08/06/01 22:09:48
権力を握ると本性を現す共産主義者。
【ニューデリー=永田和男】
ネパール共産党毛沢東主義派のプラチャンダ議長が5月31日、
「我々は選挙で国民の支持を得て最大政党となったのだから、
今後、メディアの批判は許さない」
と発言、言論界の猛反発を招いた。
議長はカトマンズでの集会で大手新聞社を名指しし、
「(同社の)記者諸君は(4月の)制憲議会選前に絶え間ない毛派批判をよくやってくれた」
と皮肉り、今後も批判を続けるなら「重大な結果」を招くと警告。
毛派批判をするなら、他のすべての新聞社にも「同様の結果が待っている」と述べた。
議長発言にネパール記者連盟は
「組閣準備を進める最大政党党首が報道の自由に反する発言をしたもので、看過できない」
との声明を発表した。
毛派は議会で単独過半数は得られず、
旧最大与党のネパール会議派などと連立協議の最中。
議長が批判を受け止めない「独裁者体質」(会議派幹部)をのぞかせたことで、
会議派など各党に元々ある連立参加への抵抗感が強まり、
政権発足が遅れる可能性も出てきた。
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