07/09/03 19:21:50 1gOKZRh4
>>516
伸びるというか、安心を買っているのでしょうね。
最近までの世界経済の拡大は、不動産バブルと石油バブル
(広い意味では原材料バブル)が支えてきたものなんですが、
不動産バブルが弾けた以上、石油バブルも弾ける運命なので
お先真っ暗という状況です。
もっと具体的な例で説明すると、アメリカと中国、それにEUの一部
が不動産バブルによって好景気となって消費が拡大し、ベトナムや
タイといった所も工業製品の輸出で恩恵を受け、その結果として
原材料の輸出国であるブラジル、オーストラリアなどや産油国も
栄えたわけです。でもそのサイクルが崩れたと。
で、資金避難先としては、不動産バブルを抱えていない国と言う
のが条件なのですが、これが少なくて、日本やロシア位なもの
なんですよ。ロシアはプーチン政権に成ってから国際金融屋に
対して非常に厳しい対応を採っているので、消去法で日本が
最有力となります。
また、世界的に消費が落ち込んだ時にも、製造業で収益を上げる
には薄利多売の製品では中々難しく、どうしても必要な最先端の
技術を用いた製品でないと無理だと思われます。これは日本が
世界デフレ下の工業において優位性を発揮できる根拠となるので、
これが二つ目の理由でしょう。