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【金融/不動産】米金融危機が2巡目に、外資の日本拠点リストラも加速--高級ホテルやオフィス需要にも影響 [07/23]
◎ソース URLリンク(business.nikkeibp.co.jp)
今年4月。米国系の証券会社で不動産の証券化関連の部署に所属していたAさん(31歳)は朝、
いつものようにデスクに座り、パソコンを起動させようとした。ところが、何度暗証番号を
打ち込んでも、システムに入れない。不審に思いシステム担当者に電話すると、要領を得ない
説明を繰り返された。やがて、上司に別室に呼び出された。
「その時やっと、リストラだと気づいた。システムの人たちは前の晩から知っていたんだろう」
昨年夏にサブプライムローン問題が表面化して1年。米欧の巨大金融機関が多額の評価損失の
計上に苦しむ中、各機関の日本拠点でも人員削減や事業撤退・縮小の動きが急速に広がっている。
■「ボーナス提示金額1円」
Aさんだけではない。「年に1回支給されるボーナスの提示金額が1円だった」「内定をもらって
いたが、入社の数日前に取り消された」「リストラと悟られないよう社外には『体調不良で長期
休暇中』と説明されている」…。人員削減を巡るエピソードは枚挙に暇がない。
(続く)