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■ 日本の君主制 ■
江戸時代の将軍は君主と考えられていた。
大政奉還,明治維新以降には天皇が君主となった。
明治憲法については,立憲君主制と理解しようとする美濃部達吉らの立憲学派と,
絶対的な権威と権限を認めようとする穂積八束,上杉慎吉(1878~1929)らの神権学派が対立したが,
結局は神権学派が政治的な勝利を収めた。
日本国憲法の象徴天皇制は国外では君主制と扱われているが,
国内的には憲法理論上、君主制ではないとする理解が有力である。
(有斐閣・法律学小辞典第4版)