07/11/01 16:11:22 eyPn0Poh
2000年の大統領選挙では。この選挙の投票率は51%だった。しかも本当は、ブッシュはゴアに負けていたと言う。
ブッシュを最終的に勝者にしたのはマスコミ・メディアであった。フロリダの集計をめぐるごたごた
の中でTVや新聞はゴアだ、いやブッシュだった、やっぱりゴアだと再三誤報を流して大醜態を演じた。
そんな中で真っ先にブッシュを指名したのが右翼系のフォックス・ニューズ・ネットワークだった。
これに各メディアが足並みを揃えて事態は決着し、終わりよければすべてよしとなった。ちなみにその
フォックス・ネットワークで選挙取材を取り仕切ったのがブッシュのいとこのジョン・エリスだったという。
大統領選挙でそんな役割を演じたメディアの現状である。1950年代には主要都市のほとんどに最低でも5紙
ほどの競合する新聞があった。ところがいまは「たいていの都市は1紙独占で、アメリカの報道の表現手段
新聞、ラジオとテレビ、雑誌、書籍、音楽と映画、それにインターネットの50%以上を、企業10社が支配
しているのである。たとえば三つのニューズ・ネットワークと13の放送局を所有するゼネラル・エレクトリック
映画と音楽を制作するソニー、アメリカ最大のケーブル・プロバイダーであるAT&T、CNNや
ヘッドライン・ニュース、タイムス誌などを所有するAOLタイム・ワーナー、ABCネットワークおよび60の
放送局を所有するウォルト・ディズニー・カンパニー、アメリカ最大の一般書籍出版社ベルテルスマン、そして
フォックス・テレビ・ネットワークと26の放送局とニューヨーク・ポスト紙を所有するニューズ・コーペレーション
など。」収益を上げることを使命とする巨大企業にここまで支配されたメディアがどうなるかは目に見えている。
記者の批判精神など無用の長物である。上司の、そのまた上司の、最終的には経営者の意図を汲んで上手に記事を書く
従業員がいれば十分である。
アメリカでは保守系がリベラルを左翼扱いし民主党やリベラル系メディアがそれを
嫌がり、保守化していった所がある、日本でも、この傾向に持ってこうという動き
はある、この辺は日本の左派と言われるメディアは何を言われようが、自分たちの
主張をしていって、アメリカのようにならないでもらいたい。