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■士農工商
江戸時代にあったとされる身分制度「士農工商」。私の子供のころは教科書に頻繁に出てきましたが、
今は差別用語ということであまり使われないようです。
士農工商とは身分の高いほうから、武士、農民、職人、商人ということになっていますが、
実際には武士は別として、農工商は一括して町民と言われていたようです。実際には士農工商の下に、
エタ、ヒニンという更に低い身分があったとされます。
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例えば,「江戸時代は士農工商という身分でガチガチに固まっていた封建社会であり,農民は武士に
虐げられて,搾取されるばかりの惨めな存在だった」というのは,ほとんど定説となっていると思うが,
実はこれは正しくないという見方があるらしい。
「士農工商」という言葉は江戸時代にはなく,明治時代になってから登場した言葉である。作ったのは
明治政府である。また,江戸時代の身分は固定的なものではなくて,結構流動的であって,決して
士農工商で固まっていたものでもないし,農民はいつも虐げられていたわけでもないらしい。
ではなぜ,「士農工商という固定した身分制度で百姓は苦しめられ」という定説が生まれたのだろうか。
明治維新はいわば流血革命である。だから,勝者となった方に革命を始めるのに十分な大義名分が必要だ。
それが「士農工商」なのである。「俺たちはこういう理由でこの戦争を始めたんだ」という言い訳が必要である。
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