07/12/03 02:14:45 fk9RfrQT
アメリカのケースにおいて、彼らが支持した構造改革や、自由化や民営化、
規制緩和に効果がなかったことは数多く報告されているにも拘わらず
これらを無視して、実証されていない新自由主義政策を信仰するのは思考停止というもの。
かつてエンロンのケネス・レイ会長がブッシュやチェイニーと癒着して、
電力事業の民営化利権を手に入れ、計画的な市場操作によってカルフォルニア電力危機を
引き起こし、巨額の粉飾決算でエンロンを倒産させたのは誰でも知ってるが
これなど新自由主義者がお題目として唱える「政府の干渉からの自由」どころか
「政府と癒着する自由」なくしては有り得なかった。
既得権益者を追い出しても、次にその席に着くのは改革利権者であり
市場ルールブックを書き換え、ジャッジする審判である政府から自由なプレイヤーなど
現実には存在しない。また彼らが前任者より公共性をもって仕事にあたるという保証もない。
(ブッシュとケネス・レイの関係の雛形が、小泉と宮内義彦の関係であり、実際、宮内とケネス・レイは
かなり親しかった。小泉政権があのまま続けば、宮内人脈の奥谷みたいなのがウジャウジャ湧いた
ことだろう。アールが郵政の仕事に参入できたのは改革利権そのもの)
そもそもアメリカの軍需産業など完璧に政府依存型であるし、利権無くして存在できない。
アメリカ新自由主義のダブル・スタンダードを真に受けるのはバカ。