というカテゴリーを明記しなければ法体系上、整合性がとれないし、
適法性も保てない。しかし、それができなかったのは、行政の仕事でないこと
(収益・投資活動)をやる団体を行政機関とすることは、法の建て前上、許されなかった
からだ(憲法第七章)。それで、やむを得ず、法の孤島=「設置法」でごまかした
のである。
しかし、いかにごまかそうとも「政策目標を達成するため」法律によって直接設置され、
政府が人事権を有し、財投を含む政府予算で運営される以上、特殊法人は「(違法な)
行政機関」と見なさざるを得ない。にもかかわらず国家行政組織法に規定はなく、
政府は「行政機関ではない」といい逃れている。
/////////////////// 石井紘基(著) ///
128:名無しさん@3周年
08/03/06 13:47:19 lSMUDRy2
/// 違法な存在の特殊法人 6 //////////
どうしても、特殊法人という行政機関を作りたいのであれば、国家行政組織法を
改正して、特殊法人というカテゴリーを明記しなければ法体系上、整合性がとれないし、
適法性も保てない。しかし、それができなかったのは、行政の仕事でないこと
(収益・投資活動)をやる団体を行政機関とすることは、法の建て前上、許されなかった
からだ(憲法第七章)。それで、やむを得ず、法の孤島=「設置法」でごまかした
のである。
しかし、いかにごまかそうとも「政策目標を達成するため」法律によって直接設置され、
政府が人事権を有し、財投を含む政府予算で運営される以上、特殊法人は「(違法な)
行政機関」と見なさざるを得ない。にもかかわらず国家行政組織法に規定はなく、
政府は「行政機関ではない」といい逃れている。
/////////////////// 石井紘基(著) ///
129:名無しさん@3周年
08/03/06 13:47:55 lSMUDRy2
/// 違法な存在の特殊法人 6 //////////
どうしても、特殊法人という行政機関を作りたいのであれば、国家行政組織法を
改正して、特殊法人というカテゴリーを明記しなければ法体系上、整合性がとれないし、
適法性も保てない。しかし、それができなかったのは、行政の仕事でないこと
(収益・投資活動)をやる団体を行政機関とすることは、法の建て前上、許されなかった
からだ(憲法第七章)。それで、やむを得ず、法の孤島=「設置法」でごまかした
のである。
しかし、いかにごまかそうとも「政策目標を達成するため」法律によって直接設置され、
政府が人事権を有し、財投を含む政府予算で運営される以上、特殊法人は「(違法な)
行政機関」と見なさざるを得ない。にもかかわらず国家行政組織法に規定はなく、
政府は「行政機関ではない」といい逃れている。
/////////////////// 石井紘基(著) ///
130: ◆aPsZH2c3BQ
08/03/06 21:52:59 4nIn7re2
/// 違法な存在の特殊法人 13 ///////////////
借金のツケは国民に回される
旧総務庁は平成一一年五月、特殊法人の一部について財務調査の結果を公表した。
それによると、本州四国連絡橋公団については、道路事業だけで七二〇〇億円以上の
債務超過となっている。瀬戸内海の狭い区間に三ルートもの橋を架けているので
収支率が極めて悪い。一〇〇円の収入を得るのに二〇〇円以上の経費がかかり、
利子が利子を生んでいるのである。
石油公団も二百数十の探鉱事業のうち採算ラインにあるのが数個しかない。
石油探鉱会社に出した財投の残高一兆五〇〇〇億円のうち七七〇〇億円以上は
回収困難ということだ。
もちろん、政府がこれまで出し続けてきた税金四兆一七〇〇億円は、まるで何事も
なかったかのように掘った穴に消えてしまう(実際は、とっくに利権に消えている)。
/////////////////////// PHP研究所発行 ///