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戦後50年とうとう共産党は政権を取れなかった。なぜか? それは外国にはない
日本特有の事情があったからだ。その事情とは【世間体】である。戦後10年ごろ
ある青年が共産主義に興味を持ち赤旗をとろうとしたとする。そうすると母親から
こう言われる。
母親『まあ赤旗ですって変なもの取らないでよご近所に知れたらなんていわれるか』
息子『かあさん、共産主義は正しいんだなぜなら』(ここで話をさえぎられる)
母親『ちょっとやめてよご近所に聞かれるでしょ世間体ってものを考えなさい』
息子『話を聞いてよ赤旗にはこれからの政治』(また話をさえぎられおばあちゃん登場)
祖母『まあ卓也なんてことを言うの田舎の本家からなんて言われるか』
息子『・・・・・もおいいよ』
それでは何で母親や祖母は共産党を辞めさせようとするのか? それは共産党が世
間様をさわがせるからだ。『資本家を倒せ』『米帝妥当』『革命』いずれも世間様
をお騒がせする。それが『何ごともおだやかに話し合って』『譲り合って』『まー
るくおさめましょう』と言うきわめて日本的な・・・と言うか日本にしかない道徳
に違反するからだ。共産党は自民党に負けたのでもアメリカに負けたのでもない
世間様に負けたのだ。