08/01/04 18:59:32 DvDRi3Jc
どんな方法を取っても、透明で公正で開かれた市場なんて作る事はできない。
競争する以上、企業は勝つ為に血眼になるわけで、現実には数々の不正が行なわれる事になる。
規制を緩和し競争原理に委ねれば良いものが作られるなんて神話、もう誰も信じてないしね。
規制緩和なんてする必要はなく、むしろ規制を強化してやる事でしか、良い方向への改善は見込めない。
笑厨の話を聞いていて思うのは、まだ規制緩和神話に縛られているという事だな。
ベーシックインカムの議論についてもそう。
1億稼ぐ人間と100万円稼ぐ人間とで二極化された社会で導入しても意味がない。
やるなら、二極化社会を終焉させ、中流層の分厚い健全な社会を目指す改革と併用。
もちろん、中流層の分厚い健全な社会=貧富格差の小さい社会、だけどね。
「金をくれてやるから貧乏人は黙ってろ」というベーシックインカムの使い方には反対。
あくまでも貧富格差を縮小させるツールとして使うべき。
同じく241にある国際競争力の強化についてはベーシックインカムと絡んでくる。
海外との過当競争に晒される分野で働く人達に一定水準の所得を保障する必要がある。
この部分はベーシックインカムとの兼ね合いを考慮すべきだろう。
つまりベーシックインカムをグローバリズムに対抗する兵器として使うという発想だな。
結局、グローバリズムの影響で所得に異様な偏りが起こり、酷い貧富格差が発生するこの状況、
再配分機能を強化してきちんと機能するようにし、こうした状況を改めること、これが急務だと思う。
これについては真面目に働いく人が分野により報われない現状を改善するとの大義名分もあるし、
それ以前に、こんな異様な社会は、必ず貧困層や労働者階級の怒りが爆発して破綻する。
本当はこんなところで国家天下を論じた気になって思い上がるような人間じゃないんで、
自分としては、こういう事を書くのはかなり恥ずかしいんだよな。