07/08/17 23:48:47 mmBvwVhm
USドルが果たしてきた世界の基軸通貨の交替期が来たのであり、円の役割は
世界金融においてますます重要性が高まってきているように思える。それは
円ドルチャートやユーロ円チャートを見れば分かるように、世界の投機マネー
は大変動があるときは一番強い通貨に集まる傾向にある。つまり円が世界の
基軸通貨になることが望まれているのだ。
しかし円が世界の基軸通貨になるためには、経済力だけではなく軍事力や
情報力などをつけなければなりませんが、日本の政治家や経済界には
そのような気概はない。日本の学者達は日本の本当の実力を評価しようとは
せず、自虐的になり日本を貶しアメリカを世界にスーパーパワーと称賛する。
今までならそれでも良かったのですがアメリカは明らかに衰退期に入っている。
規模から言えばEUのユーロがドルに代わる基軸通貨になる可能性があり
ますが、通貨の後ろ盾になる経済力の強さと質的な面では円が基軸通貨に
なる資格をもっているのではないかと思う。日本は80年代から円高に耐えて
きましたが、それが円を世界一強い通貨にしてきた。ドルはいくら安くなっても
アメリカの産業は復活せず金融だけで稼ぐようになった。しかし金融は今度
のような金融パニックが起きれば壊滅的打撃を被る。
中国も元も注目されていますが、中国は世界の工場と言われても資本と
技術は外資に頼った世界の下請工場に過ぎない。元が切り上げられれば
中国の輸出産業は壊滅的打撃を被る。ユーロもユーロ高にどれだけ耐える
ことが出来るだろうか? 円ほどは強くは無いと思える。それに対して日本
は素材や部品などで円がいくら高くなろうと耐えるだけの力をつけてきた。
日本こそ世界のスーパーパワー国家として世界をリードすべき国家なの
ですが、現在のアメリカが担っている役割をするとしたら安倍総理にしても
福井日銀総裁にしても明らかに力量不足で、日本にはそれを支えるシンク
タンクも無い。中央官庁にも壮大な世界戦略を考える頭脳の持ち主はいない。