07/02/25 11:30:13 AHKgWh2y
116号事件の捜査当局が作成した資料に「教科書問題」の一項がある。
元首相の中曽根への赤報隊の脅迫状には、「靖国参拝や
教科書問題で日本民族を裏切った」とあった。捜査当局は教科書問題が一連の事件の発端になった可能性もあるとみ
て、右翼団体などの捜査を続けている。
八二年の高校社会科教科書の検定で、中国大陸への
「侵略」が「進出」に書き換えられたとのマスコミ報道が発端になり、中国、韓国との外交問題になった。
憲法改正を主張する学識経験者らの団体「日本を守る国民会議」は反発を強め、
高校用の日本史教科書『新編日本史』の作成にかかった。八五年に検定を申請したが、
「天皇の記述が多い」などの疑義が出て、数百か所に修正・改善意見がついた。
この事実を最初に伝えたのは、「復古調の日本史教科書 高校用作成めざす」
という朝日新聞の記事だった。
八七年五月の阪神支局襲撃事件の直後、右翼団体の
機関誌に「靖国・教科書問題で内政干渉の水先案内を買って出た朝日新聞社」という記事が出た。
「朝日は襲撃さるべきして襲撃された」とある。
執筆者の森田忠明は「日本の教科書が外国にとやかく言われる筋合いはない。国家をおとしめるやつは我慢ならん」と今も言う。