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さて日本において、マスコミ、政界、アカデミズムなどにいる「親中派」と呼ばれる人
は、実際は、「親中国共産党独裁政権派」である。かれらは、ここにあるような「暴虐な怪
物」に対してすりより、その宣伝政策、対外政策のいうままに動くことをもって「中国と
親しくすること」としている。チベットだけで百万以上の普通の人間を殺した独裁政権を
支持するのである。まことに冗談ではない。
私は、この石平氏と、あるサロンでお会いした。そのとき「中国人民にとって実際の最
悪の敵は、中国共産党独裁システムではありませんか」とお尋ねした。氏は、まったくそ
のとおりだ、といわれた。毛沢東以降の共産党政権がどのくらい中国の無辜の民衆を殺戮
したか、日本を代表するジャーナリズムを任ずる「朝日」は知っているだろうか。それと
も、中国人が中国人を殺すのは勝手だと考えているのか。現在イギリスのBBCは、拷問
によって自白した人に直ちに死刑判決を下し、死刑になる前に移植用の臓器を取り出す、
という恐るべき行為を報道している。これが本当のジャーナリズムなのである。中国政府
の宣伝機関に成り下がること、これがジャーナリズムなのではない。
本当に中国の人たち、あるいは、チベットやウイグルなどの周辺地域の人たちの幸福を
考えるのであれば、今の中国共産党独裁政権が解体するのを願うのがあたりまえである。
独裁政権を支持する今の「親中派」よりも、昔、孫文らを支援した日本人たちはどれほど
本物の「親中派」だったろうか。彼らは真に中国の人々の幸福を考えていた。残念ながら
彼らは、さまざまな勢力に裏切られ、いまや「侵略の片棒を担いだ」などという汚名を着
せられてはいるが。
この「暴虐な怪物」の言うままに、われらが父祖である死んだ兵士たちがまつられている
ところにおまいりするのは、悪いことだと叫ぶ、信じがたい人々が今のこの日本にいると
いうこと、このことこそ倒錯もきわまった事態といわなければならない。