07/04/19 20:37:58 ZUzBuNVU
○ 日本で若者の賃金格差に懸念・国連が報告
国連は18日、高齢化が進む日本で若年層に賃金格差が広がっていることなど
を懸念する 「2007年アジア太平洋経済社会報告」を発表した。
報告は所得分配の偏りを示す「ジニ係数」が、日本で他の先進国平均よりも
高くなったとした経済協力開発機構(OECD)の分析などを重視。
高齢化の影響でジニ係数がかさ上げされたとする日本政府の反論も踏まえた
上で、若年層の賃金格差を問題にしている。
「ここ5年で倍増した非正規雇用の賃金は正社員よりも4割低く、社会保障の
恩恵も限られる」と指摘。 年金を受けられない高齢者や失業保険・生活保護
に依存する低所得者の増大を招きかねないと警鐘を鳴らしている。
アジア諸国は今後日本の後を追う形で高齢化を迎える。
報告は「日本の挑戦はこれから高齢化、社会保障費の増大、景気後退に伴う
財政赤字や失業給付の拡大といった現象に直面する国々へのシグナルになり
うる」との見方を示した。 (ジュネーブ=市村孝二巳)(07:01)