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34 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:2007/09/23(日) 19:03:35 ID:ePEB9Gkj
素人の意見がまかり通っているようなので一応解説しておく。
今回の総裁選、福田の総裁選出は麻生立候補の前から決まっていた。
それでも麻生が出たのはいろいろな取引と思惑があったから。
その1。福田が対立候補もなしに総裁に選ばれれば、派閥政治批判が生まれる。
さらには、福田は小泉改革とは一歩距離を置いた政策をとる予定なので、
無投票選出となると改革の反発をまねくおそれがある。
その批判をかわすために一応かたちだけでも改革派の対抗馬を立てて
総裁選を行う必要があった。
その2。負けが決まっている総裁選にわざわざ出ることは誰も望まない。
その汚れ役をあえて麻生が引き受けたのは、清和会のドン森喜郎との間で、
福田の次は麻生を支援するという取引が成立したから。
高齢の福田が長期政権を作る事は難しいと誰もが知っているし、
少数派閥出身の麻生にとって、最大派閥の支援はありがたいこと。
さらに今回、負けても総裁選2回連続2位という実績を残す事で、
次につなげることもできる。
その3。パフォーマンスのうまくない福田との一騎打ちを演じる事で
麻生はたとえ今回負けても国民に好印象を残す事ができる。
それも将来の総裁就任のための資産となると麻生は計算していた。
その4。福田の対抗馬として出馬し、福田を批判すれば
福田内閣の間、麻生は冷や飯を食わされるのが普通。
党と政権の要職から外されれば、時期総裁の椅子も遠のくわけだが、
今回の福田内閣でも引き続き党の要職の椅子を提供される内諾を麻生は得た。
以上が、麻生が今回、敗色濃厚の総裁選に出て戦った理由。