07/09/02 13:57:30 sgybvReg
ジョン・K・ガルブレイス『豊かな社会』第4版の終章より
「私は読者に二つのことをお願いしたい。一つは、貧困者の社会的要求を制限・拒否する社会理論
を見出そうとする最近の傾向―これは過去にも多くあった。―に抵抗することである。そう
ではなく、ゆたかな社会における貧困の除去を社会的、政治的な日程に強力に載せようではない
か。さらに進んで、その中心に捉えようではないか。そしてまた、地球を守るという名目で地球
に灰しか残さないようにする惧れのある人たちから、われわれのゆたかさを守ろうではないか。
ゆたかな社会に欠陥がないわけではない。しかし、ゆたかな社会は、それ自身のもつ有害な傾向
ないし環境的な傾向から救うだけの価値は十分にあるのだ」