08/02/08 00:34:32 NPpF8GRJ
新日本建設に関する詔書 その1
ここに新年を迎える。顧みると、明治天皇は明治の初め国是として五箇条の御誓文を
お示しになられた。それによると、
1、広く衆議をし、多くの事を世論に従い決めなければならない
2、上下心を一つにして、盛んに国の問題に対処しなければならない
3、官・民共に、それぞれ志を遂げられ、生きる事が幸せである事が必要である
4、旧来からの悪しき習慣を打ち破り、普遍の正しい道に基づいていかなければならない
5、知識を世界に求め、大いに国の基盤となる力を高めなければならない
お考えは公明正大であり、何も付け加える事はない。
わたしはここに誓いを新たにして国の運命を開いていきたい。
当然このご趣旨に則り、古くからの悪しき習慣を捨て、民意を自由に伸ばし、官民を
挙げて平和主義に徹し、教養を豊かにして文化を築き、そうして国民生活の向上を図り、
新日本を建設しなければならない。
大小の都市の被った戦禍、罹災者の苦しみ、産業の停滞、食糧の不足、失業者増加の
趨勢などは実に心を痛める事である。
とは言えど、我が国民が現在の試練に直面し、かつ徹頭徹尾平和のうちに発展しよう
という決意固く、その結束をよく全うすれば、ただ我が国だけでなく全人類のために、
輝かしき未来が展開されることを信じている。
そもそも家を愛する心と国を愛する心は、我が国では特に熱心だったようだ、今こそ
この心をさらに広げ、人類愛の完成に向け、献身的な努力をすべき時である。
8→