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民 主 主 義 その2
日本国憲法は、日本人が起案した憲法草案要綱を手本として作られたのです。
憲法研究会「憲法草案要綱」 1945年12月26日
憲法研究会は、1945(昭和20)年10月29日、日本文化人連盟創立準備会の折に、
高野岩三郎の提案により、民間での憲法制定の準備・研究を目的として結成された。
事務局を憲法史研究者の鈴木安蔵が担当し、他に杉森孝次郎、森戸辰男、岩淵辰雄等
が参加した。
研究会内での討議をもとに、鈴木が第一案から第三案(最終案)を作成して、
12月26日に「憲法草案要綱」として、同会から内閣へ届け、記者団に発表した。
また、GHQには英語の話せる杉森が持参した。
同要綱の冒頭の根本原則では、「統治権ハ国民ヨリ発ス」
として天皇の統治権を否定、国民主権の原則を採用する一方、
天皇は「国家的儀礼ヲ司ル」として天皇制の存続を認めた。
また人権規定においては、留保が付されることはなく、具体的な社会権、
生存権が規定されている。
なお、この要綱には、GHQが強い関心を示し、
通訳・翻訳部(ATIS)がこれを翻訳するとともに、
民政局のラウエル中佐から参謀長あてに、
その内容につき詳細な検討を加えた文書が提出されている。
また、政治顧問部のアチソンから国務長官へも報告されている。
URLリンク(www.ndl.go.jp) 引用先です。
URLリンク(www.ndl.go.jp) ←憲法元文です
URLリンク(www.nhk.or.jp) ←日本国憲法誕生(NHK)