07/12/14 00:03:04 ekTaj4zn0
>>379のように
ギャンブルに夢中になっている人をはたから見ると、自己中心的で貪欲な人に
映ることがある。
あたかもパチンコがその人の脳を占領して、あらゆる人間的な思慮と分別が
失われてしまったかのようだ。
ギャンブル依存から回復すると、本人自身がかつての自分は信じられないほど
卑しい品格だったと認めることが多い。
こういった人格の劣化がなぜ起こるかについては、ギャンブル行為がもともと
持っている意味を理解することが肝心である。
ギャンブルの快楽は現実を忘れさせてくれるので、現実逃避の手段として
ギャンブルを行うのが一般的だ。
現実逃避をなぜしなければならないかといえば、その人が現実の悩みや
ストレスを克服できないからだと考えられる。
現実の克服に失敗したとき、人は過去の行動形式に戻ることがある。
退行と呼ばれるこの現象は、人間のあらゆる異常行動を理解するうえで
ヒントとなる。
ギャンブルに依存する者は、過去の思考・行動形式に戻ることで、現実から
得ることができない充足を得ようとするのだ。