08/01/19 23:31:41 wA6WhO4P
>>505
では、続き・・・・・
米田氏が「軍命として集団自決を命じられた」と解釈していたのなら、赤松隊長の元へ助けを求めに行くはずも無いし、
米田氏や住民が「軍命としての自決命令」を受け入れたと言うのなら、最後まで命令実行のために尽くすはずだろう。
何故なら、これも「集団自決に関する共通認識」として言われ続けていた事なんだが、当時、「軍官民共生共死」とする皇民化
教育が徹底され、その強烈な思想教育により「自決をものともしない」状況下に追い詰められてた(※金城重明氏談)との事
だからね。(※金城氏については後で書くつもり・・・)
だが、赤松隊長の下へ赴き、米田氏自身が再度「自決をしたいので手榴弾を渡して欲しい」との申し出を全くしていない。
手榴弾を渡された事により自決が「軍命」によるものだと解釈したのなら、再度自決する事を申し出ているはずだし、
「軍官民共生共死・皇民化思想の徹底」がなされていたのなら尚更の事だね。
だが、米田氏の証言により、米田氏は赤松隊長に「助け」を求めに行ったという事が明らかになった。
以上より、米田氏の証言を考察すると、集団自決は事実であるものの、米田氏自身が「自決が軍命によるものだった」とは
理解していなかった事になる。少なくとも、
米田氏自身は赤松隊長から自決命令が出ていた事など全く知らなかった。
と言うことになる・・・・・(´・ω・`) 更に考察を重ねると、赤松隊長からの命令は必ず知念少尉→安里巡査を通して
元村長米田氏の下へ届けられていた。その米田氏自身が「赤松隊長から自決命令が出ていた」事を知らなかったと言うのなら、
即ち、
渡嘉敷島住民も全員、「軍命としての自決命令」を知らなかった。
と言う事になる。ついでに書くと今現時点で、「米田村長は知らなかったが、住民は(赤松隊長の自決命令を)知っていた」と
する様な証言は一切存在しない。
んじゃまた・・・・(´・ω・`)∩