08/05/15 17:12:52 Ac/9uNBK
ナウなヤングにバカウケ。「蟹工船」…
共通の敵に立ち向かう強さに憧れ?昭和初期のプロレタリア文学
作家小林多喜二の代表作「蟹工船」の売れ行きが好調だ。
若い世代を中心に人気を呼び、コーナーを特設する書店も相次ぐ。
凍える洋上で過酷なカニ漁や加工作業を強いられる男たちが、
暴力的な監督に団結して立ち向かう昭和初期のプロレタリア文学。
いまなぜ読まれるのか。
東京都中野区の山口さなえさん(26)は昨年夏、
「おい、地獄さ行(え)ぐんだで!」で始まる
「蟹工船」を書店で見つけて読んでみた。
「小説の労働者は、一緒に共通の敵に立ち向かえてうらやましい」
と感じたという。
04年に大学を卒業したが就職難。
1年後に正社員の経理職を見つけ、残業代ゼロで忙しい日には15時間働いた。
だが、上司に命じられた伝票の改ざんを拒むと即日解雇され、
10カ月で追い出された。
「会社の隣の席で働くのは別の派遣会社から来たライバル。
私たちの世代にとっては、だれが敵かもよくわからないんです」
東京・JR上野駅構内の「ブックエキスプレス ディラ上野店」は
多喜二の命日に先駆け、2月初めに話題書コーナーに
「蟹工船」の文庫を並べた。
就職氷河期で苦労した文庫担当の長谷川仁美さん(28)が
「同世代の共感を呼ぶのでは」と企画した。
週に100冊近く売れ、文庫売り上げのベスト3に入っている。
当初は年配の男性客が多かったが、20~30代が増えたという。
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