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石原銀行の呆れた“隠蔽”会見
●「質問されないから出さなかった」
あれだけ世間を騒がせたのに、まだこの銀行は都民不在の“密室”経営を続けようとしているのか。
石原慎太郎都知事は、経営危機に陥った新銀行東京について、
「情報があがってこなかった」「前経営陣の独断専行」と糾弾し、「大株主の責任として公式の監視機関をつくらなければ」と言っていた。
今年3月に400億円の追加出資が決まったのも、「監視のための専門機関を設置する」という条件があったはず。
そういった背景があってかどうか、新銀行は2日行われた決算発表会見で「経営監視委員会」の立ち上げを発表した。
ところが、メンバーなど詳しいことには触れずじまい。
会見終了後、記者のひとりが新銀行の津島隆一代表に「メンバーは決まったんですか?」と尋ねると、ナント、津島氏はこう答えたのだ。
「質問されないから出さなかった」
実は、委員会設立は4月中に決定し、5月には人選も行われ、メンバーも決定していたのだ。
結局、津島氏は、持っていたメモ書きの残るメンバーリストを出したものの、本来なら最初に自ら公表するのが筋だろう。
「聞かれないから答えない、って、都庁出身のトップらしい役人発言」(地銀関係者)という声が出るのも当然だ。
経営監視委員会のメンバーは、旧UFJ銀の業務監視委員会委員を務めた弁護士(58)、
旧青山監査法人の総括代表を務めた公認会計士(73)、旧大和銀行の元常務執行役(61)の3人。
「相変わらずの肩書頼み」(金融ジャーナリスト)と揶揄(やゆ)する声も聞こえる。
新銀行は、08年3月期決算で、累積損失が1016億円に達した。
今月30日の株主総会で1000億円程度の減資を決める方針で、最初に出資した税金のほとんどが消える。<後略>
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