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政府発行紙幣政策の誤解 経済コラムマガジン:
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スティグリッツ教授の主張は「この政府貨幣の発行をもっと大規模に行え」
ということである。さらに重要なことはこの貨幣鋳造益や紙幣造幣益を
『財政政策』に使えと提案しているのである。今日、国債の発行が巨額になり、
政府は「30兆円枠」に見られるように、財政支出を削ろうと四苦八苦している。
しかしこれによってさらに日本のデフレは深刻になっている。
そこで教授は、国の借金を増やさなくとも良い政府紙幣を発行し、その紙幣
造幣益を使って、減税や公共投資を行えば良いと提案しているのである。(中略)
14日のシンポジウムの様子が30日の日経に掲載されていた。しかし議論は
錯綜しており、日本のエコノミストはほとんどスティグリッツ教授の言っている
ことを理解していない。せっかくフィッシャー理論を持出して、資産デフレの
悪影響に言及しているのに、これに対する反応が全くない。
日本のエコノミストは相変わらず「規制緩和」「生産性の向上」「金融政策の浸透」
と言った、実現性がないだけでなく、効果もはっきりしないな政策を訴えている。
教授が指摘しているように、まず必要な政策は大胆な需要政策である。
これによって経済を活性化し、資産デフレを止められるかがポイントである。
5月4日のサンデープロジェクトは、日本のデフレがメインテーマであった。
それにしても経済学者・エコノミストそして政治家達の意見は実に悲惨であった。
それにしても「徹底した規制緩和」「予算の組替えで経済が回復する」
「銀行の経営者をくびにしろ」はいい加減に止めてもらいたい。
何もアイディアがないのなら、テレビ出演を断わるべきだ。特に「銀行の経営者
をくびにしろ」は出来の悪い若手の銀行員がよく言っていることである。
彼等は上がくびになれば、自分達の出世が早くなると考えているだけである。