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共産党は改選の5議席に届かず、退潮傾向に歯止めを掛けることはできなかった。特に選挙区は東京の1議席を守れずに全敗、非改選も含め選挙区選出議員はゼロになった。
2000年の志位和夫委員長就任後、今回を含め衆院選2回参院選3回で議席が減り続けており、党の抜本的な立て直しが急務となりそうだ。
志位氏は29日夜、党本部での記者会見で「残念でならない。次の機会に改革の党として躍進したい」と語った。市田忠義書記局長も「自公政権を追い詰める役割を果たしたが、それが党の議席に結び付いていない。
国民の怒りが民主党に流れた」と述べた。同党は、衆院でも選挙区選出議員はおらず、党勢衰退への幹部のショックは大きい。
選挙戦では年金や格差問題、憲法改正などを取り上げ、「自公政権への国民の怒りが沸騰している」(志位氏)と安倍政権批判を展開。憲法改正阻止などで独自性発揮を狙ったが、「自・民」対決の前に、安倍政権の批判票の受け皿にはなれなかった。
選挙期間中の18日には、戦後約40年間にわたり党を主導した宮本顕治元議長が死去。志位氏は「後を引き継ぐ者がしっかりこの事業を受け継ぎ、直面する選挙で立派な結果を出す」と誓ったが、党員の高齢化が進む中で力が及ばなかった。
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