08/04/28 20:06:54 vcSqZLSr
事前に分かっていた株価の急落
ちなみに、米国の株式市場は、事件当日から四日間閉鎖されたが、再開された17日には、UALの株価は43%、AMRの
株価は39%それぞれ暴落している。この下落幅は、同じ期間のダウ平均の落ち込み率7・123%よりも、はるかに上回って
いた。(略)
さらに、株の信用取引には、やはり相場の下落を見越して行なう「カラ売り」というプット・オプションと類似したやり方が
あるが、ニューヨーク証券取引所では、同時期にUALとAMRの両銘柄を狙った「カラ売り」が異常に増加した。そこでは、
UALが439万株「カラ売り」され、前月と比較して40%も上昇、AMRは298万株、20%の上昇だった。捜査当局も「事前に
何が起きるかを知っていた誰かが、株の下落によって利益を得ようとした」(米『サンフランシスコ・クロニクル』紙昨年9月22日付)と
見なしている。これがシカゴでの動きと連動したものであることは、まず間違いないだろう。
ただ、ニューヨーク証券取引所執行局のD・ドハーティー副局長は、「取引所はその内部で起きた出来事は自分で
管理する」とのコメントを出しただけ。現在まで独自の調査を行なっているかどうか、不明のままだ。