07/06/12 22:26:52 Rua7hwY2
【天下り規制法案】
■政府案
公務員の再就職…新人材バンクに一元化。但し各省庁からの出向者も参加可能
関連企業に2年間、再就職禁止…禁止(但し暫定期間後に)
肩たたき(早期退職勧奨)…能力・実績主義とスタッフ職で解消
▼→新人材バンク=天下りが公認された。
▼→新人材バンクで働く人は公務員だから、その給与=税金もかかる。
▼→『新人材バンクには各省庁からの出向者も参加できる。』何が起きるか?
新人材バンクになると、天下りの総枠は限られ省庁同士の分取りになる。
《役人という生き物は、人事権のあるところに忠誠を尽くすというのが基本的な行動パターン》。
出向者は出向だからいずれ本省に戻る。
つまり、『人事権のある出身省庁の本部から指示を受けて動く一種のスパイになる。』
『新しい組織を国が作るというのが、いかに危険か解るだろう。』
▼企業が受け入れなかった場合に人材はどこに行くか?経団連などの民間組織に押しつけられるだろう。
■民主党案
公務員の再就職…斡旋は全て禁止
関連企業に2年間、再就職禁止…2年間→5年間へ
肩たたき(早期退職勧奨)…禁止
■『官僚制度の抜本改革は、今の「一人が事務次官になったら他の同期はみな辞めるピラミッド構造」は廃止し、「就職した者はみな定年まで面倒を見る、勤められる、当たり前の構造」に変えるしかない。』
普通の企業が、官僚の経験しかない40や50の人を雇用するだろうか?否、しない。何の旨味や見返りもなければ雇用しない。
だからなのか、新人材バンクはハロワとは違い特別仕様。
■「(官対象の)人材バンクと(民対象の)ハローワーク、どちらが仕事を見付けやすいか?」
この問いに渡辺行革相は国会質疑で以下のように返答。
『新人材バンクの方が仕事が見付かりやすい』
実は『新人材バンクは、キャリアアップやコンサルタント担当など至れり尽せりのサービスが付く、ハロワとは比較にならないスペシャル仕様。』
■それなら、『新人材バンクに使う税金を「ハローワーク改革」に回し、官民問わずに、キャリアアップやコンサルタント担当も付け、ハロワが新人材バンクの役割も果たすようハロワ改革すれば良い。』
これなら民も官も助かり、ハロワで途中退職の役人の仕事も見付けられる。