07/11/28 01:49:13 NqoHSUX6
>>114
【米田】 アメリカはいつから日本を裏切り始めたか。産経新聞が社説(「主張」)で「米国の
“裏切り”を憂う だれが日米離反を喜ぶのか」と書いたのはこの三月十五日でしたが、実は、
だいぶ前から北朝鮮の核保有に対するアメリカの姿勢をうかがい知る報道はありました。
たとえば平成十六年十二月二十三日付の読売新聞「核移転なら厳しい対応」という記事は、
同月二十一日に行われたプリチャード前朝鮮半島和平担当特使(当時)との会見記事ですが、
それによると、プリチャード氏は「二〇〇三年八月、核関連物質の第三者への移転がアメリカの
限界線だと北朝鮮に伝えた」という。これを端的に言い換えれば、北の国内での核保有は容認
するということになるのではないか。さらに「ブッシュ政権が北朝鮮の少量の核に留意していない
のは明白」とまで言い切っている。
北の核保有に対する容認論は、アメリカの政策的選択肢としてずっとあったわけです。
【米田】 かつて中国の高級軍人と会談したとき、彼は「アメリカにとって対日戦略上、最も都合が
いいのは日本に対する北朝鮮の脅威が永続することです。それからの防護を名目に、日本を
永続的に軍事的保護国の状態、つまり兵站基地にしておけるからです」と述べたのですが、
日本国民もこのぐらいの認識で日米同盟というものを見ておいたほうが、「裏切られた」と感じる
よりも、自主防衛の必要性を冷静に認識できてよいのかもしれない(苦笑)。