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二大政党制でアメリカの二の舞いになるな - 暇つぶし2ch29:名無しさん@3周年
07/10/16 16:41:15 rIAT9rp9
超・格差社会アメリカの真実 URLリンク(miepong.blog81.fc2.com)
格差が形成、維持されるにあたって、どんな要素がアメリカに独特なものなのでしょうか。
本書で述べられているのはこういった点です。

-アダム・スミスの思想が換骨奪胎され、「神の見えざる手」と「レッセフェール」が
 スミスの意思に反して「社会の圧力」や「独占の排除」が欠落した形で導入されたこと
-広大な土地が無償で与えられたので所得の再配分が当初必要なかった
-「建国の父」たちが起草した人権・民主主義思想により、民衆が目覚めてコントロール
 不能になっては困るので、巧妙にマスメディアが利用されるようになったこと
-福音主義キリスト教&移民による「反教養主義」の伝統
-リスクを恐れず変革を好む移民のDNA
-軍事力を背景に市場を開拓し維持するという政策
-公教育の崩壊による教育の二極分化
-ゲーテッドコミュニティーに代表されるように、階層による棲み分け・隔離に
 より、格差が目に見えにくいこと
このように羅列してみると、アメリカの現状は世界でも稀な特殊な条件によって
成り立っていることがわかります。逆に言えば、日本が上で現在当てはまるのは
マスメディアの支配と公教育の崩壊ぐらいであり、アメリカのような国には決して
なることがないとわかります。

そもそもアメリカと日本の格差は内容が違う、と小林氏は言います。
アメリカは上位5%の富裕層が国内資産の6割を握っており、金融資産に限れば
上位2割が91%所有する。不動産や株価によるキャピタルゲインで生活して行ける
人々と、そうでないものの差である。翻って日本の格差は給与収入の格差の問題だ
と小林氏は言います。したがって基礎教育や生涯教育を充実し、上方移動の機会を
十分に与えれば、むしろもっと労働力の流動性はあったほうがよいというわけです。
これはブレアのニューレーバーの考え方に近いものと思いますが、わたしも基本的
には賛成です。

アメリカでは格差の底辺にいる側が、抗議の声を上げることもあまりない、
(気づいていないのかもしれない)ので、もはやあまり希望はないが、
日本では今行動を始めれば間に合う、というわけです。


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