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「彼女の本心、受け止めて」=曽我さんの立場、気遣う友人-新潟
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)による拉致被害者で、新潟県真野町(佐渡島)に滞在中の曽我ひとみさん(43)は、「自分は佐渡に住みたい」との意思を初めて明かした。
しかし、北朝鮮に残る夫らと相談したい気持ちも募るばかりだ。家族を日本に呼び寄せる政府の方針に身を委ねるしかない立場。同級生や恩師は気遣いを見せた。
「これまで、こちらに住みたいと聞いたことはなかった」。高校時代の同級生上林芳子さん(43)は6日、安倍晋三官房副長官と面談後の曽我さんに、本意を聞こうと電話した。親友の言葉に、
曽我さんは家族と会うのに場所へのこだわりはなかったという。「彼女の気持ちを重く受け止め、(政府は)一日も早く家族と会わせてあげて」。上林さんはそう話した。 (時事通信)
[11月7日7時3分更新]