07/09/26 23:27:37 rdThHzZR
公務員の給料が税金由来なだけで(当然だ)給料からさっ引かれているのは同じだろうが。
あえてそう誤解を招く言い回しをするのは卑劣以外のなにものでもないぞ。
年金だが、俺としては税方式そのものはいいと思う。
しかし前提として保険料分の大増税から逃げない事が必要で、その点で言えば民主党案は論外だ。
基礎年金方式でなくなって負担が軽くなった分、別の形での負担には同意しやすいはずなのにな。
消費税の大増税にも、他の税とのバランスを十分考慮した上であれば賛成だ。
よく誤解されているんだが、消費税とは必ずしも逆進課税ではない。
現代の国家では一部例外のぞき税制は平等でなければいけないというのは常識だと思う。
だが「平等」とははたしてどんなものだろうか。
今は主に、「みんな公平なんだから一律同じ額でいいよね」という水平的に平等な制度と
「みんな経済力が違うんだからそれぞれの能力にあわせた額がいいよ」という垂直的に公平な制度がある。
前者は非常に分かりやすいが、後者は「具体的にどんな基準を適用するのが平等だろうか?」という
永遠の議論を抱えている為に構造が煩雑になりやすい。
ここで、誰がより多い税金を払うべきか、つまり「金持ち」の定義については主に二つにわけられる。
・沢山稼いでる(収入がある)奴ほど払う能力がある奴だ(応能負担)
・沢山贅沢してる(消費が多い)奴ほど生活に余裕があるんだろう(応益負担)
現行の制度では所得税などが前者に属する思想のもと運営され、
消費税は後者に属しているのが分かってもらえると思う。
両方の思想はそれぞれ完璧ではない為に、
現状は両立させる事でバランスをとろうと試みているわけ。
「消費税=庶民増税=悪」と単純に決めつけるのが
いかに安易な思考か分かってもらえただろうか。
ちなみに所得税は自営業(含む経営者)や犯罪者(含むグレーゾーン)には
誤摩化しやすいという欠点があるが、所得税の場合は脱税が極めて難しいという利点がある。
庶民、とりわけ収入をがっちり監視されているサラリーマン等にとっては、
これは見直されて然るべき長所だと思うけどどうだろう?