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スティグリッツ教授が語る郵政民営化や、米系外資による日本の金融機関の三角合併の真の目的。
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>②米国もやがてはアルゼンチンのようになり、ラテンアメリカ化し、米国債の利払いも滞るようにな
>り、債務不履行も避けられないだろう。福井日銀総裁は今年だけですでに(為替介入を通じて)13
>兆円もの金を米国に貸し付けている。借りた米国は借りた金で日本の株を買ったり日本の自動車
>やテレビを買ったりしている。それで日本はそれだけ豊かになったのか、むしろ貧しくなっている。
>円がいくら高くなったところで米国から買うものは食糧や飛行機などの限られたものでしかない。
>③日本の巨額な赤字財政を続けられるのはなぜか。日本の巨額な預貯金と、巨額なドル建て債
>券が、国家の財政赤字の穴埋めに使われているからアルゼンチンのように円は暴落することがな
>く、かえって高くなっている。日本が経常収支で黒字の間は財政も破綻することはない。しかし米
>国が経済破綻してドルが大暴落した場合、日本経済にも破綻がやってくる。中国も対米黒字国だ
>が日本とは違ってユーロへのシフトは確実に進んでいる。対米黒字をユーロでヘッジしておけばド
>ルの暴落も回避できるが、日本の政府・日銀は米国の脅しによってシフトができない。ならばせめ
>て民間だけでもドルからユーロへシフトしておくべきだ。米国はそれを警戒して日本の金融機関を
>米国の資本で買収しようとしている。小泉首相や竹中金融大臣が日本の銀行や生保を米国に売
>り渡そうとするのも、日本の民間資金のユーロシフトを恐れているからだ。最終的には最大の金融
>機関である郵貯も民営化して米国へ売られる。しかしそんなことをしてもその前に米国は破綻する。