07/12/18 21:44:31 yG5HXeGT
■4.アメリカを助けるなどという甘い考えは、、、■
松原氏が「国際社会を動かす方法」について、開眼したのは
チューリヒで開かれたヨーロッパ経済会議の基調講演に招かれ
た時のことである。講演の後、二百人あまりの経済専門家たち
の中から次々に質問があったが、その中の一つが松原氏を愕然
とさせた。
日本人が一生懸命もの作りに精を出し、良質の製品をアメリ
カへ輸出して得た富をアメリカ長期国債に投資している。それ
はすべてドル建てであり、ドルが下落すれば、その財産価値も
減ってしまう。日本人はそのリスクを考えないのか、という質
問であった。
日本はアメリカと友好関係を保つ必要上、赤字にあえぐ
アメリカに日本の金を投資して助けることはまず当然とい
うか、友好国の使命と思っているのではないか。
と松原氏が答えると、聴衆はあきれた表情で、
アメリカを助けるなどという甘い考えは国家間を律する
論理ではない。助けることによってこちらもそれ以上の利
潤を得ているならまだしも、、、
といった意見が次々に寄せられた。
URLリンク(www2s.biglobe.ne.jp)