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野田氏、２回目の入閣 地元に期待と喜びの声
8月2日14時15分配信 中日新聞
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【岐阜県】１日の内閣改造で、県内からは消費者行政担当相として衆院議員野田聖子氏（４７）＝岐阜１区
＝が１９９８年の小渕内閣で郵政相を務めて以来、１０年ぶり２回目の入閣をした。３年前には郵政民営化法
案に反対して離党。苦い経験を経た野田氏は気を引き締め、地元の支援者からは喜びの声が上がった。
「厳しい時に皆さんに支えてもらった。期待されて光栄。女性の視点で判断してほしい」。後援会の村瀬
恒治会長は復党まで１年余りを無所属で活動しただけにうれしさをにじませた。
県内では６月に丸明による飛騨牛の偽装問題が発覚し、消費者の信頼を揺るがした。古田肇知事は「（消費者
行政は）福田内閣の最重要政策の一つ。極めて重要な職。食の安全安心の問題についても全力で取り組んでいる
分野。手腕に大いに期待している」と喜んだ。細江茂光岐阜市長は「持ち前の明るさを生かし、日本の未来の
ために活躍してほしい」と祝った。
野田氏は東京５区に転出した佐藤ゆかり氏と岐阜１区公認を争った。自民の支持率が低迷する中、分裂した
地元支持者の融和が課題。玉田和浩県議長は「（就任は）タイミングがよかった。仲間割れもあったが、いい
方向に働く」と期待。党岐阜市支部の松岡文夫幹事長は「（佐藤氏の支持者には）岐阜のためにも野田先生の
中央での評価を理解してほしい」と述べた。
一方で、次期衆院選で争う党の立候補予定者からは厳しい反応も。民主党１区総支部代表の柴橋正直氏は
「業者や業界団体に近い自民党の消費者対策には限界がある。私たちは個人の立場を重視したい」と主張した。
共産党県委員会常任委員の鈴木正典氏は「外国産品を大量に入れた自民党の失政を反省せず、消費者の目先を
変えようとしている。自民のままでは食の安全は守れない」と対抗心を見せた。
（丸田稔之、河原広明、中崎裕） 最終更新:8月2日14時15分