07/10/26 19:41:18 XF97Pw7p
統一教会の真剣に読んではいないが流し読みした結果、やはり正統派キリスト教とは思えないのだが、
信者は何を元に信用するのだろうか?
「正統」の基準の載せておく。
キリスト教史上「正統」が教会法的に(この「教会法」は、四世紀末テオドシウス帝によってキリスト教がローマ帝国の国教とされた後は、
「国法」と部分的に重なる)確立するのは、五世紀に入っていわゆる「カルケドン信条」が採択(451年)された時点以後のことである。
カルケドン信条は、狭義の「キリスト論」に関わる教義で、キリストにおける両性(神性と人性)を同時に承認し、
その際、両性の区別が「融合によって失われず、各性固有の性質が一つの人格と一つの位格に併存する」ことを認め、
他方においてマリアを「神の生母」と告白するものである。これ以後、カルケドン信条と共に、すでに採択されていた「二カイア・コンスタンチノポリス信条
(381年。これは、父・子・聖霊を「同 質(ホモシーウオス)」と告白する、いわゆる「三位一体論」)が正統の基準とされ、これに反する告白を掲げる教会を「異端」として排除した。
例えば、キリストの人性を強調し、その神性を危くすると正統の側から判定されたシリアのネストリウス派、逆に人性を神性に統合して「単性」を主張すると判定された
エジプトのいわゆるコプト教会は、いずれも「異端」として排斥されることになる(ただし、ネストリウス派、コプト教会共にこの判定には異議を唱えている)。