08/01/21 23:13:39 ys8mnh7L
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だが、その論理は完全に間違っている。行きすぎた行為があったことは事実である。たとえ経済が
回復しても、多くの投資は回収できないだろう。だからといって、過去の投資の失敗が健全な労働
者を失業に追いやり、使える工場を休ませておいていい理由にはならない。
もし明日アメリカの株式市場が暴落したとしても、誰もアラン・グリーンスパンに株主を損失から
救ってくれなどとは期待しないだろう。しかし、もし彼が、その暴落が大量の失業者を発生させる
のを阻止するために全力を傾けなければ、われわれは彼の怠慢を批判するし、またそうするべきで
ある。
もっと言えば、景気後退を経済の「構造的」問題の結果だと考え、それが解決されなければ回復で
きない【引用者註:構造改革なくして景気回復なし】と見なすことは、完全に間違った態度なのだ
需要を刺激して回復を促進することは、変革への圧力を弱めてしまうと考えるのは間違った見方だ。
『日本の長引く不況は、バブル期の行きすぎのせいではない』P・クルーグマン
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